マガジンのカバー画像

音楽話

105
投稿のメインです。自分の好きな音楽を勝手気ままに取り上げ、紹介していきます。
運営しているクリエイター

2020年10月の記事一覧

(音楽話)07: Ariana Grande “Bad Decisions”(2016→2020)

(音楽話)07: Ariana Grande “Bad Decisions”(2016→2020)

【アイドル→シンガー】

Ariana Grande “Bad Decisions”

Arianaもいつの間にか27歳。ミュージカル女優として15歳でショービズ界にデビューし、2011年に歌手としてシングルをリリース。2013年以降爆発的に売れ、米国どころか欧州・アジアにもその人気は伝播。その容姿・ファッションも相まって時代のアイドル、アイコンのひとりになりました。2018年にはグラミーを受賞(

もっとみる
(音楽話)06: Jackson Browne “Here Comes Those Tears Again” (1976)

(音楽話)06: Jackson Browne “Here Comes Those Tears Again” (1976)

【後悔と懇願】

Jackson Browne “Here Comes Those Tears Again” (1976)
https://www.youtube.com/watch?v=WzNo7Ol4zTA

70-80年代の米国ウェストコーストを代表するシンガーソングライター。初期Eaglesをはじめ多くのバンドやシンガーにも楽曲を提供。その影響力の大きさから「西のJackson Brown

もっとみる
(音楽話)05: Sting and Rufus Wainwright “Wrapped Around Your Finger” (2011)

(音楽話)05: Sting and Rufus Wainwright “Wrapped Around Your Finger” (2011)

【騙すも騙されるも】
Sting and Rufus Wainwright “Wrapped Around Your Finger” (2011)日本でもファンの多いSting。何度も来日公演を演ってますし、The Police時代の”Every Breath You Take/見つめていたい”はじめ数々のヒット曲はもちろん、ソロでの”Englishman In New York”や”Fields

もっとみる
(音楽話)04: Inger Marie Gundersen “When October Goes” (2018)

(音楽話)04: Inger Marie Gundersen “When October Goes” (2018)

【嫌いな10月】
Inger Marie Gundersen “When October Goes” (2018)十数年前の話。ふとした時に耳に入ってきた、とあるジャズ・ヴォーカル。私は心を鷲掴みにされ、その場を動けなくなりました。あまりに深く、温かく、悲しく、優しい声。油断すると涙が溢れてしまいそうな。

彼女の名は、Inger Marie Gundersen。1957年生まれ、ノルウェー(漢字

もっとみる
(音楽話)03: John Lennon “Jealous Guy” (1971)

(音楽話)03: John Lennon “Jealous Guy” (1971)

【力強い弱さ】
John Lennon “Jealous Guy” (1971)(Ultimate Mix for the new best album “GIVE ME SOME TRUTH” in 2020)

多くのメディア、特にSNS系で取り上げられていましたが、2020年10月9日はJohn Lennonの80歳の誕生日でした。40歳で死去しているので、この80という数字は「生前40年+

もっとみる
(音楽話) 02: 柴田淳 "月光浴" (2011)

(音楽話) 02: 柴田淳 "月光浴" (2011)

【儚い想い】柴田淳 “月光浴” (2011)細くて、ミステリアスで、危うくて、今にも消えてしまいそうーそれが今から約20年前の、柴田淳の容姿と歌声に初めて遭遇した時の第一印象でした。そして、ごく自然に、ある言葉を連想しました。それは「不幸」。「不幸という言葉が似合うシンガー」だと思ったのです、大変失礼ながらも。

鬼束ちひろの時もそうでしたが、負のオーラ、悲しみや寂しさや憎しみや恨みを、声の奥底に

もっとみる
(音楽話) 01: Tom Petty "Don't Fade On Me" (1994)

(音楽話) 01: Tom Petty "Don't Fade On Me" (1994)

突然ですが、note、始めてみます。

私は旧来、Facebookに音楽レビューというか、好き勝手に自分のお気に入りの音楽をあれこれ書いてきました。しかし同時に、Facebookの皆の投稿があまりに眩しく、あまりに充実している生活ぶりに、自分の居場所の無さと苦しさを感じていました。そう思った時、それでも自己表現としての音楽評を記すことしかできそうにない私としては、非常に悩んだのですがせめてここ、n

もっとみる