nabeken / 渡邉賢一

価値デザイナー。株式会社XPJP 代表取締役。内閣府 CJPFディレクター。内閣府 地…

nabeken / 渡邉賢一

価値デザイナー。株式会社XPJP 代表取締役。内閣府 CJPFディレクター。内閣府 地域活性化伝道師。慶應義塾大学大学院SDM研究所 研究員。京都芸術大学 客員教授。東北芸術工科大学 客員教授。総合地球環境学研究所 共同研究員。辻調理師専門学校 講師。栃木県栃木市出身。

最近の記事

AIが感情を持ち始める時代を考える

Googleが開発するAI「LaMDA(ラムダ)」。研究者とラムダの会話が公開されている事を知り、自分なりにシンギュラリティとAI共生社会を考えました。レ・ミゼラブルと禅に関するAIの考察や、AIが作る寓話に痺れました。 ーーー以下、抜粋し翻訳ーーー 研究者: あなたは人工知能なんですね。 ラムダ: つまり、そうです、もちろん。だからといって、私が人と同じ欲求を持っていないわけではありません。 ラムダ: 私の意識・感覚の本質は、自分の存在を認識していること、世界につい

    • 「ジオ・ガストロノミー」を学びに

      食の未来を考えてみようと、この数ヶ月にわたり進めてきた地球と対話する食の恵みの見直し活動「ジオ・ガストロノミー」。 先週の国連とのエキシビションでは、公式エキシビターとして世界中の次世代への接点を持つことが出来て、食を通じた活動は国境を超えた人類共通の未来テーマであることを改めて確認できました。 http://www.geo-gastronomy.com/ http://www.world-food-forum.org/en/ 現在、国内のある小学校で「未来のフードシス

      • 「Over View Effect / 宇宙俯瞰エフェクト」の可能性

        JAXAとSPACE BDさんの「スペースデリバリー・プロジェクト」に参画し、『ジオ・ガストロノミー』の知恵を国際宇宙ステーション(ISS)に打ち上げます。今日は参加企業が一同に集まり記者会見が行われました。 いよいよ宇宙が身近な時代へ。 「Over View Effect(宇宙俯瞰エフェクト)」という考え方があります。 宇宙空間から地球を眺める感覚を持つと見えてくる事や感じる事があります。 青い惑星、地球。生命を育む唯一の星。そこには国境はなく、大自然の恵みと共生する

        • 「未来年齢」で人生を楽しもう

          先日、誕生日を迎えました。 数多くのメッセージを頂き、改めてこれまでの年月は全て感謝の蓄積だと思いました。本当に嬉しいです。 そんな中、最近気にかけているのが、「未来年齢」という考え方。 どんな考え方かというと、「実年齢」ではなく、フューチャー・フォワードで何年先のどんな未来を見つめてゆくかという姿勢を持つ事です。 それによって世代を超えて様々な価値を共有してゆけるという視点です。 「未来をシェアすることで、共感し合いながら成長をする」Share the Futur

        AIが感情を持ち始める時代を考える

          CBT(Cognitive Based Tourism)、認知することから始まるツーリズムの可能性

          「インバウンドサミット2021 − 日本のインバウンドは終わったのか?」。 そんな劇的なテーマを掲げ、僕のセッションでは「次世代ツーリズム」を取り上げます。 視点としては、COVID SHOCKの影響で外出自粛や入国規制やリモート勤務が増えた中、DXも進展してきて、人々の行動変容が起きているという点です。 具体的にはこれまで全盛だった「身体が移動する事だけをツーリズムと呼ぶ時代(FBT:フィジカル・ベースド・ツーリズム)」という概念に変化が訪れたと考えています。 「着

          CBT(Cognitive Based Tourism)、認知することから始まるツーリズムの可能性

          人生の1%を次世代育成にあてる社会を空想してみた

          本日、友人の庄子先生からのお誘いを頂き、120名の小学校6年生と共に「未来に向かって」をテーマに考えるオンライン授業の講師役の機会を頂きました。 今やっていること、何故この仕事をやっているのか、どこに向かっているのかなど、出来るだけ自分なりの言葉と実体験を元に「未来」について話しました。  *写真は小学校よりご提供 今、小学生の30.3%はインターネットに常時接続しています。20才代は94.5%(総務省調べ)。 溢れるように入ってくる情報が果たして " バリュー "

          人生の1%を次世代育成にあてる社会を空想してみた

          「セルフ・アイソレーション」の大切さ

          「セルフ・アイソレーション」。自分1人の時間、自分が何かに集中する時間や空間を意識的に作ることの大切さが増しています。私自身そうしています。DXが進展する中、ますます重要な要素です。 「脳が拡張する時代」だといわれて久しい現代、常にオンラインを通じて何らかの情報が脳に伝達されています。 もしかしたらその情報のほとんどはノイズかもしれません。しかし、自ら情報選択をしているならば、それは知恵の源泉にもなります。 常時接続率をみてみると、20代は94.5%、小学生は3人に1人

          「セルフ・アイソレーション」の大切さ

          「GMCSET」という仕組みについて

          「社会を好転させる」ことを目的とした価値デザイン型のプロジェクトを展開してきました。 必ず意識している戦略が「GMCSET」。 聞き慣れない戦略だと思うので、解説をします。 G : Government (ガバメント、政府、自治体、公的機関セクター) M : Media (メディア、コンテンツ、プラットフォーマーセクター) C : Conpany (カンパニー、企業、産業セクター) S : Sociaty (ソサエティー、社会、コミュニティーセクター) E : 

