「SBNRデザインの時代」 SBNR Japan
オープニングは僕からSBNRについて整理をしました。
ずばり「未来価値のモノサシ」がテーマ。
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これまで僕は「日本文化の価値デザイン」という取り組みをやっています。その中で常に向き合っているのが「本質」の在り方。
地域、文化、歴史、信念、心情、交流など周辺にあるものは全て目に見えないし、そして人間社会がある限り永遠にある概念。
常に考え続けているテーマだ。
「未来価値」という考え方でこれからの大切なことを考えた時、絶対に大切なことだと僕が思っていることが「モノサシ」を作ること。
そのモノサシは、心の内にあるものだと思う。つまり「大切にしていること」のことだ。
一人一人の心情や価値観、そういった精神的なモノサシを意識しながら、目に見えない大切なものを推し量ってゆく。
最初に「問い」を考えてみた。
思い切った問いだと思う。
「お賽銭のデジタル化についてどう思う?」という問い。
いろいろな解釈があると思う。
行列や脱蜜を避けられるので賛成な人。
お賽銭がsuicaやpaypayで支払える社会に抵抗感がある人。
そもそも神社や仏閣のデジタル化の意義を考える人。
色々いる。ちなみに僕は慎重派だ。
なぜなら、そこに本質がどこにあるかを考えるべきだと思うからだ。
自分の中に価値観のモノサシを作ると、見えてくるものが明確になる。
その価値観と照らし合わせる。
自分たちはどうしたいのか?
社会はどうあるべきか?
そう考える瞬間こそが大切。
例えば、円周率は直径を書くと求めやすくなるし、道路も中央線をかくと事故が減る。
つまり、ガイドラインを作ると次に進みやすいということだ。
自分にとって何が大切なのか?
それを考える社会が到来していると思う。
SBNRが注目されている。
→ 詳細
SBNRの周辺には4つの分類がある。
SBNR :精神的であり、しかし宗教的ではない
SAR : 精神的であるが宗教的である
NSAR :精神的ではなく、宗教的である
NSBNR:精神的でもなく、宗教的でもない
である。
米国では5人に一人、欧州では3人に一人がSBNR。
その特徴は四つだ。
日本文化との親和性があるといわれている。
そして私たち日本人こそSBNRなのかもしれない。
今日はこの後に以下の展開を予定している。
1日をかけてじっくりと考えてゆきたいと思っている。
SBNR Design Labo
渡邉賢一
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