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欲っするものがなければ、生み出せばいい

【創作日記】
冬季間(10月下旬〜4月初旬)、ここ北海道では昆虫に会える機会がほぼゼロとなる。

長い長い半年間。
虫に会いたい、虫に触れたい、虫と見つめ合いたい、虫に見つめられたい、虫に見初められたい、虫に抱か…

兎にも角にも。
虫が恋しくて仕方がなかった。

会えないものに会うためには。

そうか。
『ケーキがなければ焼けばいい』理論だ。

お菓子を買わないようにしてるのに、小麦粉と卵とバターと砂糖で不格好なケーキやクッキーを焼き、じゃがいもを薄切りにして水にさらし油で揚げてポテトチップスを作ってしまう、あの理論。

いつもそうしてダイエットに失敗してる、あの理論。

会いたければ作ればいい。

ミンミンゼミ
(北海道にはほとんど生息していない)

今森光彦さんの『昆虫の立体切り紙』を参考に、体は色画用紙、羽はクリアファイルを切り貼りして制作した。

すばらしい。
型紙に合わせて切って、折って、貼るだけで、自分の手の中に昆虫が生まれる。

他にも北海道にはいない、ナミハンミョウやアサギマダラ、ヘラクレスオオカブトなども紹介されていて、作る度に会えない昆虫に出会える素敵な時間を過ごせそうだ。

欲するものがなければ、生み出せばいい。

大人が夢虫になって遊ぶのは、難しいようで簡単で、実は単純なことなのかもしれない。


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