見出し画像

脳は、「自分」と「他人」を区別することができない。

こんにちは。

ピアノ講師、メンタルコーチとして活動しています。
「One Heart」です。

今日は、脳のメカニズムについて書きたいと思います。

「脳」のメカニズム、なんて難しい表現をしましたが・・・、
要するに、わたしたちの「脳」の習性みたいなかんじで解釈していただけるとわかりやすいかと思います。

あの人、ニガテ・・。
あの人、かわいそう・・・。

こんなふうに、他人について私たちは好きとか嫌いを判断しています。

でも、これはただの「好み」の問題であって、
好きか嫌いかの判断は、自分の「脳内」で起こっているだけ。

脳は、「自分」と「他人」の区別ができないのです。

脳は、一人称と二人称を区別できない

他人の悪口を言う、という行為は、
自分の悪口を言っている、のと同義です。

悪口って、言った直後はなんだかすっきりした気分になりますよね。

でも、あとからじわじわと罪悪感だったり、モヤモヤした感じがやってくる。

これってなんだろうね・・・。

そんな疑問を持ったことはありますか?

脳のしくみとして備わっている基本設計。

悪口は、自分を傷つけている、ということ。

これをメカニズム的に理解している人は、悪口を言わないのです。

だって、自分に非が当たるわけですから・・・。

✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼

最初に書きましたが、
自分の「脳内」で起こっている、ただそれだけなんです。

「脳内の問題」ということになります。

嫌いなのは、どうして?

こんな疑問をする人はあまりいないと思いますが、
ぜひとも嫌いな人がいて、悪口を言ってしまう人は、
自分に問いを出してみてほしいと思います。

わたしは以前、「人によって態度が変わる人」が嫌いでした。

自分に利益をもたらしてくれる人にはペコペコ頭を下げ、
自分よりも下の人には、偉そうに話す人。

「人によって態度が変わる人」が嫌いなわたしは、
脳内で勝手に自分よりも上か下かを判断しているのです。

そんなわたしはある時、なんでこの人が嫌いなんだろう?と
疑問に思い、いろいろと考えてみました。

そしたら・・・、
自分の中にある答えが浮かんだのです。

人によって態度を変えるのはよくないと思うから。

ざっくりした答えですが、
勝手に脳内で他人を上か下かに振り分けることが✖️だと思ったから。

これは、自分の”主観”でしかないと感じたその線引きで、他人と接するのはよくない、って思っていたのです。

だから、私は誰にでも同じように接したい、と毎日心がけています。

これがわたしの中から出た答え。

わたしは、どう在りたいのか?

これを他人との関わりの中で感じているモヤモヤのヒントにしていくのです。

他人を裁くのではなく、自分がどうしたいのか?、どう在りたいのか?ということにいつも焦点を当てて、自分の心の中に聞いてみる。

こうやって、「嫌いなあの人」との関係を変えていくことができます。

「あの人は、勝手に人を自分より上か下か決めつけているんだな。」
こう思うだけで、少しすっきりします。

嫌いなあの人は自分に対して冷たい態度で接してくるかもしれないけれど、
それも、勝手に自分より「下認定」されてしまっているから、ということ。

けっして、悲観的になることはありません。

あくまでも、その人の中だけだからです。

✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼

そして、もうひとつ大切なこと。
それは、自分自身をもその嫌いな人より下にしてしまっていないか?ということ。

もう少しわかりやすい表現をすると、
嫌いな人を上にみていないか?ということです。

なんとなく、でいいんですが、
”ちょっとこわい存在”、”ちょっとつき合いづらい”と思うだけで、心がキュッと縮まるような感覚になる。

人間関係の中でニガテな人は、その人のことを考えただけで心がキュッと締めつけられる感じがする人なのです。

それも、自分の脳内で勝手に作っている「壁」みたいなもの。

取り去るには、トレーニングが必要になりますが、
まずは、脳内で勝手に作ってしまったもの、だと気づくこと。

自分自身の中で、嫌いなあの人という壁を作り、
その壁が高ければ高いほど、いやーな気持ちになる度合いが大きい。

自分の心の問いに答えが出たわたしは、
それからその人とは適度な距離を保つことができるようになりました。

自分の中の壁を低くしていくことで、
同じ人間でも、つきあいづらさが消えていくのです。

「壁」というのは、「恐れ」と表現してもいいと思います。

その人が何に恐れているのかはわたしにはわかりません。
その人の「価値観」はその人にしかわからないから。

「あの人、嫌い!」
「あの人、人によって態度変えるから嫌いなんだよね。」

こんな思いだけで、終わらせないで、
もう少し自分の心の深いところをのぞいてみる勇気を持とう。

いやな自分の一面を発見してしまうかもしれないけれど、
誰にだってある「黒い部分」だと思えばそれで大丈夫。

どんなに”愛”にあふれている人でも「黒い部分」は持っている。

だって、「人間」だから。

「黒い部分」があったら、✖️なのではなくて、
自分の中の「黒い部分」を知って、それを”ある”と認める広い心を持つこと。

そうすれば、相手の「黒い部分」もゆるすことができるようになる。

自分だけが持っている、わけでもなくて、
相手だけにある、わけでもない。

ちょっと種類は違うかもしれないけれど、
みんなそれぞれ「持っている」黒い部分を知っていこう。

みんな、あるんです。

✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼

✧˙⁎⋆「好き」「嫌い」はワンセット。
この世界は相対性、というテーマで書いています☟

✧˙⁎⋆マイナス感情の裏には、ポジティブな思いが隠されている、というテーマで書いています☟
今日の内容に通じるところがあるかと思います。
自分の願望を知るきっかけにしていただけるとうれしいです。

今日も”愛”あふれる一日をお過ごしくださいませ。








すてきな記事だな、と感じていただけたらぜひ!サポートをよろしくお願いします。ご要望があればいまのお悩みをメッセージ欄に書き添えてくださいませ。クリエイターさまのお問い合わせページよりご回答させていただきます。いただいたサポートは、今後の活動費に使わせていただきます。