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感想 後宮の禁書事情  忍丸 妖怪退治の話し、禁書をすべて暗記している少女がリーダーです。



わが家は幽世の貸本屋さんの作者の忍丸さんの作品。
中華風妖怪退治の話しです。
短編集です。

【目次】

一章 怪奇腫瘍事件
二章 樹木流血事件
閑話 少女上司の禁書事情
三章 寵姫離魂事件
四章 生贄事件
終章 これからの物語

この国は、偉大な先王の法によって妖怪
ここでは、 怪力乱神 怪異の存在しない国ということになっている。
しかし、後宮にはたくさんの 怪力乱神 が存在してて
国王直属のゴーストバスターズ 祝部 が その仕事にあたっていた。

その組織のリーダーは少女で
ほかに、強面の料理人 イケメンの宦官がいて
そこに科挙トップ合格の青年が入り
その青年の視線で物語は語られます

この少女、先王の娘です。
先王によって妖怪の本は禁書になっている
そのすべてを彼女は暗記していて
その知識で事件を解決します

中国の古い妖怪の話しとか
色々あり面白い内容になっています

禁書を丸暗記という設定は、とある魔術の禁書目録に何となく似ている。

最初の事件 怪奇腫瘍事件は 人面瘡

樹木流血事件は、木を切ると血液が吹き出るという怪異の話し

寵姫離魂事件 と 生贄事件 は関係しています
龍の化け物が出てくるのだが、もともとは大蛇だったというところが面白い
龍は何かから進化しているという考えが中国にはあるみたいですね




2022 12 27




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