2分で読める子育てエッセイ№66『ぴきひきびき』
先日の朝、息子が一人で起きてきてコッソリと私に伝えてきた。
『お母さん、今日ね、2ぴき出ちゃった』
おねしょの事だ。
始めの頃は、なんとも言えない切ない顔をして伝えに来ていたけれど、
『お母さんも子供の頃はしてたよ』
と伝えると安心したのか、今はその失敗具合を、
『1ぴき、2ぴき、3ぴき』で教えてくれるようになった。
濡れた服を着替えさせて、洗濯をして、布団を乾燥させては大変だけど・・・このセリフはなかなか捨てがたい。
『数によって単位の読み方を変えなくてはいけないのは、考えてみれば結構複雑なことね~どうやって教えよう』
と思っていたら「NHKこどものうた」で、
『1ぴき~♪、2ひき~♪、3びき~♪』と歌う「ぴきひきびきの歌」を思い出した。
一緒に観て歌うタイミングは今なのだろうけど・・・
言葉を直してしまうと、もうこれが聞けなくなるのよね・・・
『ごめん!もうちょっとだけ楽しませて!!!』
どうせ、小学生の高学年にもなったらオネショはしなくなる・・・はずよね?
と思っていたら今朝、ちょっと焦った様子で息子が起きてきた。
あ!もしかして、
『今日はなんぴき?』
と聞こうとしたら
『お母さん。パジャマ濡らしちゃった。一緒にネンネしていたプーさんは濡れないようによけておいたから大丈夫。布団奇麗にしておいてね』
・・なんだこの冷静な対応は!!早くも、レベルアップした息子がいた。
『2ぴき』
もう聞けないのかな・・・
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