人間は弱いということを知る

私たち人間は、弱い。

ちょっとでも寝不足が続くと

世界の見え方がネガティブに一変するし

集中力も失う。

お腹が空くとイライラするし

不健康なものばかり食べていると

心身に不調が現れやすくなる。

嫌味を笑って受け流したと思っていても

本当は受け流せてなんていないし

なんなら後で涙が流れてくるし

無理な長時間労働が続いた果てには

過労で動けなくなる未来が待っている。

それなのに、ほとんどの人は

私は大丈夫。

まだ大丈夫。

まだできるわ。

と言い聞かせて

睡眠不足のときも

お腹が空いているときも

嫌味を言われたときも

走り続けている。

ぼろぼろになりながら

走り続けている人だっている。

でも、やっぱり

人間は弱い。

しんどいのに頑張り続けると

どこかのタイミングで

火山が噴火するようにバクハツしたり

涙が溢れたり

カラフルな世界の色が無色になってしまうときだってある。

無理して疲れてしまわないようにするためには

人に無理をさせてしまわないようにするためには

私も、あの人も弱いんだ

って知ることが大事だ。

弱いからこそ

自分に対しても

誰かに対しても

大切なペットや赤ちゃんを愛でるのと同じように優しくしてあげてほしいし

取扱注意というシールが貼られた箱のように慎重に扱ってあげてほしいのだ。

メモ: 人は弱いということを知る
だから自分にも他人にもやさしくする