まだ大きくなる途中なんだ<ソラモリさんとわたし>
「うわっ、夏休みが終わってしまったよー!!!」
と自分の言葉ように書いていますが、近所に住む中学生女子たちがスーパーの前で大声で叫んでいた言葉です。
私が住んでいる地域ではひと足早く(?!)8月25日から2学期が始まり、楽しい夏休みはいつの間にか過ぎ去ってしまったようです。
9月前に夏休みが終わるとは、ちょっと悲しいですね。
その夏休み中の出来事を書いた本がスーッと心の爽やかな風を残していったのでご紹介します。
ソラモリさんとわたし 著者:はんだ浩恵さん フレーベル館
「じぶんの中にある言葉が、外に出たがっている」小学6年の美話ちゃんと、日々仕事で言葉を生み出しているソラモリさんの出会いから始まり、2人は「食べすぎないで食べろ」のベロ部を作ります。
このベロ部の活動から言葉への興味が広がり、夏休みの宿題である自由研究へとつながっていくのですが。。。
「夏休みの自由研究ってなにするの?」と思いきや、映画で観た感動からあることを見出して挑戦する美話ちゃん。
新発想のアイディアにこちらもワクワクします!
そして、夏休みにいとこたちと過ごす数日間や父親との食事から
言葉と向き合い、美話ちゃんは一皮むけていきますがそこにはソラモリさんはいなく、メッセージを受け取ります。
ソラモリさんの考え方と経験は、著者である映画のキャッチコピーを多く手掛けている<はんだ浩恵さん>ご自身そのものかな、と思いました。
児童文学でありますが、それをひとくくりしてはもったいない!
言葉を大事にすべき大人たちこそ読んで、
新しい新学期(新しい日)を感じてもらいたいです。🏳🌈
書き続ける楽しみを感じています、その想いが伝われば嬉しいです~