アサーション入門|HSPの外界と内界の険しい道

人に対して自分の正直な気持ちを話すことに抵抗がない
いつでも能動的に行動できる
たくさんの人がいる場所でも自分の意見が言える
あまり得意なタイプではない人とも自然に話せる
自分を否定されてもネガティブにならず、人の意見を受け入れられる

https://www.kaonavi.jp/dictionary/assertion/

アサーションできてる人の項目を洗い出して気づくのは、文字通りできていると言うこと。でも、問題は頑張ってそうしてるということ。

「人に対して自分の正直な気持ちを話すことに抵抗がない」
この答えに対してはそんなことできる人は始めからいないのでは?というのがHSPの私の感想。なので、自分の「意見」を言うようにしている。
「(まわりはどうかはさておき)私はこう思うよ」

が、社会の仕組みや制度に関してはどうしたって「こうあるべき」が出てくる。特にフリーランスとして働き始め、仕事に対してサラリーマンよりメンタル強めになると「専門家」としての「正しさ」やそこからの専門的アドバイスを求められるから、個人と仕事がごっちゃにならないように心がけている。だから、上記のような質問は「お茶汲み派遣」などの時に重要だったなと思う(言い方の方がライフハック的に重要)。

「いつでも能動的に行動できる」
人といるときはほぼそうしている。お好きに。どちらでも。だからこそ、ひとりの時間はノープランで自分の好きなように好きな時間を過ごすようにしている。相談事があるときは、専門家と思える人に聞くようにしてる。親しいから、友達だからということで誰かに話すことはめっきり減った。

たぶんこれがうまくできているのはADだったからだと思う。距離感は大事だし、友達が無知なことで喧嘩することも世の話題的には多い。女の子同士の「ねーねー」共感の意味ない時間としてとても大事(究極の能動だと思うし)だから、機会があれば楽しんでいる。

「たくさんの人がいる場所でも自分の意見が言える」
必要ならかな。ほとんどの会がおのおのの困りごとや不満をいうものが多い気がする。仕事の会議でも1/3以下はたわいのない話で場を和める。これも仕事だとちょっと違う。ちょっとちがう目線で見てますよとか、私なりの(人と被らない)感想を心がけている。

この件に関しては、「哲学カフェ」が本当に効果がある。これは全国津々浦々流行って欲しい行事だな。

「あまり得意なタイプではない人とも自然に話せる」
これもHSPの私は、苦悩のすえ、人への興味から、人間への興味に移行できたので、どんな人間も楽しい(さすがに失礼な質問や攻撃的な会話は嫌だけど)。興味への持ち方で接し方はいくらでも変えられる。

ただ、一度嫌なことをされた人に関しては、かなり警戒する。これは片足病気の域かもしれない。でも、ま、仕方ないADだったし。むしろ、嫌いと認識して無視できるのも大事だし、毎日顔合わすなら、あいさつくらいはできる子である自分を100%褒めてあげたい。

「自分を否定されてもネガティブにならず、人の意見を受け入れられる」
ま、寂しいよ。それは当たり前だと思う。でも、前より楽なのは、自分の意見は、その前後の辻褄が取れているかに注力している。つまり、向かっている目的や方向が違えば、当たり前のように「否定」はついてくる。

自分の気持ちの「好き」「嫌い」だけで動いていたら、そりゃ、逃げ場がない。それよりも「自分を否定されても」の「自分の意見」なのか「自分の存在」なのか「自分の態度」なのかの仕分けを頑張っているとその先にも考慮すべきことが浮かんでくる。

結局HSPにとって、まず、自分を知ること。そして、自分の今触れている外界(業界)を学ぶこと、そして、自分の属していない世界や人にも影響をそんな受けないレベルでちょっとずつ広げていくことをしてから「アサーション」に取り掛からないと、これだけでも矛盾いっぱいだな。


HSPの記事にいいねいただけたら、ますますHSP研究したいと思います。まだ新しい分野なので。正直生きるのに本業で精一杯なので、みなさまのサポートがあれば追求大いにがんばります。