菜摘

いろいろと作ったり、書いたりしています。 哲学関係の仕事をしたりしています。 アカデミ…

菜摘

いろいろと作ったり、書いたりしています。 哲学関係の仕事をしたりしています。 アカデミックから遠いところで、心にうつりゆくよしなしごとを書きつくりたいと思います。 只今メキシコ在住です。

最近の記事

メキシコ生活記録㉒ ー2号の誕生日パーティー…メキシカンキッズは気遣い満点

ずいぶんとご無沙汰しておりますが、ひさびさの記録は10月に開催した2号の誕生日会について。 去年の誕生日もメキシコだったんだけど、去年は2号が熱を出し、何もできなかったので、今年こそは! 流れ(備忘録) 前日夜にロールケーキ焼く➡当日学校でお祝い(たい焼き30個)➡我が家に移動してパーティー(昼食、プール、ゲーム、サッカー、ケーキ)➡19:30から順次みんなのお見送り まずは学校でお祝い うちのインターでは、誕生日近くの金曜日に、学校でお祝いしてもらえることになっている。

    • メキシコ生活記録㉑ ーメキシコから日本にどんなお土産を買って帰る?

      これは、前回のメキシコ生活記録⑳のなかで、ひとつのトピックとして書いた記事の拡大版です。 お土産問題、私はけっこう色々悩んだので、もし同じように悩んでる人がいるならと思って、別記事にしました。 なので、⑳からはこのトピックが削除されておりますのであしからず。 さて、「お土産に何を買うか」というトピックは常にアツイ。 日本のお土産文化は、過剰だなと思うときもあるけど、私はお土産を考えたり、買ったりするのが嫌いじゃない。だから、私は数か月前から色々と考え、あれやこれやと買い込ん

      • メキシコ生活記録⑳ ー 初めての一時帰国から戻ってきました

        夢のような日本への一時帰国が終わってしまった。 メキシコもメリダも決して嫌じゃない(むしろ好きだ)けど、1年ぶりに体験した日本の素晴らしさは格別だったな。 そして何より、友達に会えるだけ会った夏だった。それでもスケジュールの都合で会いたかったのに会えなかった友達もいて、改めて自分がいかに恵まれているのかということを再確認した夏でもあった。 楽しかったな…と思い出に浸りつつ、また離れ離れになってしまった愛犬に会いたい気持ちを抑えつつ、時差ボケもなおったので、この夏の思い出を書

        • メキシコ生活記録⑲ ー1年経って思うこと

          2連続で長編エッセイを書いたので、今回はゆるゆるとメキシコ生活記録に戻ります。 というか、メリダに移住してから、早くも1年が経った! めちゃくちゃ早かった気がする! そう、また街中にフランボヤンの咲く季節が巡ってきたのだ。 去年の今頃、私たちは夫の帯同というかたちで、それまで縁もゆかりもなかったメリダに引っ越してきた。 ↓ そのころの記録がこちら ↓ 1年前、着いたばかりの頃は、 ・海外こわい ・異物感すごい の2本立てで暮らしていたらしい。 確かにそうだった。 たった1

        メキシコ生活記録㉒ ー2号の誕生日パーティー…メキシカンキッズは気遣い満点

        • メキシコ生活記録㉑ ーメキシコから日本にどんなお土産を買って帰る?

        • メキシコ生活記録⑳ ー 初めての一時帰国から戻ってきました

        • メキシコ生活記録⑲ ー1年経って思うこと

          私の子育て卒業文集「私は ”母性” を信じない」【#創作大賞2023 #エッセイ部門 応募作品】

          「子育てをするなかでバラバラになった自分のピースを、今もう一度拾い集めているんです」 この言葉を聞いたとき、私も同じだ!と思った。 これは、哲学カフェでご一緒した方の発言で、彼女もうちの子どもたちと同じくらいのお子さんたちを育てている同性代の母親だった。 そう、妊娠出産子育てを通して、私も確かに一度バラバラになった。 だから、親になっていく過程で、私はもう一度、私自身を作り直さなければならなかった。 前回の文集で書いた、私が幼少期の私と和解するまでの話も、私自身を作り直す作業

