この肉体と感情を少しでも健康的に保つには。

今日は早めに目覚めた。友人から連絡が来ていて、それに返事をするなどしていたら昼になった。

食事をして、見たかった番組を見た。期待は上回らず、それでも面白かったから良かった。

昼からは映画を見ていた。怠惰に過ごすよりは何かしようと思って映画を見た。よく見ていた日々が懐かしく感じた。

どうせならと夏まで取っておいた映画をつけた。想像より重くて良かった。ただ満たされまくった恋愛映画だったら途中で止めていただろうけれど、ちゃんと気持ちが乗っていて激しい感情が見れたから満足だった。

細胞は日々作られていて、数ヶ月も経てば入れ替わるから、数年ぶりに会う人はもうあの時のあの人じゃない、みたいな話を思い出した。

内面と外見は同じ体についているけれど別物で、でも人間としてはひとつで、その両方を好きになるのも、その両方を好かれるのも難しい。言葉にしにくいことを感覚として捉えられて、これが映画だと思った。

それから詩情を詩にできた。最近はとりあえずで言葉を並べていたから、本来の在り方を取り戻せて良かった。

音楽を聴いていたら弾きたくなったからギターを持つ。ろくに運動しないから体力が落ちてしまって、もう何時間も立って歌えないだろう。何時間も立って歌えたことなんてあるのか分からないけれど、今は確実に無理だと思う。だから椅子に腰掛けて弾く。最近覚えた新しい押さえ方が使えるようになってきて嬉しい。出来ることが増えるともっと知りたい気持ちになれるから、小さい山をたくさん越える方が成長は早いという考えに頷ける。

夕方、部屋に入り込む風を扇風機で増幅させて、その風を浴びながら昼寝をした。最高の昼下がりを過ごした。その後、昼寝の時間で目覚められたのも良かった。

いつもより少しだけ考える時間が長かっただけで、いつもより早くお腹が空いている。やっぱり時間を溶かすと脳も溶けていたんだな。せめて吸収したり感じ取ったりするくらいはしていたいと改めて感じる。そのほうが確かに健康的な気がした。

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