人生転機だらけ~教員を辞めてみた~
教員を辞め、フリーランスとして働くぴあでんです。
今回は、なぜ教員を辞める決断をしたか、その転機について綴ります。
そもそも教員になった理由
私は音楽大好き人間でした。高校時代から、音楽関係の仕事ができないかと考えていました。しかし、当時は「自分で仕事をつくる」という発想はなく「就職」という選択肢しか考えていませんでした。
自分なりに調べてみると、一番収入が安定していて生活できそうなのが学校教員でした。安定志向だった私は、迷わずその道を選択。教育学部の音楽科を出て、教員になりました。
現実は専門外の仕事だらけ
私は小学校の音楽の先生になることが夢でした。小学校に赴任できたものの、そこには音楽専科の先生が…私は担任として働き、好きな音楽の授業は専科の先生が担当するという状況に…
子どもたちと過ごす時間は苦労もありますが楽しく、やりがいを感じる部分はありました。
働き続けるうち、中学校で音楽を教えるのもアリかなと考えるようになりました。しかし、悲しい現実を知ることになります。
中学校の先生はかなり忙しい…
研修や様々な集まりで中学校の先生と関わる機会があったのですが、話を聞く限り、部活や進路指導等で忙しさが小学校と比べ物にならない感じがしました。
もう小学校のままでいいかな…と思い、いつしか「音楽を教えたい」という思いが消えてしまっていました・・・
転機①中学校への移動
自治体にもよりますが、経験を積むため小学校→中学校・中学校→小学校の異動を勧める自治体も多くあります。
私もその流れにはまりました。校長から異動の通知を受けた時、一瞬体が固まりました。プライベートで音楽や趣味を楽しんでいた私にとっては、ショックでしかありませんでした。
実際、多忙な日々が始まります。でも、そこで一つ気づくことがありました。
「自分は音楽の授業をしている時が一番生き生きしている」
気づいたのはいいものの、悲しい現実もありました。
仕事の中で授業の準備に充てる時間が全然ないのです。
大好きな音楽の授業のはずが、準備の余裕がなくてやっつけ仕事になってしまうことも…この現実から逃れることは難しい印象でした。
しかし、ここで一つ転機がありました。
転機②娘の誕生→時短勤務の取得
本当は育休を取得したかったのですが、叶わず時短勤務を取得しました。
ここで、視野が大きく広がりました。
・早い時間に迎えに行ける家庭も多くある衝撃
・Youtubeで学んだ「安定はリスク」という衝撃
・自分で事業をつくるという選択肢もある衝撃
将来について考える余裕ができ、今からでも人生を変えることができそうと思うようになりました。
転機③テレビ出演
私はある特技があり、SNSでその発信を続けていました。すると、SNSのDMでテレビ局から連絡が…
「これ本物か!?」と一瞬疑いましたが、友達にも相談し、思い切って問い合わせ。出演が決まり、新しい世界を知ることができました。
世の中いろんな世界で生計を立てている方がいるんだなと実感できました。
また、継続していると思いがけないことが起こることを経験できたことも私にとっては大きな収穫でした。
転機④退職を決断→フリーの道へ
「継続すると何かが起こる」ということを信じ、フリーランスとして働くことを決心しました。
現在、教室運営やイベント、楽譜制作等、音楽経験を生かした仕事に複数挑戦し始めています。
上手くいくかは分かりませんが、変化を信じてとにかく継続していきます。
また何かの転機があり、違う道が見える可能性もありますが…
とにかく続けるのみ!
人生転機だらけです。決断には周囲からの反発も当然あります。でも、結局は自分の行動次第です。
自分に言い聞かせる、奮い立たせるためにもこの記事を書きました。読んでいただきありがとうございます。
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