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「Over View Effect / 宇宙俯瞰エフェクト」の可能性

JAXAとSPACE BDさんの「スペースデリバリー・プロジェクト」に参画し、『ジオ・ガストロノミー』の知恵を国際宇宙ステーション(ISS)に打ち上げます。今日は参加企業が一同に集まり記者会見が行われました。

いよいよ宇宙が身近な時代へ。

「Over View Effect(宇宙俯瞰エフェクト)」という考え方があります。
宇宙空間から地球を眺める感覚を持つと見えてくる事や感じる事があります。

青い惑星、地球。生命を育む唯一の星。そこには国境はなく、大自然の恵みと共生する動植物、そして人類。

地球環境のこと、国際協調のこと、次世代育成のこと、科学やSBNRのこと、政治や経済のこと。

OVE視点で社会課題を解決してゆく思考は、まさに新しい学び要素だと思います。
目的は「気づき」づくりです。

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宇宙が身近になったとはいえ、誰もが宇宙に行ける訳ではありませんし、衛星を活用して観測するには高額な予算がかかります。しかし、宇宙から地球を眺める感覚をシェアする事によって、俯瞰して地球や社会の課題を考えたり、人類の未来について考えたり、新しい視点で発想を得たりすることは誰もが出来ます。つまり「宇宙」を身近に着想すること自体をエンパワーメント出来ないかと思いました。

最初に選んだテーマは「食」。

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俯瞰して地球を観察する事で見えてくる地形や雲や海流、雨、森、川などの自然環境と、街や村や都市などの人間社会の営み。


オーバービューするからこそ全体を捉える機会が創出され、自然と人間、そして動植物の生態系がビジュアリーに理解できると思います。


今回はこうした「気づき」のトリガーになればと考え、料理人や専門家の方々と共にGeo Gastronomyの知恵をアーカイブしQRコード化して国際宇宙ステーションの船外に掲出します。

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実際にQRコードを宇宙や地上から撮影ができるものではないですが、地上でこうしてシェアされ、読み込んで頂く事によって「自然共生型のフード・エコシステムの見直し」への気づきの機会を国境を超えて共有し、様々な世代の知恵を共創したいと考えました。

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まだ始めたばかりですが、こうした活動を通じて、学びや環境教育に貢献してみたいと考えています。

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Geo Gastronomy
http://www.geo-gastronomy.com

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SPACE BD 発表資料
https://space-bd.com/news/20210825.php

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4つのアクションをしています。

1. ラーニング : 次世代と共に学ぶ
  → 小学生とプロジェクト型の学びプログラムを実施中

2. フォーラム : 共創する
→ 国連ワールドフードフォーラムと連携し世界の食ステークホルダーに価値共有

3. 知恵のシェア: 知恵を紡ぐ
  → 料理人、地域、神社、仏閣に伝わる料理哲学、技能、こころをシェア

4. ダイアログ : 未来をつくる
  → アイランダーサミット石垣にて世界の有識者とダイアログし知恵を紡ぐ

です。

こうしたアーカイブをQRコードに携え、宇宙に打ち上げ、ISS船外部に半年間貼り付けアピールします。

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まだ始まったばかりですが、地に足をつけながら、ご縁を大切にし、ゆっくりと確実に進めてみたいと思います。

https://www.google.com/.../rd/amp/p/000000022.000050164.htmlhttps://www.google.com/.../rd/amp/p/000000022.000050164.html


ジオ・ガストロノミー プロデューサー 渡邉賢一


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