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メキシコ生活記録㉑ ーメキシコから日本にどんなお土産を買って帰る?

これは、前回のメキシコ生活記録⑳のなかで、ひとつのトピックとして書いた記事の拡大版です。
お土産問題、私はけっこう色々悩んだので、もし同じように悩んでる人がいるならと思って、別記事にしました。
なので、⑳からはこのトピックが削除されておりますのであしからず。

さて、「お土産に何を買うか」というトピックは常にアツイ。
日本のお土産文化は、過剰だなと思うときもあるけど、私はお土産を考えたり、買ったりするのが嫌いじゃない。だから、私は数か月前から色々と考え、あれやこれやと買い込んでいた。
しかも今回は一時帰国なので、日本へ帰るスーツケースはほぼ空だ。これが旅行なら、コンパクトで軽いお土産を探すところだが、今回の私たちには無限のスペースがあるし、飛行機の重量制限だってこわくない。
いろんな制限がないからこそ、住んでいるから分かる/買えるんだなと思ってもらえるようなお土産を選びたかったのだ。
で、その結果、私たちが何を買ったのか、そして日本の友達にどんなお土産が人気だったのか、これから紹介しよう。

私たちが買ったお土産を大きくジャンル分けするとこんな感じ ↓

①世界遺産のような有名な観光スポットやその国にちなんだ物
②住民がリアルに使っている日用品@スーパーマーケット
③住民がリアルに食べているもの
④欲しいものの傾向が分かる人には、その人に特化した物

①世界遺産のような有名な観光スポットやその国にちなんだ物

例えば、チチェン・イツァのピラミット、カラフルな伝統工芸品、メキシコやマヤ文明にちなんだコースターやキーホルダー、メルカドバッグ、テキーラなど。

チェチェン・イツァで買ったお土産たち
ジャガー笛がお気に入り

もちろん、これらのようなお土産はメリダのダウンタウンでも手に入る。でも、同じピラミッドの置物でも、街中のお土産物屋さんで買ったピラミッドと、世界遺産のチェチェン・イツァ現地で買ったピラミッドとでは、何かこうありがたみ?ご利益感?が違うと思わない?
私は違うと思う。
もちろん、遠くて行けないのなら仕方ないが、幸運なことにチェチェン・イツァはうちから車で2時間くらいで行ける。しかも、日曜日はメキシコのIDカードを持っている人なら、入場料が無料になる。これは行くしかない。
ということで、ダウンタウンの土産物屋で買えばいいやんと言う夫を説得し、お土産を買うためだけに2回目のチェチェン・イツァへ行った。考えれば、けっこう贅沢な話だな。
だから、2回目の来訪は、ピラミッドの写真なんか1枚も撮らず、ピラミッドの周りにわんさか出ている出店を回りまくった。
特に、私と息子のお気に入りなジャガーの笛(写真左上の5個並んでいる置物)は絶対、お土産に買いたかった。吹くとジャガーの咆哮のような音がする。ひとつひとつ手作りなので、みんなお顔が違うところも好き。
あとは手のりサイズのミニピラミッドをたくさん。これは、けっこう喜んでもらえた。何より小さいのでかわいいし、置く場所も選ばないので、2号のお友達(男子)にも好評だった気がする。ちなみに、大きいサイズのは、自宅用。
あとは、右下に映っているマヤ暦で誕生日が掘られたブレスレットは甥っ子たちに買ったもの。これも選べばカッコいいデザインのもあるのでおすすめ。

あとは、メルカドバッグ

丈夫でカラフルでかわいい

「メルカド」とはスペイン語で「市場」っていう意味なので、要するにお買い物バックってこと。
ビニールの紐で編まれているので、丈夫だし、水濡れもOK!あと軽い。
カラフルなものも多くてどれも本当にかわいい。それに、地元の人たちもけっこうふつうに使ってるので、the 観光客向けって感じじゃないのもいい。
うちも、海やプールに行くときなどに使ってる。日本だと、空き缶とかリサイクルゴミを入れとくのにもいいかも。
大きさによって値段は違うけど、だいたい300~600ペソくらいかな。
メルカドバッグはオアハカっていう街が有名なんだけど、メリダでも買える。今回は、お義母さんと母にひとつずつ1号と厳選して買って帰った。
なんか一時帰国したときに、いろんな服屋さんでメルカドバックっぽいのが売られてるのを見かけたんだけど、日本でも流行り始めてるのかしら?

