ミルトス

東京都足立区にある出版社ミルトスです。イスラエル、ユダヤ、中東、聖書、ヘブライ語などに…

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東京都足立区にある出版社ミルトスです。イスラエル、ユダヤ、中東、聖書、ヘブライ語などに関連する書籍を出版しています。 https://myrtos.co.jp/

マガジン

  • みるとす

    イスラエル・ユダヤ・中東がわかる隔月刊雑誌「みるとす」です。 https://myrtos.co.jp/?tid=7&mode=f2

最近の記事

XのDMにご注意!

 自らの反省と皆さんへの注意喚起を込めて、ここにまとめておきます。  X(旧Twitter)で相互フォローしている方から今朝(2024/5/21)、XのDM(ダイレクトメール)で下記のようなメッセージが届きました。  Xで登録している私の名前がコピーされ、何かのURLが貼られています(URLには私のXアカウント名が含まれています)。イスラエル関連の方からだったので、何か重要なお知らせかと思い、リンクをクリックしました。すると下記のページにジャンプしました。  情報を共有

    • 「みるとす」ガザ・イスラエル戦争特集

       終わりの見えないガザ・イスラエル戦争。隔月刊誌「みるとす」12月号は、連載中の各筆者がこの度の戦争について、それぞれの専門分野から分析・検証する記事を投稿された。ここに各記事の抜粋を紹介する。 ▼雑誌「みるとす」について ▼ミルトスHPの販売ページ(試し読み可能) ▼「富士山マガジンサービス」(試し読み可能、デジタル版もあり) https://www.fujisan.co.jp/product/2610/new/ ミルトスはイスラエルと共に:谷内意咲 ミルトス編集

      • パレスチナ支援に繋がらないBDS運動

         BDSという運動をご存知だろうか。イスラエルに対するボイコット・投資引き上げ・制裁(Boycott Divestment Sanctions)の頭文字を取った運動のことで、「イスラエルに国際法を遵守させるまで、様々な種類のボイコットを行なうこと」を目標に掲げている。政治的・経済的圧力の形成と増強を目的としたグローバルなキャンペーンである。  これにより実際どのような影響があるのか。隔月刊誌「みるとす」2018年4月号に掲載した、アメリカ在住ジャーナリスト徳留絹枝氏の記事を

        • 「パレスチナ社会の良心」ダジャーニ教授が語るパレスチナの未来

           2019年に発刊された『わが親愛なるパレスチナ隣人へ――イスラエルのユダヤ人からの手紙』(ヨッシー・クライン・ハレヴィ著、ミルトス刊)には、エピローグとして読者からの反応が掲載されている。その感想を書いた1人ダジャーニ教授へ、同書訳者の神藤誉武氏がインタビューしたその要約を紹介しよう。  ダジャーニ教授は、アメリカで政治学と政治経済学の分野でそれぞれ博士号を修め、パレスチナ自治政府にも勤めていたので、他ではなかなか聞けない、学識と経験に基づいたパレスチナ社会の現状分析を語ら

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        • みるとす
          8本

        記事

          佐藤優:パレスチナのテロ組織に関する公安調査庁の報告書

           隔月刊誌「みるとす」に寄稿いただいている佐藤優氏の記事の中から、現在のイスラエル情勢を理解するのに有益と思われる記事を抜粋して紹介する。  2021年12月号の記事で、「ハマス」「ヒズボラ」といったパレスチナのテロ組織について、日本の公安調査庁がどのように分析しているかを解説されており、日本の取るべき立場が明確に示されている。 イスラエルがパレスチナNGOをテロ組織に指定 日本のマスメディアは、イスラエルの生存権について正確に理解していません。総論としてはテロリズムに反対

          佐藤優:パレスチナのテロ組織に関する公安調査庁の報告書

          パレスチナ人映画監督が見たイスラエル

           今から4年前、日本でもロードショーされ話題となった『テルアビブ・オン・ファイア』という映画があった。監督はナザレ近郊育ちのパレスチナ人で、難しいパレスチナ問題というテーマをコメディで味付けした稀有な作品だ(今はあらゆるネットサービスやDVDで視聴可、下記のリンク参照)。  2019年にサメフ・ゾアビ監督が来日した際にインタビューを行ない、隔月刊誌「みるとす」2019年10月号に掲載した。少し前の記事になるが、抜粋したものをここに紹介する。イスラエルと共に生きるパレスチナ人

          パレスチナ人映画監督が見たイスラエル

          ハマスというテロ組織

           2023年10月7日早朝、ガザから数千発のロケット弾を撃ち込み、数百人の戦闘員がイスラエル領内になだれ込み、1000人以上の一般市民を残虐な方法で殺傷・拉致した。一連の事件の中心となったのがハマスというグループである。  イスラム原理主義、民族主義、武装組織などと表記されるが、今も200人以上の人質を拉致しているハマスの実態は、テロ集団である。彼らは決してガザの「一般市民」ではない。ここを混同してはならない。  下記の記事によると、パレスチナの世論調査でハマスの支持率は4

          ハマスというテロ組織

          情報戦を見極める目

           10月7日、イスラエルの景色は一変してしまった。ガザからロケット弾が数千発打ち込まれ、国境を越えて数百人とも言われるテロリストがイスラエルに侵入し、一般市民の居住区で殺戮・陵辱・略奪を繰り返し、女子供や老人を人質として連れ去った。これはイスラエルの建国史上、経験したことのない蛮行だった。かつてユダヤ人がヨーロッパで体験したホロコーストを想起させるほど凄惨なものだった。 ヨムキプール戦争が再び 前例がないほどの衝撃を受けたイスラエルだが、今の状況を50年前のヨムキプール戦争

