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施設選び
私の案としては、すぐさま『老健』があがった。
老健でリハビリすれば歩けるようになるかもと期待はあった。
しかし、つい最近までおお叔母の介護をしてきた叔父に相談すると、「老健はすぐにでないかんでなあ、、、」と具体的ではないようなことを指摘された。
きっと、母の状態をみて、もう歩くのは無理だろうと判断したのだろう。
ケアマネ(ケアマネージャー)さんが提案してくれた施設は、サービス付き高齢者住宅だった。パンフレットを持ってきてくれた。
地理的に父が見舞いに行きやすいところだった。もう父は、免許を返納したので、バスで簡単に行けるし、距離も短いということと私の家からも、車で15分ほどだからいいんじゃあないかということだった。
「ここならすぐにでも入れるよ、とりあえず、お父さんと娘さんで見学に行かれたら?」
到着したのは、午後1時ぐらいだったと思う。
空いている部屋に案内され、部屋の様子をみた。
19㎡ぐらいの部屋で、濃い茶色の木のチェスト、その上にパナソニックのテレビ、手すりとブザーが付いた様式トイレ、洗面、クローゼット、そして窓に濃いブルーのカーテンは感じよかった。
比較的まだ新しく、白い壁、そしてトイレやクローゼットの扉、出入り口の扉は木目で病院とは違ってぬくもりがあった。
ベットは、介護保険を使って、業者からレンタルするということだった。
ベットを備え付ける場所にも、職員を呼び出すためのブザーとマイクが付けられていた。
母に見せるため、部屋の様子をスマホで撮影しておいた。
部屋は自由に決められるようだったが、母のように動けない人は、1階の方がすぐかけつけられるからいいということだった。
部屋の間取り等は、全部同じで日当たりが少々違うくらい。夫婦で入れる2人部屋もあるらしい。そこには、部屋にお風呂がついているとのことだ。
お風呂は、自分で入れる人はこちら、入れない人はこちら。座った状態で機械で湯舟に入れますとホールの近くにあるお風呂をみせてくれた。
アイボリー色の浴槽の壁には、いたるところに手すりがついていたし、清潔そうだった。
ホールには、6人掛けぐらいのテーブルが6つぐらいあり、ここでみんなでご飯を食べますということだった。もちろん、しんどいときはベットまで食事を運んでくれるそうだ。
一通り見学した後、案内してくれたケアーマネージャーさんとテーブルについて話をした。
ここは、部屋を1つ借りるという形で、それにいろいろなサービスがついている。食事も3食付くし、いらないときは、前もって言ってくれればその分の料金はとらない。近くにスーパーがあるから、買い物も歩いていけるし、キッチンもあるので、料理してもらってもいい。外出もできるし、お見舞いも部屋まで入れる、
介護度によって、金額は多少違ってくるのだけれど、思っていた通り高かった。
とりあえず考えますということで、家に帰った。
読んでくださって、ありがとうございます。尻尾を振って、喜びます!!語彙を深めるために、本の購入に充てさせていただきます。