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誰かと、自分を比べることについて

幼い頃から、他人に対してライバル心をメラメラと燃やしたり、悔しがることがあまりなかった。

私は小学校から中学校にかけて、とある勝ち負けを競うスポーツをしていたのだけど、みんな負けた時は、子供らしく怒ったり、泣いたりしていた。

私はというと、一度、自分に勝った相手に、拍手したことがある。

今でも覚えているんだけど、そのあと、コーチに


「お前、あたま大丈夫か?」


って言われたのだ。


自分が負けたのに、相手に拍手なんて送るな、みっともない。お前は負けたんだから、ちゃんと悔しがれと。その悔しさをバネにして頑張れよと。




それでも、拍手を送ることの、いったい何がいけないのかが分からなかった。



一つ、分かったことは、私は100%アスリート向きではない。


例えばスポーツ選手が銀メダルを取ったとき、コメンテーターに対して

「まあ、相手のパフォーマンスの方がよかったんで、納得の結果ですね。」

なんて言ったら、ちょっとクソつまらない。

(熱気に包まれた会場が、一瞬にして凍る)



でもアスリートじゃない私は、他人に拍手を送るスタイルが、自分の世界を生きやすくするために、一役買ってるんじゃないかと思っている。



✳︎



そんな私だって、他人と自分を比べて、自分って劣ってんなぁ、苦しいなぁ....と思ったことはもちろんある。

でもね、自分より凄い人を物差しにして、自分を測ることって、すごく酷なことだと思うんだ。

自分で自分の首を締めにいってる。


だって、そんなの絶対、自分は十分じゃない....足りない.....って思っちゃうよ。

その人は、自分より凄い人なんだから!

もう、開き直っちゃう作戦!


ちなみに、誰にだって、上には、上がいる。


凄い人の上にだって、もっと凄い人がいて、もっと凄い人の上には、もっともっと凄い人がいるんだよ。

だからこそ、凄い人を物差しにして自分を測っていると

仮にその人を追い抜いたとしても、次はもう1ランクレベルアップした凄い人と自分を比べることになるんだよ。


それはつまり、


常に自分は足りないって思い続けることなんだよ。


キリがないよ。


円周率の3.14なんちゃらなんちゃら....よりキリがないよ!!!





だから、私は自分にルールを課している。


■自分と他の誰かを比べないこと。

■比べる対象は常に、過去の自分にすること。


具体的に言うと、今日の自分が、昨日の自分より少しでも良くなっていたら、100点満点を上げることにしている。


だってそれは、私が進歩したと言うことだ。


レベルアップって、ゲームとかだと嬉しいけど、現実の世界でレベルアップすることは、もっと喜ばしいよ。


1日ずつ進歩することを繰り返せたら、1年後はレベルが365もアップしているよ!


多分、1年前にできなくてもがいていたことが、難なくできるようになったりしているよ。


それは、祝福できることだよ。

満たされるよ。



ちなみに、あと一つ、ルールがある。


■目標を高めに設定しすぎないこと。


いくら比べる対象が自分だからといって、

設定する目標が高すぎたら、実際とのギャップに心が折れやすい。


例えば私が英語のテストを受けているとして

現在50点しかないのに、次のテストの目標点数が85点だと、ちょっと高めに設定しすぎている。

だからとりあえず60点取れたらいいよねって思うようにする。それ以上取れちゃったらラッキーだなって。


一般的に見て決して高くない数字だけど

今の私は50点なんだよ。

60点を取れたら、10点アップしたことになるよ。

それって、かなり大きなことだよ。


そんな感じで、次は70点、次は80点.....と言う風にしたら、大きなストレスを感じずに目標に近づいていける。


他人の平均点よりも

自分の理想の点数よりも

まず、自分が今どの立ち位置にいるかを知った上で目標の点数を決めることが大事だと思う。



✳︎



誰かと比べることは、しんどい。

多分、あなたが比べている誰かも、ひっそりと自分より凄い人と比べて落ち込んだりしているんじゃないかな。


でもそれを続ける限り

一生足りないものと向き合う運命が待っていて

一生満たされなくなる。


自分で自分のことを足りてないって思うことって、結構しんどいと思うんだ。


だからこそ

昨日の自分よりよくなった!

進歩した!

嬉しい!

って定期的に感じることは、満たされるし、頑張ることが苦行じゃなると思う。


ゲームみたいに、楽しくなるんじゃないかなって、思った!



メモ:

他人と比べない。過去の自分と比べる

目標は今の自分が達成できそうなレベルで

達成したら、祝福














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