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おもしろい場所に面接に行ったらおもしろい人に会えた

今日、おもしろい場所に面接に行った。

カンナビジオール(CBD)という、大麻から取れる成分を活かした植物由来の医療品を取り扱っている企業で、オンライン処方を通して製品をお届けしているらしい。

日本にも事業を拡大していく計画で、急遽チームを発足することになったそうだ。

求人では翻訳者とオフィス業務と品質管理のポジションが募集されていて、私は翻訳者のポジションに応募。1日後に返事が来て会いましょうと連絡をもらった。

ちなみに求人はフェイスブックで見つけたのだけど、大麻というワードを使用したことですぐに消去されてしまったらしい。笑


私がこの求人に応募した理由は2つある。

1つ目の理由は、フリーの翻訳者(ポストエディター)として3年活動してきたので、ウェブサイトや社内文書の翻訳を手伝えると思ったから。言葉選びは自分の1番の得意分野だから活かしたい。

2つ目の理由は、CBDや医療用大麻という分野に可能性を感じるから。これから絶対来るであろう業界に先回りして関わりたいという好奇心。

日本は「大麻」というワードを聞いただけでヒッと拒否反応を起こす人が多いのが現状。

でも大麻にはハイになる方ではなくリラクゼーションや不安や不眠や炎症を緩和する方の成分もあって、それらの成分を安全に使用することで作られた製品もある。

海外ではその効果に注目が集まっていて、年々CBDユーザーが増えているらしい。

海外で発展を続けていて日本では怪しいと思われていることは数年後に日本に浸透しがちだ。

例えば私が5年前にカナダにいた頃、TikTokがすでに流行していた。

その頃日本ではTikTokは女子高生がダンスするアプリ(笑)情報を抜き取られそうでなんか怪しいと敬遠されていた。

数年経った今、電車に乗ると多くの人がショートムービーに釘付けになっている。


そんな感じで、海外に行くことはタイムマシンに乗って未来を覗くことでもあると思っている。

現状多くの人に怪しいと思われているけど海外で発展を遂げているCBDには可能性を感じる。

私は携われるのであればこの分野を先回りして知っておきたい。

ということで、受かろうが受かるまいがオフィスを覗きたいという下心で面接に行ってきた!!




面接に行くと、求人を投稿した日本人のご夫妻が温かくお迎えしてくれた。穏やかな方々だった。

旦那さんのシャツが葉っぱ柄で業界愛が伝わった。奥様もフレンドリーで優しかった。

これから本格的にCBDを日本に広め、浸透させていきたいらしい。

綺麗なオフィスで、水槽のような箱には医療用大麻が入っていた。

新たな世界の扉をパカーンと開いた気分だった。

私含め、3人の日本人が面接に来た。

それぞれ品質管理、オフィス業務、翻訳者として呼ばれたようだ。

全員同世代だと分かり、すぐに打ち解けた。


やがてCEOが来た。

すごいイケイケの人が来るのかと思いきや

(いい意味で)そこら辺の喫茶店でホットコーヒーを飲んでそうな白髪の優しいオーストラリアのおじいちゃんという感じだった。

1992年にワーホリで日本に来て、そこから10年東京に住んだらしい。

ワーホリってそんな昔からあるんだ…!!

にこやかな笑顔で「コーヒーかティーか水はいるかい?」と聞かれたので、はい!コーヒーお願いします!!と言うと、喜んでコーヒーを淹れて出してくれた。

面接というよりもお互いを知るための雑談のような感じで、ミーティングルームの丸いテーブルをみんなで囲んで、1人ずつおじいちゃんの質問に回答していくという感じだった。

他の日本人は私とは完全に違う界隈で、2人の回答を聞くのが新鮮でとてもおもしろかった。


品質管理に応募したA君の専門分野は化学。

日本では某大企業で遺伝子組み換えなどに携わっていたそうな。

興味のある分野はDNAではなくRNAですとイキイキと語っていて、みんなでRNAってなんすかとなり、A君に色々解説してもらった。もはや面接じゃなくて授業(笑)ちなみにRNAはDNAの複製版のようなものだと言ってた。おもしろい。

ワーホリで去年の12月にオーストラリアに来たA君は、まずケアンズで生活したらしい。

ユニクロとお寿司屋で働き、メルボルンに来てからはワクチンの会社で働いているとのこと。ワーホリってそんな場所でも働けるんだ..!!

職場にはおしゃべりなフィリピン人が多く、8時間ぶっ通しで英語で話しかけてくるらしい。

職場は僕にとっての語学学校。お金をもらいながら英語学んでますと言っていて強いと思った。

2年目のビザを取得するためにファームに行きたくて、その中でも大麻のファームに行ってみたいらしい。その後はカナダかニュージーランドにワーホリ予定。色んな人生あるなぁほんと。

オフィス業務志望のBちゃんは、日本の貿易会社で働いていて、メタノールをインドネシアと取引していたらしい。この時点で私には新鮮すぎる。

国と国の橋渡しをしていたBちゃんはこれまで英語ではなくインドネシア語を学んできたらしく、英語ができた方がいいなと思い、ニュージーランドにワーホリを決意。

それが終わり、次はオーストラリアに行こうとやってきたらしい。到着して1週間目。

ちなみに

ニュージーランドからのオーストラリアみたいに、ワーホリ2軒目する人は意外に多い。

はしごして2年間海外にいる手があったのかと目から鱗が落ちた。

オーストラリアは条件を満たせば最長3年いられるので、ニュージーランドと合わせれば4年間海外生活できるってことか。なるほど…!!


そんな感じで

コーヒーを飲みながらお互いのことをみんなで和気藹々と知りつつ面接は終了した。


CBDビジネスの現場を見れたのもすごくおもしろかったし、日本にいたら絶対に出会ってないであろう界隈の2人ともお話しできていい経験だった。


まあ

受かるか受からないかは分からないんだけどね

でも、今日は確実に貴重な社会見学ができた。

ワーホリは毎日が社会見学でとても楽しい!!

ほんと、色んな人に会うし、色んな世界の扉開けるよ。


ブルータスにもCBDが掲載されてた。
今よりもっともっと来ると思うんだ。






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20代も終盤に差し掛かったということで、再び大冒険をするために再び飛行機に飛び乗りました。

行き先は...海と世界屈指のコーヒーショップが立ち並ぶメルボルン!

今回は恋人ティムも同行。このマガジンでは、未知の世界に飛び込んだ後のドキドキとワクワクをお届けします。新しいことに挑戦してみようかな!と思えたり、自分らしい人生を歩んでみようかな!というきっかけになれれば嬉しいです!


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