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謎、笑い、切なくて、とっても不思議!!!<その本は>

「その本は」 著者:又吉直樹さん、ヨシタケシンスケさん

まず、ポプラ社の担当編集者さんにこの本を世に出してくれたことに御礼を伝えたいです!
本を読み終わた私自身が、ますます本を好きになりました。😇

表紙やタイトルからもどんな本かと想像力が膨らみますが、
冒頭のプロローグでは絵本が始まったように惹きつけられ、
次に2人の人物が本の話を語り始め、さらにエピローグでは笑いを誘うという構成に興奮します。

ヨシタケシンスケさんの絵と手書き文字がふんだんに掲載されているのも嬉しいし、又吉さんの驚きの発想と、ふと感じる切なさにホロリとする場面も。

本に対する想いがあるからこそ、本を俯瞰して見て、思い出を振り返って、こうなったらいいなとイメージを描いたのではないかと思いました。

本書では、本はその時に読むこと、理解することの重要性があると感じた一節があるので紹介します。

その本は、ボンヤリしていた。
輪郭も文字もボンヤリしていて、読むことができない。
長い間、謎の本とされてきたが、ある偶然から意外なことがわかった。
子どもには、読めるらしいのだ。
小さい子であればあるほど、何かが読めているらしいことがわかった。

本書より

子どもの時にしか得られないものがある。
その感性を私たち大人が引き出していきたいなぁ😸💕


ポプラ社


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