「エゴ」の存在。制限、コントロールしているのは自分自身。
こんにちは。
今日は、「エゴ」の存在について書いてみたいと思います。
「エゴ」という言葉は、人それぞれ解釈が異なり、
微妙な表現であらわされています。
仏教の言葉では、「自我」と言ったりします。
人間の心の中で生じる”気持ち”と捉えていただけると今日の記事はわかりやすいような気がします。
「脳」が感じる”思い”、そんな意味でもいいかと思います。
不安、恐怖、妬み、劣等感、無価値感・・・。
これらはすべて、
「エゴ」つくり出した”幻想”(ほんものでない)にすぎない。
「エゴ」とは、”自我(じが)”とも言って、
人間であるがゆえの考え、思いです。
一方、「高次のわたし」という自分の源となる意識は、
”真我(しんが)”と言って、思考を超えた考えることのできない意識、
大きな”愛”をもとにした意識です。
真我は誰にでもあり、わたしたちは生まれた瞬間、
人間としてのかたちあるものであると同時に、
真我そのものです。
ところが、生きていくうちに
社会や家族などからいろいろなことを教わり、
それを信じ、そこからさまざまな観念、価値観が生まれ、
外側の”比較”という意識のもと、自分というニセの自分をつくり上げていく。
これが、アイデンティティ(人格)というもので、
気に入っている人格もあれば、
好きでない人格もあります。
いろんな自分、がいるといった感じです。
すべて、「脳」がつくり出した”ほんものではない”存在です。
「ほんとうの自分」でない自分。
みなさんは、「お母さん」とか「奥さん」
「お父さん」や「ご主人」と言われた時、
なんか違和感を感じませんでしたか?
わたしは、違和感だらけ。
その上、「〇〇くんの奥さん」なんて
何かの所有物のような感覚で言われたらなおさら違和感。
たしかに、「奥さん」ではあるかもしれないけど、
ちゃんと名前がある。
(名前も人格の一種。けれど一番自分に近いのかもしれません)
〇〇ちゃんのお母さんとか〇〇くんの奥さんと言われているあなたは、
その役割を演じている人格になっています。
ここで、疑問がでてきます。
「奥さん」ってそもそも何?
奥さんという概念を知らないと奥さんになれないんですよね。
家事をする人
だんなさんをたてる人
家計をきちんと守る人
その概念は人それぞれですね。
中には、だんなの世話をする人なんて思っている奥様もいるのかもしれません。
上記の項目は、一般的に普通、奥さんがするであろう常識的な内容で書いていますが、それってなんかいやじゃないですか?
奥さんでも家事をしない人もいる。
だんなさんをたてない人もいる。
家計をきちんと守ることはしない。
こんな人もいる。
何が正しくて、何が間違っている、という話ではありません。
”奥さん”という制限された人格の中で生きていませんか?
というお話。
もっと、自由でいいんじゃないかな。
自由というのは、
家庭をほったらかしにしていい、ということではありません。
制限の中で生きないで、
自分を苦しめない、可能な範囲でやる、ということ。
ここに、「自分軸」というのが出てくるのです。
自由に生きている人は、
「自分軸」を持っている。
世間の常識にとらわれず、自分の思うことに正直に生きる。
「エゴ」というのは、けっこうやっかいで、
制限をかけること(コントロールすること)が大好きで、
自分自身をコントロールします。
〇〇してはいけない、
□□でなければいけない、
などなど。
”奥さん”だからしなければいけないことなんてないし、
こうでなければいけない定義もありません。
「エゴ」は自分自身とかけ離れた存在で、
その「エゴ」のコントロールから少し離れたところから自分をみる。
真我とのつながりを感じるためには、
自我と少し距離を置く必要があります。
(決してエゴを悪者扱いして、追い出そうとしたりしないでくださいね)
難しいですよね・・・。
〇〇しなければいけないと思っている時に、
「あ、〇〇しなければいけないと思っている自分がいた」みたいな感じで、
俯瞰してみる。
制限かけているのは(縛りつけているのは)
外側の常識ではなく、あなた自身の思いです。
外側(社会や周りの人、できごとなど)からの情報で自分自身を定義して
人格をつくりあげた自分、という存在が「エゴ」だということ。
そういった”誰か”や”何か”の情報など一切関係なく、
「自分とは誰か?」という質問を自分に投げかけてみたら・・・?
どんな気持ちになりますか?
もっと自由な「わたし」がいるかもしれない、という答えにたどりつくかもしれない。
いっぱい自分に「質問」を出してあげましょう。
答えを出すのも、あなたです。
今日も”愛”あふれる一日をお過ごしくださいませ。
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