          情報戦を見極める目

          The Case for Israel――いま観ておきたいドキュメンタリー

           10年以上前に制作されたドキュメンタリー作品がある。アラン・ダーショウィッツというアメリカの法律家による「The Case for Israel」である。同氏による同名の書籍は2010年、邦訳版が発刊されている。  英語の「case for~」という表現は、「証拠を挙げて論証する」といったニュアンスの裁判用語である。なぜイスラエルばかりが国際社会から非難されるのか。様々な疑問を32のケースに分類し、ケース毎に「告発」「告発人」「真実」「立証」という項目を立て、それぞれ論破

          The Case for Israel――いま観ておきたいドキュメンタリー

          パレスチナ問題は「暴力の応酬」なのか

           ガザを実効支配するハマスがイスラエルを奇襲攻撃してから2週間が経とうとしている。日本のメディアでも連日報道されているが、その際に「暴力の応酬」という言葉がよく使われる。しかしながら、イスラエルという民主国家vsハマスという武装テロ組織の戦いであるということを考えると、その言葉に違和感を感じる。 『ケース・フォー・イスラエル――中東紛争の誤解と真実』(アラン・ダーショウィッツ著、滝川義人訳、2010年、ミルトス)の中から、「テロリズムは暴力の応酬というサイクルの一部にすぎ

          パレスチナ問題は「暴力の応酬」なのか

          「パレスチナ問題」を考える際に押さえておきたいポイント

           2023年10月7日、仮庵の祭りの最終日、シムハット・トーラーという喜びの日の早朝6時半、ガザのハマスは突如としてイスラエルに奇襲攻撃を仕掛けてきた。数千発のロケット弾が打ち込まれ、それがスタートの合図となって、ハマスの戦闘員が国境の壁やフェンスを破壊して陸から、船を使って海から、パラグライダーで空から、イスラエル領内になだれ込んだ。  今も続く戦闘の詳細は、マスコミ各社によって報じられているが、そもそも「パレスチナ問題」はどのように発生したのか。日本のメディアに欠落して

          「パレスチナ問題」を考える際に押さえておきたいポイント

          最終的にガザの運命は誰に託されるのか

           ガザ地区での地上戦がカウントダウンの段階に入った10月17日、イスラエル政府の閣僚会議では、「戦争目的が達成された後に、ガザの運命がどうなるかという問題について、議論しないこと」が確認された、とイスラエル・ハヨム紙が報じた。抄訳をここに紹介する。  ガザ市民への被害を最小限に抑えるという人道的な配慮に時間と労力が費やされるだろうが、地上戦が始まれば、イスラエル国防軍がハマスを掃討してガザを制圧するのは、時間の問題となるだろう。どのような形であれ、今回の戦争が終結した暁には

          最終的にガザの運命は誰に託されるのか

          聖書ヘブライ語リモート講座『創世記』

          創世記から始めよう!『創世記』を原文で味わう講座を始めます。天地創造から始まり、アダムとエバの物語、ノアの洪水、バベルの塔、アブラハム・イサク・ヤコブの族長物語など、創世記には興味深い物語が満載です。そんな創世記をヘブライ語原文で読むと、翻訳聖書では気づかなかった発見がいっぱい! 「ヘブライ語聖書対訳シリーズ」を使って読み進めますので、ヘブライ語が分からなくても大丈夫。今まで気になっていたけど学ぶチャンスのなかった方、教室が遠くて行けなかった方、途中で挫折してしまった方等々

          聖書ヘブライ語リモート講座『創世記』

          聖書ヘブライ語リモート講座 5月13日開校!【応募を締め切りました】

          聖書を原文で味わってみませんか旧約聖書はヘブライ語で書かれています。「ヘブライ語」と聞くと、ハードルが高く感じてしまうかも知れませんが、そんなことはありません。まずは文字に慣れるところから始めます。今まで気になっていたけど学ぶチャンスのなかった方、教室が遠くて行けなかった方、途中で挫折してしまった方、現代ヘブライ語から聖書ヘブライ語に挑戦したい方等々……決して諦めないでください。どこからでも参加可能なこの機会に、ヘブライ語の新たな世界に踏み入ってみましょう! ヘブライ語初心

          聖書ヘブライ語リモート講座 5月13日開校!【応募を締め切りました】

          東京オリンピック開会式を振り返る

           年の瀬も迫り、ニュース番組では改めて今年の総括が行なわれている。コロナ禍において様々な行事があった中、日本にとって今年一番のイベントはやはり東京オリンピックだったろう。  東京ではぼったくり男爵と揶揄され、その後、中国の彭帥(ほうすい)テニス選手への対応が疑問視されたこともあり、IOC(特にバッハ会長)の評判はすこぶる悪い。そんな中でも、東京オリンピックの開会式では、正当に評価されるべきであろう点をここに改めて記しておく。 積年の願い  「私たちは、オリンピック大会期

          東京オリンピック開会式を振り返る

          聖書の人物紹介〈カインとアベル〉

           アダムとエバの間に、最初に生まれたのがカインでした。母エバは「私は得た〈קניתי カニーティ〉男子を」と言い、その長子はカインと名付けられます。その後に生まれたのがアベル〈原語では הבל ヘベル「空虚」の意〉でした。  聖書はエデンの追放に次ぐ悲劇を描いています。カインによるアベル殺害事件です。下の絵は、その発端となったシーン。奥がアベル、手前がカインの姿です。  「主はアベルと彼の献げ物に目を留め、カインと彼の献げ物には目を留めなかった」(創世記4:4~5)  

          聖書の人物紹介〈カインとアベル〉