家庭内別居
きっかけは、よくあることかもしれない。
義両親の介護にたずさわっていたのだが、夫は仕事が忙しいことを理由に、何もしようとはしなかった。
義両親には、子供の学費も半分助けてもらい、感謝の気持ちを持って、私なりに関わっていた。
けれども、ケアマネさんのと打ち合わせやヘルパーさんに助けてもらおうとしたあたりから、義父の不満がストレートに私に向かってきた。
義母が寝てばかりだと義父が言うので、ディサービスを2回から3回に増やした。
そしたら義父が婆さんがおらんようになってまった。と不満を言うようになった。
不満ならまた2回に戻せばいいんだけど、、、
義母もうちでは面倒みとれんで、行かされるんやろ?と言う始末。
別段、そういうわけじゃない。
寝てばかりだと義父が心配して言うので、そうしただけで、ディサービスに行っていろんな人と話した方が認知症の進行の歯止めにもなるだろうと考えただけのこと。
それに、義母はディサービスに通うのを楽しんでいた。
義父も認知症が進んで、家事の手伝いのためにヘルパーさんを頼んだんだけど、ヘルパーさんと合わなくて、勝手に辞めてしまった。
まだ、同居だったら、夫も両親の様子がおかしいとわかって、私の告げ口に同意したかもしれないが、義両親のことで何か言おうものなら、私を批判した。
やっぱりこう言う話し合いは、実の息子がやるべきだと思ったことをわかりやすく説明しただけなのに。
この状態に耐えられなくなった私は、離婚を考え、嫁いで出て行った娘の部屋に閉じ籠ることにした。
もともとストレスで不眠症の私は、心療内科に睡眠薬をもらいに通っていたけれど、、こうやって義両親と揉めるようになってから、イライラを抑える薬をもらっていた。
状況が悪化するたび、薬の量は増え、とうとう睡眠薬を倍摂取するようになっていた。
頼むから、私より早く義両親が死んでくれと心から祈っていた。
そのぐらい私の命の方が危ういと感じていた。
病院の先生は、もう絶対関わっちゃあダメ。放っておけばいいと言うので、それから一切義両親のとこには行ってない。
読んでくださって、ありがとうございます。尻尾を振って、喜びます!!語彙を深めるために、本の購入に充てさせていただきます。