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明星和楽

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明星和楽は「異種交創」を体現するムーブメントとして2011年よりフェスティバル・イベントを開催しています。 年齢やポジションに関係なく「異種」な人々が「交」わる場として機能し、…
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2020年1月の記事一覧

ジビエを「廃物利用」から「優れた食材」に。糸島ジビエ研究所が目指す狩猟と生態環の幸福な関係〜特集:次世代のための食の循環③〜

ジビエを「廃物利用」から「優れた食材」に。糸島ジビエ研究所が目指す狩猟と生態環の幸福な関係〜特集:次世代のための食の循環③〜

日本全国でイノシシやシカによる農作物被害や、街に出現するなどのトラブルが深刻化している昨今。獣肉の一次処理・精肉および加工・販売を担い、ジビエ産業を次世代へと受け継ぐべく奮闘しているのが、若干24歳、自らを捌師(はちし。「捌」は肉などを「さばく」の意)と名乗る糸島ジビエ研究所代表の西村直人さんだ。

イノシシをさばいてみない?「中高ともに豚を育てたり畑作業をしたりと、生活の中で自然と触れ合うような

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昆虫で食糧危機を解消!? ムスカの取り組み 〜特集:次世代のための食の循環②〜

昆虫で食糧危機を解消!? ムスカの取り組み 〜特集:次世代のための食の循環②〜

世界の人口増加や経済発展にともない、1人辺りのGDPが増加傾向にある昨今。これからさらに、肉や乳製品など畜産物への需要が高まることは間違いない。現在、畜産の飼料には魚粉が多く用いられているが、この魚粉も天然資源であり有限だ。

そんな状況の中で、昆虫を「地球を救うテクノロジー」と捉え、45年間1,100世代の品種改良を重ねた独自のイエバエによる『畜産糞尿を肥料や飼料に100%リサイクルする循環シス

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