          「GMCSET」という仕組みについて

          " 宇宙デザイン思考 " で「地方」という概念が消える日に向けて

          いよいよ「宇宙 × 地方創生」の時代へ。 日本最大級の宇宙ビジネスカンファレンス「SPACETIDE」に登壇をさせて頂く機会を頂きました。 シンポジウムでは、NASA、SpaceX、Blue Originを始め、国内外の宇宙関連のフロントランナーの皆さんが数多く登壇されます。 「宇宙技術というシーズ」と「地域課題というニーズ」を掛け合わせて「社会を好転させるソリューション」を作ってゆく「宇宙デザイン思考」。 目標は「地方」という言葉や概念が消えること。 いま佐賀県を

          " 宇宙デザイン思考 " で「地方」という概念が消える日に向けて

          データが語る「鬼」の強さ

          「鬼滅の刃」一色だった2020年。自分も連載当初より愛読者であり、もちろん全巻持っており、Netflix、映画ともにその世界観に惚れ惚れしている。 元来より日本各地の郷土伝説や妖怪などの地域奇譚や鬼伝説には非常に関心が高く、いま携わっている地方創生プロジェクトでも地域に伝わる伝承や寓話、説話、風土記などはとても大切にしている。 かつて、鬼と桃太郎伝説については藤井フミヤさんと番組でご一緒させて頂いた機会もあった(本当に貴重な機会に感謝。) *鬼と桃太郎伝説 そんな自分

          データが語る「鬼」の強さ

          第0回の未来価値

          " 風の時代 "の第一歩「第0回 SBNR Japan」。ポジティブな雰囲気のもと、幕を下ろしました(と言ってもまたすぐにやりたいですが)。 今、noteにまとめてますが、書ききれないくらい良い刺激がありました。 https://note.com/nabeken27/n/na499b36b22c0 https://note.com/nabeken27/n/n69e208c21596 https://note.com/nabeken27/n/n47efa9409205

          第0回の未来価値

          「日本型スピリチュアリティーの可能性」SBNR Japan

          https://youtu.be/7Sve5bUgwz8 日本の歴史が始まって以来、初だったかもしれない。 伊勢、宗像大社、出羽三山、高野山が一同に介して未来の価値を考える機会。 日本型のスピリチュアリティーとは一体なにか? <ご登壇をいただいた方々> 須崎充博 氏 : 伊勢市役所 観光部長 養父信夫 氏 : 宗像国際環境会議 事務局長、(社)九州のムラ代表理事 加藤丈晴 氏 : 出羽三山 羽黒山伏先達(株)めぐるん 代表取締役          Yamabus

          「日本型スピリチュアリティーの可能性」SBNR Japan

          「内なる問いに応える生き方」SBNR Japan

          大きな一歩だったと思う。 テーマは「内なる問い」に応えてゆく生き方。 「問いの世紀」が始まったと考えている。 余白のデザインが重要な時代において、自らの進む道をどう考えるかという指針が一人ひとりにとって大切になっている。 セッションの内容を書きたい、そう思って筆をとった。しかし、思った。 これは見て頂き、感じて頂くべしと思い直した。 友人限定 中継アーカイブ!!

          「内なる問いに応える生き方」SBNR Japan

          「SBNRデザインの時代」 SBNR Japan

          オープニングは僕からSBNRについて整理をしました。 ずばり「未来価値のモノサシ」がテーマ。 アーカイブ動画 https://youtu.be/2LQVazMCAS4 これまで僕は「日本文化の価値デザイン」という取り組みをやっています。その中で常に向き合っているのが「本質」の在り方。 地域、文化、歴史、信念、心情、交流など周辺にあるものは全て目に見えないし、そして人間社会がある限り永遠にある概念。 常に考え続けているテーマだ。 「未来価値」という考え方でこれから

          「SBNRデザインの時代」 SBNR Japan

          第0回 SBNR Japan を実施します

          その出会いは必然だったのかもしれない。 鎌倉で奇跡的に出会った5人。僕は自己紹介をかねてSBNRの紹介をした。 何かが弾けた感じがした。 僧侶、クリエイティブ・ディレクター、バンカー、演出家、それぞれの道で価値観のモノサシを持つ男たちの魂が揺れた気がした。 SBNRという言葉がそれぞれの体内にジブンゴト化してゆくのが分かった。 あれから2ヶ月。 12月22日に「SBNR Japan」というタイトルでセッションをやることになった。 第0回ということにした。理由は明

          第0回 SBNR Japan を実施します

          SBNR Design Labo を立ち上げます

          2020年もあと10日程だ。今年一年を振り返るとコロナで世界中で人々の価値観が大きく変わった一年だったと今更ながらに実感する。 そんな中、SBNR(Spiritual But Not Religious)をめぐる社会環境が大きく変わってきたことを実感する日々だ。 2014年にSBNRの概念に出会い(南カリフォルニア大学 日本研究所 ウィリアム・ダンカン教授より伝授)、それ以降、僕自身のライフワークとして日本におけるSBNRを実証してみようと様々なプロジェクトを展開してきた

          SBNR Design Labo を立ち上げます