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みんな大好きだった昭和のチョコレート&キャラメル
イラストエッセイ「僕の昭和スケッチ」82枚目
<画/もりおゆう 原画/水彩 サイズF5>
森永や明治、グリコ、不二家ってお菓子の一流ブランドです。
たかが子供のお菓子、という意識が社会にあるせいかこう言う言い方って余りされません。
そこから発売された昭和のチョコレートやキャラメルって、駄菓子屋さんで売っていたお菓子よりちょっと高かった訳ですが、皆ブランドの名に恥じず(子供にも違いが判る位に)目茶美味しいチョコレートやキャラメルでした。
例えば…
テレビのCMで商品名を連呼していて、思わず僕らも口ずさんでしまった…
マーブル♫
マーブル♫
マーブル♫
マーブルチョコレート♫!(明治製菓1961年発売30円)
これは、日本初のコーティングチョコレート。
CMの女の子(上原ゆかりさん)も可愛かったですね♡
鉄腕アトムシールがついて絶好調でした!
一粒300メートル!で皆が買ったグリコキャラメル!
販売開始は、何と大正時代。今日の中では一番の古株です。
僕は、「アーモンドグリコ」(1955年販売開始)ファンでした。
グリコのオマケも楽しみでしたよね。
鉄人28号のCMでもお馴染みでした。
お洒落でビックリしたのが不二家パラソルチョコレート(1954年発売)!
発売当初の値段が15円で、子供ながらその半端な価格設定にもビックリ!
でも、中のチョコレートの美味しさにも驚きました。
おまけに、お菓子屋さんに置いてあったパラソルチョコレートのツリー!
あれ、欲しかったですよね!!!
不二家ハートチョコレート(1935年発売)!
こちらも販売開始は意外に古く、僕らの生まれるずっと前です。
発売当初の価格が判らず不二家さんの広報にお尋ねした所大変丁寧にご対応頂きました。生憎、発売当初の価格は不二家さんでも資料が紛失との事で判りませんでしたが、折角不二家さんにお調べ頂いたので、ハートチョコレート昭和時代の価格変移を少し詳しく記します。
1959〜1968年=25円
1969〜1973年=30円
1974〜1979年=50円
1981〜1985年=60円
皆さんは、どの時代に食べました?
僕らの子供の頃は、まだまだバレンタインなんて夢の世界の事でした。
けれど、このチョコレートは確かに美味しかったですね♡
明治のサイコロキャラメルも郡抜きで美味しいキャラメルでした。
絵には描きませんでしたが、この後登場した「バッカス」や「ラミー」といった大人チョコにも感激した少年時代でした(いずれもロッテ)。
あらためて思えば、凄いお菓子達でしたね。
今日は正に昭和文化の一翼を担ったと言っても過言ではない有名菓子ブランドのお話でした。
さて…
あなたの一番好きだったのは、何チョコレート or 何キャラメル?
*この記事中、不二家さんのハートチョコレートに関する発売当初価格に誤りがありましたので、修正致しました(2021年6月24日)
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