          私の子育て卒業文集「私は ”母性” を信じない」【#創作大賞2023 #エッセイ部門 応募作品】

          私の子育て卒業文集「育児は育自ではない」 ー私とチビナツの14年ー 【#創作大賞2023 #エッセイ部門 応募作品】

          「子育てってお菓子作りに似てるよね」 これは、第1子の「お世話期」を共に乗り切った戦友(ママ友)の言葉である。 お菓子作りは、料理のように途中で味見して微調整することができないからだ。オーブンを開けてみるまで、これまでの工程が適切だったのかどうか分からない。そう、うまく子育てできたのかどうか、この小さい人が大人になるまで、私たち親には分からないのだ。 こんな暗中模索を続けて早14年になる。第1子(ここでは1号と呼ぶ)が14歳になり、第2子(同様に2号と呼ぶ)が高学年になった節

          私の子育て卒業文集「育児は育自ではない」 ー私とチビナツの14年ー 【#創作大賞2023 #エッセイ部門 応募作品】

          メキシコ生活記録⑱ ーセノーテ・イキルに飛び込んだ話

          私たちには、雨期が始まってしまう前に行っておきたい場所があった。 それは、セノーテ・イキル。 ここメキシコ、ユカタン半島には無数のセノーテがある。セノーテとは、地下水のたまった天然の泉みたいな場所で、大きなものから小さなものまで様々ある。詳しくはググってほしいのだが、恐竜絶滅の原因とも言われている巨大隕石がユカタン半島に落ちた際にできたものらしい。大きな山や川がないのに、この地でマヤ文明が発展できたのは、このセノーテを水源としてのことらしい。だからセノーテはマヤの人たちに崇

          メキシコ生活記録⑱ ーセノーテ・イキルに飛び込んだ話

          メキシコ生活記録⑰ ー床が隆起してきたので修復してもらった話

          3月の終わり、金曜日のお茶会の後、日本人のお友達と晩御飯を食べに行き、今から帰るメールをしようと携帯を開くと、夫から不可解なメッセージが届いていた。 以下は実際のやり取り。 意味が分からない。床って盛り上がるものなのか? ともかく家路を急いだ。 帰宅すると、3人が「気を付けて!」と口ぐちに注意喚起してくるからびっくりした。 どうやら隆起したのはキッチンの床で、2号が食器を洗っている時、足の下から、ゴゴゴゴという音がしてきて突然、盛り上がってきたらしい。地震かと思ってびっくり

          メキシコ生活記録⑰ ー床が隆起してきたので修復してもらった話

          メキシコ生活記録⑯ ー水が買えてうれしいとか

          夜中にも鳥が鳴く、魔界みたっぷりなこの街で暮らしはじめて9か月になる。 こちらの生活にもかなり慣れてきたが、とはいえ最近やっと解決した問題もある。それが「水問題」だ。今日はそのお話。私が水を買えるようになるまでの記録です。 水は買うもの こちらの水道水は飲めない。最貧困層の人たちを除けば、現地の人たちも基本飲まない。水を買うものというのがこちらのスタイルだ。 しかも、水は飲料水として使うだけではない。食材やパスタなどを茹でるときや、野菜を付け置き消毒するときなどにも水道水は

          メキシコ生活記録⑯ ー水が買えてうれしいとか

          メキシコ生活記録⑮ ーオールインクルーシブが最高すぎた話

          今回は、生まれては初めて「休む」ということにお金を出した話をさせていただきます。 完全なる長編絵日記。 ※ 表紙は、プールに入ると必ず逆立ちする1号と2号の図。 4月上旬にある欧米で言うイースター(イエスの復活際)は、メキシコではセナマ・サンタ(聖週間)と呼ばれている。磔刑に処された3日後にイエスが復活したことをお祝いするクリスチャンのお祭り。 伝統にのっとって連日お祝い行事をする人たちもいるけど、私の周りは「セナマ・サンタどこ行くの?」っていう感じで連休扱いしている人も多

