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自分が一歩前へ出るのです

「ポジティブシンキング」って聞くと、軽さを感じる。上辺だけのポジティブさは何も生み出さない。それなのに、ポジティブという言葉はいたるところで乱用されている。飲み屋で愚痴を言い合って、傷の舐め合いをしている人たちからもポジティブという言葉は聞こえてくる。

ポジティブを日本語にすると積極的である。積極的とは、物事を進んでしようするさま。自分から進んで働きかけること、行うこと。言い換えると、自発的、能動的とも言う。対義語は消極的、自ら進んで物事をしないさま、引っ込みがちなさま、である。積極的と消極的の決定的な違いは、「自らが動くかどうか」である。

ポジティブシンキングとは、飲み屋で愚痴を言って自分の気持ちに蓋をするようなことではない。飲み屋で愚痴を言い合っている人たちの場合、愚痴が出てしまうような状況を変えるために自らが状況に働きかけることをポジティブシンキングという。給料が安い、待遇が悪い、あの上司は何なんだ、あの部下は使えない、言いたいことは山ほどあるかもしれない。しかし、客観的に見れば、なんて消極的な姿勢であろう。待ちの姿勢なのである。自らはアクションを起こさないのである。仮に、アクションを起こしたとしても、すぐに諦めてしまうのだろう。給料に納得いっていないのであれば、交渉したり、必要な資格を取る勉強を始めたり、転職したり、起業したり、と手段はあるのに、給料を上げてもらうのを待っているだけなのだ。それでは、状況は変わらない。状況を変えるには、自らが動き、物事に働きかけるしかないのです。

自らの働きかけが必要なのは、思考にも当てはまる。例えば、「自分はできる」と繰り返し言い聞かせると、「自分はできる」という思いが生まれてくる。その思いがあるから、新しいことにチャレンジできたりする。逆に、思考を放ったらかしにしておいたら、否定的な雑念がどんどん入り込んできてしまう。すると、ちょっとしたミスでも「自分はダメな人間だ」と思ってしまい、自分で自分をますますダメな人間にしてしまったりする。自滅してしまうのである。

思考に自ら働きかけることは、意識しないとできない。もう一人の自分に話しける、願望のイメージをする、できると言い聞かせる、など意識的に行っていくのです。思考を放ったらかしにすることは、部屋の掃除をしないのと同じこと。思考に働きかけることは、部屋の掃除をするのと同じこと。部屋は放っておくとどんどん汚れが溜まっていく。何もしなくても、汚れは溜まる。手を加えなければ、ゴミ溜まりになってしまいます。そうならないように、自らが手を動かし、掃除機をかけ、ゴミ捨てをして、部屋をキレイな状態に保つ。掃除をするという働きかけと同様、意識的に思考に働きかけることで、根っこからの積極的な思考になっていくのです。

行動の根本的な原因は、思い。その思いが変わると行動が変わります。そのために、思考に意識的に働きかけることが状況を変えていく手段として有効なのです。

“今日はどのような働きかけをしますか?”

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。今日も最高の一日をお過ごしください。

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