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ここがタフじゃないとやっていけないよ

プロスポーツ選手は、試合以外の時間もトレーニングなどをしています。

私が身を置くプロ野球も然りです。

ファンを魅了する160km/hを超えるボール。

たか高く上がるホームラン。

守備でのダイビングキャッチ。

数々のスーパープレイを生むために、選手は日々、練習、トレーニングを行なっています。


多くのファンのみなさんがあまり見ることがない部分。

それは「移動」です。

日本のNPBでは
レギュラーシーズン142試合
オープン戦20試合前後(チームによる)
クライマックスシリーズ、日本シリーズまでいくとマックスで16試合
合計でおおよそ178試合になります。

飛行機、新幹線を使用しての移動がおおよそ半分あるので、最低でも70〜80回は移動することになるのではないでしょうか。

特に私が所属していたソフトバンクホークスは、日本の南になりますので、一番遠いファイターズと対戦する際は、飛行機でも長時間乗ることになります。
空港の横にホテルや球場があるわけではないので、そこからさらにバスで移動します。

試合後に移動したり、ナイターの翌日に移動しそのまま球場に向かい、試合をするということもあります。

みなさんも旅行など、移動だけで「疲れたー」ということが経験にあると思いますが、
プロ野球関係者は、それを何十回も年間に繰り返しているのです。

長時間の座りっぱなしでの移動で、体が普通じゃないことは想像できますよね。
さらに、ナイターなどは夜にあんなに明るい場所で10時、遅い場合11時頃までアドレナリン全開でプレイをしているんです。
ホークスの頃、ナイター後に次の日がデイゲームだとロッカーで他のスタッフと「数時間後にまた会いましょう」という掛け合いをよくしていました。

心身ともにタフでないとやっていけないのが、プロ野球です。


さらに、過酷なのがメジャーリーグ。

レギュラーシーズンがNPBよりも多い162試合。
ナイター後にチャーター機で次の対戦先に移動することが多いのです。

さらにさらに、
アメリカには国内で時差があります。
私がいる東海岸のニューヨークと西海岸のロスなどで3時間の時差があります。

先日、試合後の移動で、ホテルに着いたのは夜中の2時というものありました。

そして、noteに修正執筆しているたった今
試合が終わり、飛行機に乗り込んで離陸を待っている現在で夜中の2:22です。
上述の通り、
フライト+バス移動で寝れるのは何時になるのでしょうか。笑
(結局、この日は4:30にホテルに着きました)


精神的にも肉体的にも、
いかにメジャーリーガーがタフな生活を送っているのかがお分かりいただけるでしょうか。

このような生活をなるべく健康的に過ごせるように、選手個人や、スタッフがそれぞれ工夫をしながら仕事をしています。

今回は、プロ野球の裏側の一部を紹介させて頂きました。

不規則な生活や、オフィスワーカーであれば長時間座りっぱなしでの作業。
これらは、上述したことに皆さんにも共通することがあるのではないでしょうか。

過去の投稿も含め、みなさんに良い情報を共有できれば幸いです。


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