ムスカリ

田んぼが広がり、鳥のサエズリと小さな子供たちの声に囲まれた田舎に住む主婦です。 愛おし…

ムスカリ

田んぼが広がり、鳥のサエズリと小さな子供たちの声に囲まれた田舎に住む主婦です。 愛おしい孫のお世話も介護もやりながら、今までの経験と日々の生活のなかでの気づきを記録しておきたいと思っています。

最近の記事

家庭内別居

きっかけは、よくあることかもしれない。 義両親の介護にたずさわっていたのだが、夫は仕事が忙しいことを理由に、何もしようとはしなかった。 義両親には、子供の学費も半分助けてもらい、感謝の気持ちを持って、私なりに関わっていた。 けれども、ケアマネさんのと打ち合わせやヘルパーさんに助けてもらおうとしたあたりから、義父の不満がストレートに私に向かってきた。 義母が寝てばかりだと義父が言うので、ディサービスを2回から3回に増やした。 そしたら義父が婆さんがおらんようになってまっ

    • バッハを聴きながら

      母を亡くして、49日まではバタバタしていたんだけれど、それから糸が切れたように、何もかもやる気がなくなってしまった。 別段悲しいわけじゃない。ただ、ひどく何もかもやれないだけ。 連日の私の異変に、気付いた夫や娘が、家事をこなしてくれた。 母を介護する中、私は確実に母を支えていたという実感がある。 支えられていたわけじゃあない。 けれど、わたしの中の芯を失ったかのように、立っていられないほど、絶え間なく誰かに依存したくなった。 どうしてしまったんだろう。 今朝は、

      • 楽しいディサービス

        さてさて、話は飛んだが、母はケアマネさんの助言により、ディサービスに週一回通うことができるようになった。 ディサービスは、気に入ったようで、次第に週3回通うようになっていった。 母の施設から車で移動して、30分ぐらいのところだった。 そこでは、カラオケをやったりゲームをしたりと母の話では楽しく過ごせれテイルようだ。 ゲームの景品で、よくマスクをもらってきて、私に「持っていかんかーー?」と言っていた。マスクはどんどんたまり、母は看護師さんとかにあげていた。 ディサービ

        • 朝の時間

          お日様が昇り始めて、カーテンから溢れる日差しが、ふんわりと明るい。 部屋のグリーンたちも朝が来たことに気づいている。 サーキュレーターの風に当たりながら、朝の爽やかさを感じる。 このお日様の光で朝5時にで目が覚め、ベットに横たわったまま1時間ほど、何をするわけでもなく、ボーっと過ごし、朝の時間を楽しんでいる。 忙しかった私に、ゆったりとした気持ちを無償でプレゼントしてくれる。

        家庭内別居

          施設の毎日

          母と知り合いだという介護士さんの話ではこうだ!! 「2年入っとっても、一回も来んでねー」 どうやら、施設に親を入れっぱなしで、見舞いに来ない人がいっぱいいるようだ。 「寒がってみえるで、毛布もって来たってください」と電話すると、毛布の入った小包が施設に届くのだという。 「ほんと、雑巾より汚いタオルで口拭いとるもん。そんなもん、知らんがね」 なるほど こういうことを聞いている以上、ほったらかしには出来なくなった。 まあ、ほったらかしにするつもりはなかったけれど、、

          施設の毎日

          施設入所の当日

          施設入所の当日は、2人の職員さんが車いすの入る車で迎えに来てくれた。 2階から狭い階段を何とか母を2人で担いで降ろしてくれた。 近所の人が何事かとのぞきに来た。 母は、「行ってくるで!!」と心配顔の近所の人にそう挨拶をし、車に乗り込んだ。 施設につくと、部屋に車いすで案内され「きれいなとこやなー」ともらしていた。 用意されていたベットに横たわらせてもらって、介護士を呼ぶブザーを教えてもらった。 「綺麗なとこやろ?まだ、新しいでね。ここなら、毎日ちゃんとしたご飯がで

          施設入所の当日

          やっぱり形から!

          仕事上本を読む機会が増えそうで、長時間読書するのに耐えられる椅子を購入した。 お値段以上〜🎵 のところで、購入したのだけど、金欠の私にはこれで十分でして、、、 読書してみた ^o^ いいじゃあないか!! 初めはベットに寝転んで読もうかと思ったんだが、寝てしまう自信満々だったので、この椅子に座りながら読むことにした。 もとこの位置にあった座椅子は、収納した。 ついでに、向かいの壁が殺風景だったので、これを考えなければならない。 視界に入る風景って重要だなと思った。

          やっぱり形から!

          ストレス

          着信音が鳴る、「はい、広瀬です」 会話が続く。相手の声に集中して、電話を切る。 駄目だ、押し通された。心臓がドキドキする。 ドクン ドクン ドクン 母たちの介護をするようになってから、電話の音にびっくっとするようになった。 まだ、治まらない。 特に、医者とケアーマネージャーだと緊張が走る。 やっぱりだめだ。断ろう。 3度立て続けに電話して、やっと断った。 心臓が次第に落ち着いた。 ストレスって怖いものだ!!

