見出し画像

発達障害のある子ども達を、伸ばすタイプのお母さん[苦手克服!勇気を出して、わかるところまで戻る]

発達障害やグレーゾーンの子ども達、定型発達であっても、誰でも得意不得意があります。
算数でつまずいているので調べたら、九九が覚えられてなかったり、学習障害があると、漢字を覚えるのが苦手だったりします。

特別支援学級にいない子は、どんどん先へ学習が進んでしまうので復習が追いつかず、塾に行かせたりもしますが、先取りが多く、点数は伸びて行きません。

画像1

私はピアノレッスンと一緒に、ご希望される子ども達に、勉強を教えています。勉強と言っても、一般の塾のような内容とは少し違って、まずはご両親のご希望をお聞きします。
(大体はピアノレッスンでの付き合いで、得手不得手は理解しているつもりですが)ご希望の中でも多いのが、言語に関することです。

それから、ピアノレッスンをしていると、情報は入るのに、処理が上手く行かず、適切な場所で適切な情報を取り出せなかったり、先の見通しがつき難かったり(譜読みなど)、拍感が育っていないことで、リズムが上手く取れず、4分の4の1小節が、5拍や6拍になってしまう子もいます。

それぞれにトレーニング方法は違いますが、まず、親が、何が不得手で学力が伸びないのだろう?と悩んだ時、いちばん手っ取り早くチェックする方法をお伝えします。

画像2

1.まず、小学校の入試問題集を買ってきます。ネットで検索して、印刷してもOKです。
図形、推理、言語、常識、お話を作ったり、様々な問題があります。
まずはそれを、全項目、片っ端からやります。

例えば、こんな感じ⇩

画像3

画像4

2.全部やって、苦手分野をすくい取ったら、その問題を集中してやる。
もしくは、体験が必要なら体験させます。⇐ここ、とても大事です。

💛💛💛小学校中学年や高学年になっていても、中学生になっていても、やります。下地がないのに、年齢相応の学習をさせていても、頭には入って行きません💚💚💚

今日の宿題、明日の準備、と、すんなり予習復習を含めて進む子は、少ないと思います。テストはあるし、受験もさせたいし・・となると、余計に先へ先へ、そして、難しい問題に取り組みがちですが、勇気を出して一度戻ってみると、大きな収穫があります。

それどころか、大人でも一瞬、考えてしまう問題もたくさんあります。

もうひとつのメリットは、「褒める機会を増やしてあげられる」ということです。簡単な問題ももちろんあるので、普段から、出来ないことの方が多く、自信を失いがちな子どもには、とても良い方法です。

私は今、小学6年生のADHDの男の子と、中学一年生の知的障害が重めの女の子にも、この学習方法でやっています。

特にADHDの子は、大きな知的遅延は見られませんが、理由を説明することや、ロジックの通ったお話が苦手で、この子には、入試問題の常識問題から、「~だから~する。」や、主語と述語、目的語を順番良く入れた定型文を作り、くり返しできるようになるまでやることで、効果が出てきています。

公園で悪いことをしている子。⇒どうしていけないの?など、最初、尋ねると、「ダメだから」という返事しかできませんでしたが、それは、言葉に変換することが苦手なだけで、漠然とした理由は持っていると感じています。

勇気を出して、う~んと戻ってみる。

成績に伸び悩んだ時、苦手克服させたい時。
ぜひ、トライしてみてください。

画像5


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?