          メキシコ生活記録⑮ ーオールインクルーシブが最高すぎた話

          メキシコ生活記録⑭ ー海外で落ち込んだので自己分析した話(帯同家族のメンタルヘルスについても)part.2

          さて、いよいよ自己分析のpart.2です! 前回のpart.1では「何があったのか」という事実確認が主でした。 その上で、落ち込んだとき、静かにかつ安全に、底まで落ちる落ち方をご紹介しました。 なので、今回のpart.2は、いよいよ「浮上=自己分析」のパートに入ります! それでは、part.1の最後に書いた手順を目安に自己分析していきましょう。 去年の10月、私を落ち込ませたのは何だったのか!? 謎解き開始! 手順の目安 【1】私が凹んだ原因は何か?(事実べースで考える)

          メキシコ生活記録⑭ ー海外で落ち込んだので自己分析した話(帯同家族のメンタルヘルスについても)part.2

          メキシコ生活記録⑬ ー海外で落ち込んだので自己分析した話(帯同家族のメンタルヘルスについても)part.1

          信号が4つ並んでいるとか、荷台に人がすし詰めにされているトラックとか、メリダの異世界感にも馴染んできた今日この頃。今回は、そんな私の心の健康管理について、2回にわたって書こうと思う。 私は、知人や友人から「ポジティブ」「強い」みたいな印象を抱かれることが少なくない。この印象は外れてはいないし、私がこうした印象を誰かに抱かれることはもちろん想定内だ。だって、自身がそういう生き方をしようと意識してそう生きているから。つまり、私は「天然」ではなく「人工」。 こう書くと、「ポジティブ

          メキシコ生活記録⑬ ー海外で落ち込んだので自己分析した話(帯同家族のメンタルヘルスについても)part.1

          メキシコ生活記録⑫ ーインタナショナルスクールの教育方針

          ちょうど先週の金曜に「Student Led Conference」があったので、その時に担任と話したうちのインターナショナルスクールの教育方針について、今回は書いていこうと思う。 ちなみに、表紙中央の「Open a BOOK and open your MIND」は、実際に2号の教室に貼られている担任お手製のポスター。私はこれが好き。で、右下は、1号のクラスに貼られているBiology(生物学)のグループで学生たちがまとめた学習ポスター。なかなかのクオリティ。右上は、廊下の

          メキシコ生活記録⑫ ーインタナショナルスクールの教育方針

          メキシコ生活記録⑪ ーお点前させていただいた話

          どうしてこんなことになったのか、ということを書くには、まず去年の12月にまで遡らなければならない。でも、そこから書きはじめると長くなりすぎるので、それはまた別の機会に書こうと思う。なので、今回はあの有名な最強フレーズ「ひょんなことから」を使わせてください。 そう、私はひょんなことからメキシコでお点前をすることになったのです。今回はその第1回目のお話。 お点前できます 実は、わたくし大学時代にお茶とお花を習いに行っておりました。母から習っておきなさいと言われていたので、それな

          メキシコ生活記録⑪ ーお点前させていただいた話

          ただの記録 ー入学式の挨拶をしたときの話

          やっと論文を終わらせたので、やっとnoteを開いている次第です。 私が論文に追われている間に、こっちでも色々とイベントなどがあり、書きたいこともいっぱいあるのですが、今日はひとまずタイトル通りを記事をお送りします。後半は本番の心得みたいになっちゃったので、挨拶文の作成に留まらない内容になったけど、メインでお伝えしたいのは、タイトルの内容となっております。 というのも、去年の今頃、まさに私この問題に直面していたのを思い出したので、同じような境遇にある方の助けになればと思いまして

          ただの記録 ー入学式の挨拶をしたときの話

          メキシコ生活記録⑩ ー運転免許を取得したよ

           ご無沙汰しております。自分のオンライン仕事の準備と論文に追われて過ごしていたらnoteにまで手が回らず…。論文にはまだ追われておりますが、少し目処が立ってきたのでnoteを開いた次第です。書きたいネタはたくさん貯めてるんだけど、まぁ順番にということで、今日は10月初めに運転免許を取った時のお話。  前にも書いたけど、メキシコは州?市?によってシステムが違う。私が住んでるメリダはがっつりテストをする系。筆記と実技の両方に合格する必要がある。しかも、テストを受けるまでにも色々

          メキシコ生活記録⑩ ー運転免許を取得したよ