性格は相手によってコロコロ変わるのがフツーだ
この間久しぶりに会った友人に「りこは本当に話すのがうまいよね」と言われたのが心外すぎた。
というのも、わたしはたいてい聞き役だ。
それは他人の話がおもしろいからでもあるし、話すこと自体あんまり得意じゃないからだ。
考えを瞬時にまとめるのがニガテだから、ラジオを録音するときもあらかじめ何を話すのかをちゃんと決めて、メモを見ながら喋っているし
根が人の顔色を伺う性格なので、当たり障りのないふわっとしたことしか言えない。
それを優しいと褒めてくれる人もいるが、わたしは自分の意見をビシッと言えるような人が長年うらやましかった。
そんなこんなで、自分は聞き役な人間に徹しようと思ってやってきたのだ。
でも、だ。
確かにわたしはその友人の前ではかなり饒舌になっている気もする。
自分の意見だって、ばんばん言えている。
その友人は昔からわたしが何かを言う度に「今めっちゃいいこと言った!」と褒めてくれたり、何もおもろいことを言ってないのに本当に愉快そうに爆笑してくれる。
それが嬉しくて、次から次へと話したいことが湧いてくるのだ。
よくよく考えてみると
結局は自分が思っている「わたしはこういう性格だ」と言うのはあんまりアテにならないのかもしれない。
性格というのは結局、相手との掛け合わせによってその都度コロコロ変わるものなのではないか。
例えば、わたしのことを「話すのが上手だ!」と褒めてくれる友人。
その人はかなりの褒め上手で、わたしよりも聞き上手。だから、おしゃべり上手なわたしを引き出してくれるのだと思う。
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どんな自分が出るのは、結局相手との掛け合わせの結果にしかすぎない。
くじ引きみたいなものだ。
相手によって
話し上手なわたし、話し下手なわたし
頼りになるわたし、頼りっぱなしのわたし
おもしろいわたし、つまらないわたし
色んなわたしが出るのだと思うし
色んな相手が出るのだと思う。
だからわたしは、わたしが好きなわたしを引き出してくれる人は大切にしようと思っているし
同時にわたしも、相手が好きな相手を引き出せる人になりたい。
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