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これを口にする人とは結婚しないで

こんにちは。写真は結婚当初に購入した観葉植物。もう、この子はいませんが新しい観葉植物に囲まれて過ごしています。

さて、今回は久しぶりに「結婚」について書いていこうと思います。僭越ながら紆余曲折ありながらも18年以上の国際結婚生活を経て、改めて感じたことを書いていこうと思います。

こちらの記事も誰かの何かのヒントになりますように。。。

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結婚の意味

結婚と一言でいっても多種多様な形があって、各々の理想形やライフステージに合わせて考えていく必要があると思います。

そういった考え方については、以前「結婚のあり方」という記事を書いているので、よければ読んでみてください。

私の結婚した経緯は特殊ですが、端的にいうとビザの関係もあって一緒にいるためには結婚するしかないという状況でした。つまり、手段としての結婚という感じでした。

逆にいうと、ビザの問題がなければ結婚をしていなかったと思いますし、子供を持たないと決めていた私にとっては結婚自体には余り実用性を感じていませんでした。

それでも結婚して良かったなと今でも思うのは、カナダという異国において「家族」という存在になってくれたことです。普段の生活では余り感じることはないですが、例えば去年手術をして入院した時などは本当に彼の存在を大きく感じました。

カナダにも家族がいるというだけで多大な安心感がありますし、それは彼氏彼女という関係性ではやはり得られなかったのではないかと感じます。そして義父母にも結婚した時に「これからはカナダの両親だと思って接して良いからね。私たちも本当の娘のように思うから。」と言っていただいました。この言葉は今でも本当にありがたく思っています。

カナダでは余程の理由がない限り1年以上の別居を経ないと離婚ができません。それは簡単には別れられない関係性とも言えるので、日本のように紙切れ一枚で結婚も離婚もできてしまう状況より、「結婚」という意味がそこにあると思えていきます。

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この言葉には注意

そんな結婚をする前にすることと言えば「プロポーズ」ですね。このプロポーズをする時に「結婚してください」の他に言葉を付け加える人もいます。

カナダ人と日本人の恋愛観や結婚観の違いについては4年ほど前に書いているので、ご興味があれば過去記事も参考にしてみてください。

その中で、プロポーズをする時や結婚前に「この言葉を言って来る人は気をつけて欲しい」と思う言葉と理由を以下に列挙したいと思います。

「幸せにするよ」

日本では「幸せにするよ」という言葉はプロポーズの言葉としても代表的に思われていますよね。ただ、何度かブログに書いているように「幸せは自分の中にある=happiness is within yourself」という概念が正しいとするならば、この言葉は少し押し付けのように聞こえます。

つまり、幸せというのは他者が決めるものではなく自分が決めるものなのである意味「誰かを幸せにする約束はするべきではない」と思うわけです。それはあくまでも言ってる側の「幸せ」の基準を与えるということになりかねないのではないかなーっと。

例えば、男性が稼ぎ頭だとして「十分なお金を入れて家も買ってあげたのに何が不満なんだ」と思うとすると、それは男性の考えるところの「幸せ」なのかもしれません。女性にとっては、そのような物質的なものだけでは「幸せ」を感じられないというギャップが生じるわけです。

上記は時代錯誤な極端な例だと思いますが、「幸せにするよ」といってくる人は自分の価値を押し付けるタイプである可能性があるので注意した方が良いと思います。

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「僕(私)を信じて」

これも少し似ている理由になりますが、その人を信じられるかどうかは他者が決めることですよね。そういう視点からすると、「信じて」という言葉をいう時点で「信用されたい」という願望の押し付けです。

ハッキリ言うと、そんな言葉を言わなくても信頼される人は言動を見れば分かります。また「信じて」という言葉の裏には「信じてもらえないんじゃないか」という不安を抱いているようにも思えます。

この言葉は詐欺師も含めて誰かを騙そうとしている人や、そもそも疑われているが使う言葉ですよね。私自身はこの言葉を誰かに言われたことはない気がしますが、「信じてほしい」と言ってくる人も要注意だと思います。

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「絶対に大丈夫」

私は全ての物事は一長一短あって、両側面があるからこそグレイな部分があると思うタイプです。なので基本的に「絶対」と言う言葉を多用する人は苦苦手です

確率(%)でいうと絶対は100%ですよね。世の中に100%のことは事実少なくて、特に人の言動や未来のことには「絶対」はありません。それにもかかわらず、「絶対に大丈夫」という保証をしてくる人は少し無責任だと感じてしまいます。

例えば、自信のない人に応援の言葉としていう場合は背中を押すことになるので嬉しいと思う人も多いのかもしれません。ですが、私個人としてはそう言われても100%信じられな自分もいます。それは、やはり「絶対はない」という考えが根底にあるからだと思います。

上記の3つの言葉を多用する人がいるならば、気をつけた方が良いと感じています。

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私の周りでも離婚をした人が多々いますが、思い起こせば離婚してしまったカップルのいづれかは上記の3つの言葉を多用している人が多かった気がします。

もともと疑い深いということもありますが、コミュニケーション能力が高い人のスキルは本当に怖いくらい高いです。だからこそ、「その言葉の裏には何があるのか?」とか発言の意図を汲み取る大事さを感じます。という訳で、今日の一言はこちら↓

“Never marry at all, Dorian. Men marry because they are tired, women, because they are curious: both are disappointed.” by Oscar Wilde

*今日の1曲:"Post Malone Proposal" by P!X!E            結婚がテーマのちょっとレトロでクセになるループミュージック




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