②住民がリアルに使っている日用品@スーパーマーケット

次に色々買い込んだのは、ボールペン、歯ブラシ、チープな香水など、いわゆるメキシコ人の日用品だ。
個人的には、日用品ってけっこうおもしろいと思う。すぐに手に入るしね。
職場でも使えるようにと思って、マジでこっちではみんなが使ってるボールペンをお土産にしたら、友達がすごくおもしろがってくれた。
もちろん日本の文房具の方が性能はいいんだけど、私はこっちの素朴なボールペンも好き。
BIGとSharpie(シャーピー)しかないの?っていうくらい、ここのペン業界はこの2つのメーカーに独占されている。
あと、おもしろいのは歯ブラシ

お分かりいただけるだろうか?
嘘みたいにデカイ、メキシコの歯ブラシのデカさが

これが、とにかくデカイ。
ちなみに、キッズ用歯ブラシは日本の大人サイズくらい。だから、キッズサイズを愛用してるメキシカン大人も多いらしい。やっぱデカ過ぎるなって思ってるんじゃん。
で、みんなこれで本当に磨けてるのか不思議で、私も一回買って使ってみた。これがふつうに磨ける。不思議だ。
これをあげた人たちは、みんなびっくりしていたので買った甲斐があった。
あとは、1号がチープな香水を買っていた。
スーパーにワンコーナーがあるほど、チープな香水がたくさん売られている。同級生もよくふりかけているらしい(学校で!)。安いし、ものによってはいい匂いがするので、中学女子へのお土産としてもよいかもしれない

③住民がリアルに食べているもの

これもたくさん買い込んで帰った。
例えば、コーラやタマリンドなどのジュース、タヒン、タキスなどのスナック菓子や駄菓子、塩、ハチミツなどだ。

タキス(激辛スナック)とタヒン(国民的香辛料)

お土産と言えばお菓子が定番だが、どうせならメキシカンが日常的に食べているものを買って帰りたいということで、こちらもほとんどを地元のスーパーで購入した。
タキスを食べさせて「辛いっ!」って言わせたり、タマリンド味の駄菓子を食べさせて何とも言えない顔にしたりと、ほとんどのお菓子や駄菓子は、案の定、話のネタになったねって感じのお土産になったが、タヒン(Tajin)は違った。おいしい!と言ってくれる人が予想以上に続出してびっくり。
タヒンはメキシコならどこにでも売ってる国民的な香辛料で、メキシカンは何にでもかける。みんなマイタヒンを学校に持ってきてるくらい。
酸っぱくて辛いけど、そんなに辛いわけじゃない。メキシカンはフルーツやスナックにもかけるし、ライムと一緒にコップのふちにつけて、大人はテキーラ、子どもはジュースって感じで飲んだりもする。もちろん料理にもかける。何なら、タヒンだけでもなめる。それくらいみんなに愛されている。
ちなみに、私はタヒンをスイカにかけて食べるのが大好き。
そして、タヒンが意外と日本食にも合うのよ。焼きそばにかけて食べたら激旨だった。友達情報によればチーズとの相性も良かったらしい。食欲不振に悩んでいた友達が、タヒンのおかげで食べられるようになってきたと言っていて、うれしかった。
好評だった友達には、大きいサイズのを今度買って帰るね。
ちなみに、タヒンはカルディでもときどき売ってるらしいので、気になった方は要チェックしてみてください。

それから、メキシコのコーラもけっこう喜んでもらえた!
日本のコーラとは使ってる砂糖が違うそうで、同じコカ・コーラ社製でも、メキシコ工場のコーラは味が違うのです。メキシコのコーラの方が甘味がすっきりしてておいしい気がする!
日本行きのほぼ空のスーツケースに、皆さんぜひコーラを!
それと、お塩もけっこうよかった気がする。メリダ産の海塩はけっこうおいしい。一体何を買って帰れば…って悩む人でも、お塩は多くの人が使うだろうし、なかなかいいお土産だと思う。

④欲しいものの傾向が分かる人には、その人に特化した物

最後に、喜んでもらえる物を知っている人や、リクエストがあった人に特化したお土産を紹介。例えば、メキシコの毛糸、ビーズ、塗り絵など。

日本では見かけなさそうな蛍光色の毛糸

手芸店なんて住んでないと行かないし、ここがけっこうおもしろい。編みぐるみ作家の友達には、日本にはないような色味の毛糸を買って帰った。
他にも、リボンがビーズなど、珍しい色味や形のものがたくさんあるので、また買って帰ろう。
あとは子供向けの塗り絵とか、何とも言えない絵があったりしておもしろい。

最後に
で、結局何が人気だったかというとタヒンでした!
これはけっこう意外な結果!
うちは私意外あまり食べないので、びっくりした。
お世話になってる先生が、お土産を包んでたメキシコの新聞紙に一番興味津々だったのを見て、新聞や雑誌を買って帰るのもアリだったかなと思ったりした。
一時帰国のスーツケースはガラ空きなので、少しでも素敵でおもしろいお土産で埋められるよう、今度とも要チェックして参ります。
この情報が、悩める一時帰国の方々のお土産問題に少しでも貢献できたらうれしいです。
あと、こんなお土産も喜んでもらえたよって情報があれば、是非とも教えてください!
(もちろん帰りのスーツケ-スは日本の食材やグッズでぱんぱんでした)

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