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鉄道の楽しみ方 #1 『レトロ路面電車"とさでん"に乗って』

高知駅から高知の中心部に行こうと思うと、「とさでん」という路面電車に乗ることになる。「とさでん」は、路線の長さが日本で一番長い路面電車らしい。一度、どんな感じなのか、西の終点、いの町まで乗ってみることにした。

「はりまや橋」から途中の「鏡川橋」という電停くらいまでは、普通の路面電車のように、大きな通りを走る。ところが、鏡川橋を越えると、線路は単線になり、歩道も無い狭い道路を走り出す。

普通の住宅街の、こんなに狭い道を路面電車が走っている!電停も、ここが電停なんだという印があまりなく、道路上に白色のラインが引かれているだけだ。

想像だけど、昔は、こういう感じの路面電車が多かったのだろうか。とさでんは、たまたま残ったということなのかもしれない。

利便性も大事だけれど、長く続いてきた風景っていうのも大事だ。それがやがて、その土地の魅力になったり、観光資源になることもある。

ただそれが、残すためだけに残っているのではなく、ちゃんと役に立っていたり、馴染んでいるというのが、とさでんのすごいところだ。

路面電車に乗っていると、なんだか地域の生活に溶け込んだような気分になる。
次は、とさでんに乗って、いの町とは逆方向の御免町の方にも行ってみたい。


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