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結局会えなかった僕のヒーローへ

こんばんは みょーです。

お仕事をされている方、お疲れさまでした。華金ってやつが来ましたね。

無職は収入こそありませんが、ずっと華が開いてます(笑)


今日はnoteのコンテストで挑戦できそうなものの募集期間や結果発表の日付を調べていました。

僕の両親や親戚が高齢かつ関わりがある以上、コロナの影響で東京に出向くことを避けたいので、こうしたインターネット上のコンテストで今年中に結果を出したいと思っています。

特に読書感想文や思い出に残ったゲームなんかは、インドアの僕なら書き上げることが出来そうです。


でも自分の好きな作品の好きなところを、知らない人に楽しく読んでもらった上で、読んでみたいって思ってもらうのはものすごく難しいことですよね~





伸び悩む日々


今回の話は僕がパン職人だったころに戻ります。

分かりやすいのでいつも「元パティシエ」と言っていますが、本当はパン屋さんになりたくて製パンと製菓を学べる専門学校に入学しました。

それからヤクザみたいな先生にスカウトされて就職をしたのですが、そこではパティシエの補助を頼まれました。人の話を聞かないヤクザですね。まあその先生大好きでしたけど。


それから就職して、1年半くらい経った頃に念願のパン担当になれました。

しかも、ほとんどのパンの製造を任されました。やりがいはあったし、後輩も出来て毎日の仕事も安定してきました。


しかし技術の成長を感じられなくなったのもこの頃です。

すごくモヤモヤとした毎日で、同級生たちに置いて行かれるのではないかと、焦燥感が胸にずっとありました。そのせいか胸筋がすごくついて細マッチョになってました。




ふざけてすみませんでした。



唐突に現れたヒーロー


そんなモヤモヤしていた僕に、店番担当の女性が興奮した様子で話しかけてきました。その女性の息子さんの夢がプロ野球選手だったので、野球選手にも詳しい方でした。


「みょーくん!いま藤川球児が来てた!」


「なんで呼んでくれないんですか!!!」


叫びました。実は僕、藤川球児さんと同じ小学校の出身です。しかも少年時代は野球部でした。そんなとてつもない大先輩が店に来ていたのなら、一目でいいから拝んでおきたかったです。


そのとき一番に悔しかったのは、お客さんの少ない平日だったことで、全然気合いの入っていない日のパンを藤川球児さんが購入なさったこと。

手は抜いていませんが気持ちはこもっていない。職人失格だなぁとへこみました。


野球に詳しくない方へ、藤川球児さんは”火の玉ストレート”と言われるほど物凄い速球を投げる阪神タイガースの守護神でした。打者がストレートと分かってても打てない程の唸りを上げる唯一無二のまっすぐが魅力の選手でした。


藤川さんは一球も手を抜かない選手で、他の選手からも尊敬されるほど真面目な方です。メジャーでも活躍した本物の”プロ”です。僕はそんな人にスローボールを投げてしまいました。あのとき会えなかったのは、そんな僕への罰だったのかもしれません。

店番の女性は仕事の合間に息子さんの応援に行くくらい毎日全力投球でした。



最後に


藤川球児さんが引退されたので、いつも野球好きに自慢しているこの話と、そのときは隠している後悔をまとめてみました。

波乱万丈な野球人生の中で、諦めずに何度も立ち上がり、活躍をされている姿は本当にかっこよかったです。野球のゲームではどんなに能力を低く設定されようとも絶対に抑えをしてもらっていました。藤川球児さんのカードもまだ持ってます。


小学生の頃に大会で向かったある球場に、僕の所属していた野球チームの優勝旗が飾られていましたが、その大会で優勝したのが藤川球児さんの世代だったという噂がありました。

その時からずっと僕のヒーローでした。本当におつかれさまでした!



いつか会えるのかな~


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