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今日も流れ星くらいの速さで過去になり

トロントから日本に戻り、恋人が日本にやってくるまで何かしたいと思い現在は英会話教室にお世話になっている。

隔離期間中にぬくぬくとしたこたつに足を突っ込んで求人サーフィンをしていると、トロント出身のカナダ人の方が始められたアットホームな英会話教室の募集があるではないか。

教室の名前は私がトロントに来たての頃、美味しいラーメン屋があると紹介してもらった街の名前で、何とも猛烈なご縁を感じて応募。

幸いなことにとん、とん、とんと事が進み、働かせてもらえることになった。

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教室には2歳の子から中学生の子、たまに大人の方もやってくる。

今まで本当に小さな子が周りにいなかったので、彼らの有り余ったエネルギーと好奇心に毎度ものすごく驚かされる。

自分もかつては小さなもみじくらいの手をしていて、ぴかぴかの自転車を乗り回していて、500円玉が大金で、学校が終わってからくもんに通ってて....みたいな時期があったなぁなんてふと思い出した。なんだか遥か遠い昔のように思える。

時は今日も止まる事なくどんどん、どんどん流れているんだなぁと実感した。


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そういえば最近、父が昔書いていたというブログを見つけて読み入ってしまった。

こんなことを普段考えて生きていたのかぁって、文章越しではじめて知った。

自分の親ながら掴みどころがないと思っていたのだけど、文章から滲み出る価値観は私のものと驚くほど似ていて、私の冒険や挑戦を好む性格は父譲りだったのかと悟った。


私が初めて自己主張した日の出来事も書かれていた。当時は揉めて喧嘩になった。でも文章にはその時の葛藤と寂しさが綴られていて、密かに泣けた。

アメブロのプロフィールの年齢は今よりも7歳ほど若い。

記事の一覧には2010年、2011年という数字が並んでいて、クリックする度に懐かしい写真のパレードだった。写真の私たちは、みんな若い。

今年華のセブンティーンを迎える我が家の愛犬の10年前の姿。フレッシュで姿勢がよい。

『誕生日』という記事には私が大昔にあげたと見られる英和辞典の写真があった。当時身銭を切って本屋さんで買ったのを思い出した。

昔の記憶はハイライトのような出来事しか残っていないけど、写真をみると今まで色んな出来事が起こり、生きてきたのだと実感する。

何だか押し入れにひっそりと眠っていた忘れていた分の記憶の蓋を開けたような、切ない気分になった。

ライフ イズ ハカナイ


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今ある生活、今周りにいる人たち、今の自分、今の時間(人生)はこれからも永遠に続いていく...と見せかけて、続かない。

生きている限り、何もかもがじわじわと変化していくし、いつか終わりが来る。

きっと今日だって流れ星くらいのスピードで過去になるのだろう。


20代という荒波の中にいる私は未来ばかりに関心が向いていて、先へ先へ進もうと必死で、だからこそ心が過去にタイムスリップした後に考えてみた。


今を大切に生きているかな

大事な人に感謝を伝えているかな

今日人生が終了しても後悔はないって言えるかな

....


そんなことを問うてみた土曜夕方前。


明日はオフ!

久しぶりに贈り物でもしようか。

そして甘いチョコレートでも食べながら日本語教育の勉強をして缶詰めになります。。!





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