”おやつの人”はすべてを知っている!<3分で読める!ティータイムに読むおやつの物語>
「このミステリーがすごい!」編集部編を時々読みますが、今回はミステリーというより、「おやつの物語」というタイトルの故、ほっこりするような作品が多かったです。
おやつと聞いて思い浮かべるのは人によって異なると思いますが、本書でも、やきいも、カステラ、スコーン、ポテトチップス、ショートケーキと、おいしそうな言葉が勢揃いでした。
新川帆立さんの作品は、ミステリー&コメディータッチ。
辻堂ゆめさんの作品は、お母さんが何か隠していると三人兄弟が探りますが、このオチがおもしろい!
一色さゆりさんの作品は、入社半年の男性がミーティング室での女性課長との会話でコーヒーとのマリアージュを語っているうちに、気持ちの変化が芽生えます。
その中でも、特におかしに絡めて人間関係を表したのが
林由美子さんの「祝日菜」です。🏳🌈🌺
コンビニでバイトしている私にいつもおやつを差し入れしてくれる人。
ある日、「一番好きなおやつは?」と聞かれても詳しくは話せない。
その理由とは。。。
しかし、相手は事情を理解した上での真剣な想いだった。
「おやつの人」というタイトルも候補にあったかもしれませんが、
このタイトルが断然いい!
わずか8ページの文章中の「おやつの人」にあなたも恋をするかもしれません?!😉
書き続ける楽しみを感じています、その想いが伝われば嬉しいです~