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本の感想

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読んだ本の感想とか・・・
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#書評

書評 局アナ安住紳一郎 安住紳一郎   ちょっと、ほっこりしたい人におすすめです。…

安住アナウンサーは、TBSのアナウンサーである。 テレビが好きでない私でも知っている有名人…

武藤吐夢
3年前
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書評 破局 遠野遥  恋愛の中心思想が何かが、その行動を決定するのかもしれない。…

芥川賞受賞作。 これには驚いた。でも、わかる気がする。 遠野さんは、文藝賞を受賞してい…

武藤吐夢
3年前
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書評 心を支えるシェイクスピアの言葉  河合 祥一郎   シェークスピアの名言を解…

解説の部分が短すぎたり長かったり、強引にまとめすぎていると思う。 最後に、シェークスピ…

武藤吐夢
3年前
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書評 言葉の守り人 ホルヘ・ミゲル・ココム・ペッチ 神秘的な森を舞台にしたマヤ文…

まず、注目してもらいたいのは表紙だ。 これはシュールだ。とてもいい。 どんな物語なのだろう…

武藤吐夢
3年前
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書評  自分の頭で考えたい人のための15分間哲学教室 アン・ルーニー    哲学の議…

内容的には薄っぺらい。だけど哲学の導入本としてはおもしろい本だと思います。 古代のソク…

武藤吐夢
3年前
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書評 流星シネマ 吉田篤弘   世界観や文章のリズムが素晴らしい。あえて伏線回収し…

本書をカテゴリー分類すると「不思議系」になるのではないかと思われます。 心地よい世界観…

武藤吐夢
3年前
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書評 世界から猫が消えたなら  川村 元気  悪魔との契約で、等価交換として1日の寿命につき、1つのものを世界から消すことになるのだが・・・

悪魔と契約する話しは、欧米の小説では、よくあるのですが・・・ 1日の寿命の対価として、1つのものを世界から消すというのは珍しい。 悪魔が消そうとした電話、映画、時計、猫・・・ これらの物は、人を幸福に導くものである。 病死した母親の言葉がよく出てくる。 主人公は、少しマザコンである。 何かを得るためには、何かを失わなくてはならない この考えが作者の中に根づいているようである。 電話が消えるパートで、こんな文章がある。 携帯は、その登場からたった20年で、なくて

書評 グラフィック版アンネの日記  アンネ・フランク  絵と文字のバランスがよく、…

アンネの日記のグラフィック版。 文字の多い絵本かな。 原作は昔に読んだ。 大切なところは…

武藤吐夢
3年前
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書評 会話はとぎれていい ―愛される48のヒント  加藤綾子   加藤さんの優しさが…

アナウンサーの加藤さんが、自分の体験を通して感じた「愛されるため」のコミュニケーション…

武藤吐夢
3年前
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2020年 6月のまとめ

6月の読書まとめです。 読んだ本の数:19 読んだページ数:4476 今月は、くすのき しげのり…

武藤吐夢
3年前
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書評  時間革命 1秒もムダに生きるな  堀江貴文   お金よりも大切なものがある…

数年前から、私は「時間」について考えるようになった。 それは時間が足りなくなったからだ…

武藤吐夢
3年前
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書評 億男 川村元気 落語の芝浜の世界を土台にして、「お金」の本質に迫ろうとした…

 落語の芝浜という話しがある。  富くじに当たって、どんちゃん騒ぎしたのだが、朝、起き…

武藤吐夢
3年前
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書評 GO  金城一紀 第123回直木賞受賞作品。在日文学の1つの頂点だと思う。

黒人差別の問題で、今、世界は混乱している。 「差別」というと、学校ではキング牧師の話し(…

武藤吐夢
3年前
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書評 東京貧困女子。―彼女たちはなぜ躓いたのか  中村 淳彦 女子の貧困のフィールドワークなのであるが、読んでて暗い気分になった。この闇はそうとう深い。

しんどい読書になった。 正直に言うと吐き気がする。 これはreportageであるから、真実の言葉だ。物語だ。 しかし、あまりにも悲惨で読むのが辛い。ページをめくる度に頭痛がした。 私は「貧困」とは自己責任であると思っていた。 しかし、女子に関しては考えを変えざるおえないようである。 風俗やパパ活に落ちる女子学生がいる。 安易にお金が手に入るからだが、それだけではない。 本書を読むと、東京で女子大生をするには、家賃から何から大変だとわかる。 奨学金は、将来の借金だし・