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施設選び(続き)
値段が高いということもあって、私は自分で特養を探し、電話した。
「今すぐには入れません。順番待ちなんですが、早いもの順というわけではなくて、介護度の重い方から優先になります。申し込みを兼ねて、見学にいらしてはいかかでしょう」
父に話して、見学に行く日取りを決めたころ、ケアマネ(ケアマネージャー)さんが父のところに来て先日見学したサ高住(サービス付き高齢者住宅)はどうだったか?と聞きにみえた。
娘が他のところに見学に行こうと言っていると伝えると、父の話によれば、そうやって自分で探されるんだったら、、、とへそを曲げてしまったらしい。
困ったな、、、と私は思った。
ケアマネさんは、今まで何かとお世話になり、動いてくださっている方で、あまり人を褒めない父が気に入っている方なのだ。
とりあえず、特養の見学に行く前に値段だけ聞いておこうと思って電話してみた。
同世帯の貯金額によって料金が違うらしく、年収と貯金額を聞かれた。
サ高住より2万円ほど安かった。
しかし、交通の便が悪く、父がお見舞いに行くのに不便なこと、そしてバス代も比例して高くなること。そういうことを考えると、別段特別安いということでもない。
また、コロナなどの関係もあって、今はリモートで面会なんだという。
迷ったが、ケアマネさんはサ高住の方が父も私も近いし、部屋の中まで入れるから、お勧めだということで、結局見学に行かずにサ高住にすることにした。
母には、「うちにおっても、寝た体制ばかりだし、施設に入れば1週間に2回はお風呂も入れてもらえる。施設だったら、車いすでうろうろできるし、食事も父が用意するよりいいのが食べれるよ」と話してみた。
どうやらその後父に「施設に行ってしまったら、そのまま帰ってこれなくなってしまうんじゃないか」と心配し、不安がっている。
なんで話したのか!!と怒られた。
どうやら父は、黙って連れて行くつもりだったらしい、、、
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