書評 本のエンドロール 安藤祐介 舞台は印刷所、紙面から彼らの迸る本作りの情熱が滲み出していた。
本づくりをモチーフにした作品は多い
舟を編む とか名作も多いです。
たいていは小説家や出版社の編集が主人公なのですが
本作の主人公は裏方の印刷所の人たちです。
本を作ると言っても色々あり
文字おこしから、イラスト、デザイン。
印刷の色を作り出すのは職人の技だったりする。
製本になるまでの過程には、色んな人が携わっていて
それらの人が日々、頑張っているから本はできる。
出版不況、本の電子化が進む中
印刷業は斜陽産業である。
ここの会社でも、老朽化した印刷機械を引退させる