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英会話は、熱意>正しさ

現在大学4年生。外国語学部に所属しています。

大学に入ったときは、自分の英語力の無さに呆れました。ネイティブの先生が言ってることが分からず、課題に手をつける以前の問題として、そもそも何が課題か分からない。そんな記憶があります。

とはいえ、外国語学部に所属していながら英語が身につかなかったら何の意味もないと未熟ながら感じていたので、英語の勉強を必死にしました。好きだったので苦ではなかったのですが。

最終的に、日常会話であれば海外の人と話すときも躊躇しなくなりましたし、TOEICの点数も褒めてもらるくらいには取れました。(公開するか迷いましたが、参考までに。825点です。上を見ればまだまだですが、ひとまずの区切りとして、良い点を取れたと思ってる。)

帰国子女でもなければ、英会話スクールへ行ったわけでもない。ただひたすら勉強し、短期留学をした経験から、英語での会話における一番大切なことをお話しできたらと思ってます。

熱意>正しさ

この場合の熱意は、「あなたと話がしたいよ」「話の内容を理解したいよ」と伝えること。

正しさは、発音記号に忠実に発音する、正しい単語や文法を使うこと。

熱意>正しさと考える理由

ここは前置きです。できれば読んでいただけるとありがたいのですが、手っ取り早く、熱意とは何ぞや、を知りたい方は見出し「どうすれば熱意を伝えられるの?」へ飛んでください。

英語で会話することに苦手意識を感じる人は少なくないと思うのですが、一つ、イメージしてみてほしいことがあります。

外国の方と日本語で話すとき、「日本語の発音下手だなぁ」「間違った単語使ってるよ」と思うかどうか。そして、馬鹿にするかどうか。

思うに対してはYESかもしれませんが、馬鹿にする人は少ないのでは。それはきっと、拙いながらも一生懸命伝えようと努力している方に寄り添い、理解しようと努める方が多いからだと思います。

逆もしかりで、英語ネイティブの方が私たちと英語で話すときも、頑張って理解しようとしてくれます。実際、私が海外へ行ったときは、100%と言っても過言ではないくらい、皆が皆、拙い英語を熱心に聞こうとしてくれました。発音や単語にこだわるよりも、全世界の英語話者と会話する力を伸ばすことに注力することが、英会話において最重要事項。

「正しい英語」なんて存在しない

そしてもう一つ、そもそも正しい英語は何かという話です。

英語を母語としている人は全世界の英語話者のうち3分の1程度らしいです。つまりは、大半の人が英語を第2言語として使っており、日本語・フランス語・スペイン語・アラビア語訛りなど、訛りがある方のほうが多いです。さらに言えば英語ネイティブの方の中でもアメリカ英語・イギリス英語・オーストラリア英語などそれぞれ違う発音や言い回しが存在します。

それゆえ「正しい英語を身につけよう」と思っても、正しい英語はないです。個人のニーズ(例えば、イギリスに住むからイギリス英語がその人に取って正しい、ビジネスの場で使うからビジネス英語が正しいなど)はありますが、一般論としての正しい英語はないのでは、というのが私の考えです。

純粋に、英語で会話ができるようになりたいと思う人は、「英語で意思疎通ができる」目的であって、そこを目指していけばいいのです。

どうすれば熱意を伝えられるの?

とにかく話しかけること

私が思うに、ポイントは2つあります。

1つ目は、とにかく話しかけること。会話を始めるための大事なステップです。

内容は何でもいいです。お決まりの "How are you?" や "It's nice day." とか。とりあえず話しかけることが大切だと思います。このとき、日本語訛りだとか気にしなくていいです。もしも馬鹿にされるようなことがあれば器が小さい人だと思えばいいです。

「私・僕、中学レベルの文法すらわからないよ」という人は単語を並べていきましょう。笑顔で "Hungry." といえばお菓子でもくれるかもしれません。ちなみに私は留学中、隣の席の子に、お腹がすいていたわけではなく、コミュニケーションをとるだけのために "I'm hungry." と言ったらチョコバーをもらいました。そこから会話や友情が生まれるものです。まずは話すことが大事。

分からない単語は言い換える

これは会話を続けるためのコツ。

英語で話していると、「この単語、英語でなんて言うんだっけ?」と思うことがあります。そのたびに調べるわけにもいかないし、相手に超能力で察してくれというのも無理な話。

そういう時に言い換えのワザを使います。

例えば、「大統領」という単語が分からないとして、一生懸命考えても、そもそも単語を知らなかったり記憶の片隅にあるので、たいていの場合は永遠に出てこないです。

そういう時は一生懸命思い出すのではなく、「a person, top, country」と説明すれば相手は、「人?トップ?国?」となって「大統領のことか」と理解してくれます。たとえ一発で答えにたどり着かなくても答えには近づきますし、会話の沈黙がなくなるのおすすめです。英語で話す姿勢も評価さますし。ちなみに大統領は英語でpresident。

相当シビアなビジネスの場面や相手が短気な人でない限り、この方法で会話は続けられます。

英語を話せるとすごく楽しい

英語に苦手意識がある方からすると何から手を付けていいかわからないかもしれません。単語帳や文法書を開いても実践で使えないし、かといって知識ないまま英会話に飛び込むのは怖い、と。

ですが英語での会話というのは所詮コミュニケーションであって、スタンスは日本人での会話と変わらないと思います。

日本語でも「自分と話したがってる」「内容を理解してくれる」方とは話が続きますよね。英会話でも同じです。変に身構えず、日本語訛りすら愛嬌だと、むしろ武器にできれば怖いものなしです。あとは地道に上達するのみ。

もし今回の記事を読んで、少しでも英語に挑戦してみようと思っていただいたり、英語への恐怖心が薄れたらとても嬉しいです。


フォトアルバムとひとりごと

イギリス南部のとある街
ロンドン。見切れてる観覧車はロンドン・アイ。
ロンドン自然史博物館
これぞ、ブリティッシュ・パブ
とっても可愛らしい街並み in ライ(Rye)


ひとりごと:海外へ行きたい欲がすごい。自分がマイノリティになって、緊張感とワクワクが最高潮になってアドレナリンが出る感覚がたまりません。




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