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マッシュの思考

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2023年8月の記事一覧

空気が入らないなら、どれだけ漕いでも歪んでいくだけだ。

音楽をスピーカーで流して聴く。こだわったと話していたギターの音を聴きたくて左耳に近づける。単音が入った瞬間、一気に輪郭が消えて溶けてしまった。

右耳に近づけると、逆に単音ばかりが聞こえてきて、歌詞の景色が浮かんできた。もう一度左耳へ当てると、聞こえてくる音全てがまとまってひとつの音楽になった。

左脳と右脳の機能の差なのだろうか。その先入観で聞こえ方が違うように思っただけなのかもしれないけれど、

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君の言うことは分からないことだらけだったよ。

眠れないとぼんやりしていたらいつの間にか寝ていた。いつ寝たのか覚えていないけれど、朝方だったのは確かで、わずかに寝坊した。

それでもまだ時間はあったから楽しみにしていた番組を見ながらパンを食べた。釘付けになっていたら時間は迫ってきたから、急いで着替えた。

早めに外に出て自転車に跨って、空気が抜けていることに気づく。この間修理したばかりなのにまたか、と落ち込む。電車に乗っても良かったけれど、隣の

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速いだけの曲に何の意味もないように。

昨夜は漫画を読んでいた。不審者が強引に家に入り込んできて、夢か現実か分からなくなる話だった。数話読んですぐに寝た。

今日は朝に起きて食事をして、見たかった番組を見て笑って、あとは何してたんだっけと思うことしかできない。今日やることを指を立てながら考える。忘れないように書き出して、着替えた。

夕方になるころ、音楽を聞いて外出を渋っていた。でも数曲分だ。記憶がすっぽり抜けるほどではないはずなのに、

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ずっとここにいるなんて嘘だって知ってる、君だって先へ行ってしまうんだ。

昨日は悔しい結果になった。帰り道泣きそうになった。こんなにできないものかと情けないしやるせないし、どうにか伝えたいと思った。具体的な何かがあるわけではないけれど、まだ生きていられるって自分に言ってやりたい。

丸くなってしまった感覚は頼りにならない。神経を剥き出しにしたい。誰かに変わることはできないけれど、追いつきたいと思って進んでいくことは許されるだろう。

分かってくれないとか思ってしまう。何

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気づいてないふりの君を、気づいていないままの今見て。

なんでこんなこと始めたんだっけ。夢とか将来とか不確定な甘みより、今日とか自分とか確定した苦味を味わいたい。忘れていたんだと思い出す。

夜中にDVDを見ていた。敬愛してやまない人を見ていた。シャツの折り方や立ち姿まで重ねたい。まだスタートラインにも立っていないのに、原点に戻る様な気持ちになった。人としてこうなりたい、のこうを思い出した。

見出したら止まらなくて、朝方まで見ていた。暗い部屋で光る画

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まだ本当の気持ちを言える関係じゃないけどね。

今日は朝方目覚めてまた寝て、でも朝に起きた。目が覚めたのも変な感じだった。布団に絡まるようにして寝て、布団とは離れて起きた。

連絡が来ていて、また意見を聞かれていたので答える。聞いて感じて、思ったことを言葉で伝える。何もかもが足りなくてやるせなくなる。

昼は好きな番組を見て笑っていた。宅配を待っていた。雨が降らないことを願っていた。配達状況を見ながら数時間はまだ来ないと予想して買い物へ行った。

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何よりも難しいのは、それを続けていくことなんだって。

昨日は良い日になった。素直に楽しかった。あまり緊張しなかった。でもそれは感情が揺れにくい状態だということだから、楽しいとか楽しみとかそういう気持ちも感じにくいはずだけど、ちゃんと楽しかった。

淵に立って一歩踏み出した気がした。思い切りは大切だ。嫌だったら辞めようと諦観していたのも良かった。期待していなかったから気楽に行けた。自分にはもっと期待したいし、したほうがいいんだろうな。

でも、みんなが

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あの時の手料理だって君のついでだったのかな。

昼過ぎ、熱気を押さえつけるような雨が降り出して、涼しくなった。

数年ぶりに友人から連絡が来て、浮かれていた。でも今は住んでいる場所があの時とは違うから簡単には会えない。学校は、嫌な人に毎日会わなければならないけれど、好きな人に毎日会える場所でもあったんだ。またねと話は終わった。

雨が止んで、屋根から伝う水滴が地面を打つ音が聞こえる。扇風機で事足りる昼下がりは快適だ。

広い風に飛ばされたくなっ

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今日はなんだか余計な事ばかり書き過ぎてしまうな。

昨夜は映画を見なかった。いつも見てるのに、今日は見ないからどうしたのって聞いてくれるのは過去の自分だけだ。だっていつも見ていないから。

文章を3行くらい書いて、そろそろ会話を出したいのに、内面の自分以外誰も出てきていないから括弧が付かない。格好がつかない。

長く寝ていたせいで夜は眠れなくて、カーテンの向こうから朝日が見えた。淡いぼんやりとした光ではなく、ここに太陽があるという鮮明な熱だった。な

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教えるというのは自分勝手であってはならないのだ。

その文章だけが記憶から抜け落ちていた。体が半分浮いているような感覚でもっと書きたい。次の行が待ちきれなくて枠を文字が飛び出してしまうくらい興奮を持続させたい。

朝起きて読み返したら、朝起きた時読み返せるだろうか、と書かれていた。陶酔の最中でも見透かしていた。正しくは、微かにずっと思い続けていることなんだろう。

それから不意に、人間は19歳で人生の半分が終わるという誰かの論理を思い出した。それな

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記憶を小説のように引き延ばし、そこで満たされ裏側を聞き逃し。

今日も早く起きた。まだ暑い部屋の中で扇風機の風を浴びて書いたり聴いたりしていた。

それから小説を読んだ。本を数分読むだけで落ち着くらしい。それは確かに感じていて、少しでも本を読むと充実感が桁違いに大きくなる。

知らなかった単語を少し調べて、きっと私生活で使えば気取っていると揶揄されるだろう言葉を覚えた。自分の中に馴染んで当たり前になればそんなことを考えずに無意識的に使えるかもしれない。

それ

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噴き出した粒に感情なんて嘘みたい。

昨夜は気分が良かったんだ。何をしたか覚えていないけれど、好きな芸人が出ていた番組をいくつか見て笑っていた記憶はある。見ている自分を俯瞰して見ると、その少し前に映画を見た画が浮かんできた。

その後、知らない人のどうでもいい感想に踊らされて馬鹿らしくなって寝たんだ。昨日のことを思い出したら今日のことを忘れそうになっている。

今日は早めに起きて、文字を書いたり、昨夜と同じ番組を見返したり、ギターを弾

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この肉体と感情を少しでも健康的に保つには。

今日は早めに目覚めた。友人から連絡が来ていて、それに返事をするなどしていたら昼になった。

食事をして、見たかった番組を見た。期待は上回らず、それでも面白かったから良かった。

昼からは映画を見ていた。怠惰に過ごすよりは何かしようと思って映画を見た。よく見ていた日々が懐かしく感じた。

どうせならと夏まで取っておいた映画をつけた。想像より重くて良かった。ただ満たされまくった恋愛映画だったら途中で止

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