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世界にはオリジナルな生き方をしている人がたくさんいると再確認できた日だった

今日たまたま参加した言語交換イベントがとてもよかった。

モールのフードコートで開催されているもので、ひとつのテーブルを4〜5人で囲んで英語と日本語を交えておしゃべりをするというものだったのだけど、おもしろい人に出会い、つながることができたのでここに記録しておきたい。


ああ、やっぱり世界にはオリジナルな生き方をしている人がたくさんいるんだなぁ…


と改めて感じることができて嬉しかった。


まず出会ったのは、バンドマンのお兄さん。

日系オーストラリア人の彼は日本の昭和風のシティホップとオーストラリア風音楽をミックスした音楽を作ってたまに街で演奏しているらしい。

ご自身のバックグラウンドを活かした音楽を作られてるんですねと言うと

うん、まさにそれがしたかったんだ。自分がすでに持ってるものをどう活かすかを考えないとね!

と言ってて

(たしかにな…)と思い心の中にそっとメモした。


生まれて初めてバンドマンと遭遇したワタシ。

日焼けした肌にハットにチリチリの髪。見るからにギターが似合う見た目をしていた。

ああ、バンドマンということはさぞロックな生き方をされているんだろうな…と思いきや、このお兄さん、とても地に足がついたバンドマンだった。

というのも、アーティスト活動は趣味で、本業は科学の研究らしい。

普段は地道に研究をしていて、学会がある度に日本やヨーロッパを訪れて回っていて、空いた時間にアーティスト活動をしているらしい。

研究とアーティスト活動、真逆…!!と言うと

真逆のこと同時にしているからこそうまく人生のバランスが取れているのかもしれない

と爽やかに笑っていて、なんか分かると思った。


かくいう私も今は翻訳者として家で黙々と作業しているが、同時にバンバン人と接する真逆のお仕事をしたいと願ってやまないことがある。

内に籠って1人で作業する日と外に出て人と関わる日の両方があれば上手くバランスが取れる気がしてならないのだ。メルボルンに来たのを機に、探しているところだ。

お兄さんは「研究とアーティスト活動の両方をやっている人」として世間に認められるのには時間がかかったと言っていた。

私もお兄さんのように異なる活動を両立させたいのですが、どうすればお兄さんのような生き方が成立しますか?と尋ねると

まずはひとつの分野で成果を出す(お兄さんの場合は研究)、そしてその後にできた余裕と時間を使って次にやりたかったことを育て始めるといいと言っていた。

私の予想していた答えがそのまま返ってきたので、答え合わせができたようで嬉しかった。


もう1人出会ったおもしろい人は、見るからに歳が近そうな男子。

工場と餃子屋のダブルワークをしている彼の給料は70万。もう一度言う。70万である。

え、これがオーストラリアンドリーム??

日本で同じことをした場合と数十万くらいの差はあるのではないか。

彼はメルボルンに来る前に伊豆の旅館で働いていて、観光業が好きだから帰国した後にゲストハウスをオープンしたいらしい。そのための資金調達期間らしい。

帰国したら行きたいから、ぜひゲストハウスをオープンして夢を叶えてほしいですと頼んだ。

このやり取りがいつか回収される伏線であってほしい。そして私は数年後、彼がオープンした伊豆ゲストハウスを訪れ、再会を果たすのであった…

みたいなワクワクする展開プリーズ?

ちなみに彼のお父さんもおもしろい方で、退職してすぐ「英語学びたい」と言い出し、サンフランシスコに留学して現在大学生をやってるらしい。

お父さんも俺も日本を飛び出しちゃって、今母さん1人暮らし中ですって言ってておもしろかった。

そんな家族の形もあるんだ。

彼はお父さんに英語力を抜かれるかもしれないと脅威を感じていた。笑


このイベント以外でも、普段ならば絶対に出会わないであろう人とたくさん出会う。

この間はディスカッションのイベントで東京のテレビ局のディレクターをしていたというお姉さんと出会い、帰り際に一緒にアジアスーパーに寄り道して薄い豚バラ肉を買った。

薄切りの肉ってほんと売ってないですよね…ちなみにこのスーパー置いてますよ!!と言ったらとてつもなく感謝されて、なんだかいいことをした気分になった。

お姉さんとはLINEを交換したけどなぜか追加できず、ああ繋がれなかった…と残念に思っていたのだけど、1週間後別のイベントで再会を果たした。

他にもドバイからやってきたご夫婦、同棲中の彼を置いてメルボルンに飛び出してきた女の子、生粋のピチピチ大学生などなど、さまざまの界隈の方々と巡り会う。

私にはそれがおもしろくてたまらなくて

そのために私は飛行機に10数時間揺られてここにやってきたのかもしれない。


なぜメルボルンに来たの?

と言うのはお決まりの質問で

私はいつもテキトーに

新たな冒険を求めてとか、コーヒーの都に住んでみたくてとか、パートナーと新たなライフスタイルを体験したくてとかって答えている。

いろいろな理由があるから、日替わりランチならぬ日替わり回答になっている。

でも、大きな理由は

「人に出会うこと」なのかもしれない。

ここだから出会えるであろう色んな人にたくさん出会ってたくさん会話をしてみたいというのが、何よりの大きな理由なのかもしれない。


おもしろい人に出会えた日の夜はとても嬉しい。

家に帰って、こうやって記事にして振り返る瞬間がたまらなく楽しいからだ。





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20代も終盤に差し掛かったということで、再び大冒険をするために再び飛行機に飛び乗りました。行き先は...海と世界屈指のコーヒーショップが立ち並ぶメルボルン!

今回は恋人ティムも同行。このマガジンでは、未知の世界に飛び込んだ後のドキドキとワクワクをお届けします。

新しいことに挑戦してみようかな!と思えたり、自分らしい人生を歩んでみようかな!というきっかけになれれば嬉しいです!

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