          施設選び(続き)

          値段が高いということもあって、私は自分で特養を探し、電話した。 「今すぐには入れません。順番待ちなんですが、早いもの順というわけではなくて、介護度の重い方から優先になります。申し込みを兼ねて、見学にいらしてはいかかでしょう」 父に話して、見学に行く日取りを決めたころ、ケアマネ(ケアマネージャー)さんが父のところに来て先日見学したサ高住(サービス付き高齢者住宅)はどうだったか?と聞きにみえた。 娘が他のところに見学に行こうと言っていると伝えると、父の話によれば、そうやって

          施設選び(続き)

          通販の失敗パターン

          面倒くさがりも手伝って、私はけっこう通販が好きだ。 ユニクロから雑貨からシャンプーまで、通販で購入している。 しかし、通販では今まで何度か痛い経験をしているにもかかわらず、時がたつと忘れてしまい、懲りずにまた同じ失敗を繰り返す。 己のために、はたまたこれを読んでくれている方々のために、失敗パターンを伝えたい。 大きさを測らず失敗 送料無料につられて、必要のないものまで購入 セール、割引につられて、大量購入 似合っていない色を買って失敗 1.大きさをはからず失敗

          通販の失敗パターン

          友だちという存在は?

          久しぶりに友人ゆいとランチをした。 ゆいは、調理師でお店のチョイスは間違いない。 私は、ただついていくだけ。 いつも楽をして美味しいものにありついている。 今日は、焼肉屋さんのランチを食べた。 ゆいのどうでもいい話を長々と聞いたが、焼肉とスープの旨さに舌鼓を打ちながら、驚いたりにっこりしたり怪訝な顔をしながら、話を聞いていた。 まあ、私はゆいと会っている時間を共にするだけで楽しいし、さして話の内容なんかはさほど問題にならない。 私にとってはどうでもいい話でも、ゆ

          友だちという存在は?

          寒い梅雨に何をするか?

          蒸し暑いと感じる梅雨もあろうかと思うが、今はまだ梅雨は寒いと感じる。 そんな時、大体布団に潜って寒さを凌いでしまう。 すると、大抵はスヤスヤといつのまにか眠ってしまうことになっている。 起きた時、決まって体がだるい。 どうせなら、スッキリすればいいのになと思う。 梅雨は、洗濯に困る。 大抵は、部屋干しなのだけど、今までは扇風機で乾かしていた。 エアコンの除湿は、冷房より電気代が高いっていうし、寒くてイマイチ使う気になれない。 結局、いつも通りファンヒーターを朝

          寒い梅雨に何をするか?

          施設選び

          私の案としては、すぐさま『老健』があがった。 老健でリハビリすれば歩けるようになるかもと期待はあった。 しかし、つい最近までおお叔母の介護をしてきた叔父に相談すると、「老健はすぐにでないかんでなあ、、、」と具体的ではないようなことを指摘された。 きっと、母の状態をみて、もう歩くのは無理だろうと判断したのだろう。 ケアマネ(ケアマネージャー)さんが提案してくれた施設は、サービス付き高齢者住宅だった。パンフレットを持ってきてくれた。 地理的に父が見舞いに行きやすいところ

          抗がん剤治療の中止

          「もうこうなってまってはなあ、、、、」 医師は50代くらいで、白いものの混じった髪、優しそうな顔立ち、そして温厚な口ぶりの方だったけれど、その口から洩れたこの言葉は、冷たく感じた。 母の脚は突っ張ってしまい、車いすに座っていても、曲げて座ることができなかった。そういう人のための金属の脱着可能の支えが取り付けられ、車いすに座り足を延ばした状態で移動する。 その足を見て、医師は「動かさないかんよ」といった後、母は、「しびれて歩けん」という。 医師は。少し考える素振りをして

          抗がん剤治療の中止

          箒(ほうき)のメリット

          前の記事にも書いたが、私は片付けが苦手で、よって掃除も物があふれているので、あまりしないという悪循環に陥っている。 週に1回ほどかける掃除機もダイソンのスリムタイプの7万円したいいものを使っているが、これを買っても別段綺麗好きになるわけではなかった。( ある方の記事を読んで(すいません、お名前が出てこない)、わたしの中の常識が変わった。 その方は前職確か新聞記者だったと思うのだが、退職されて今までの生活を維持できなくなり、昔ながらの生活に変えたという。 冷蔵庫なし、炊

          箒(ほうき)のメリット

          水やりで気づいたこと。(子育て)

          朝6時半に目覚める。 携帯電話にセットしてあるアラームがなるから、、、 昨日の睡眠時間は、6時間ほど。 朝なのに身体が重い、 昨日青汁を飲むのを忘れた。そのせいかもしれない。 部屋のモンステラやポトスなどに水をやる。 この子たちの必要なもの、、、 太陽、水、肥料 私に置き換えれば、 愛、金、食べ物 といったところだろうか。 無意識に、太陽の位置に『愛』と書き込んだ。 書き始めてふっと思った。 私は、子どもに一番必要なものは、『食べ物』だと思って育てて

          水やりで気づいたこと。(子育て)