まだ本当の気持ちを言える関係じゃないけどね。

今日は朝方目覚めてまた寝て、でも朝に起きた。目が覚めたのも変な感じだった。布団に絡まるようにして寝て、布団とは離れて起きた。

連絡が来ていて、また意見を聞かれていたので答える。聞いて感じて、思ったことを言葉で伝える。何もかもが足りなくてやるせなくなる。

昼は好きな番組を見て笑っていた。宅配を待っていた。雨が降らないことを願っていた。配達状況を見ながら数時間はまだ来ないと予想して買い物へ行った。

必要なものを買って急いで帰る。まだ来ていなかったけれど、風呂に入るのも先延ばしになった。

その間、また連絡が来ていて、あれはどういうことだと聞かれる。分かり合えている関係ならもっと感覚的に伝えられる気がした。でもまだ個人と個人の会話だからニュアンスがずれる。だんだんと自分の思うことも歪んでいって、そうなればそもそも根本から合っていないように思えてきた。でも今は少しだけ耐えたい。だから悪くなりかけた自分の機嫌を取る。これは誰のせいでもない。相手が嫌ってくるなら離れればいい、別にまだそういう態度じゃないなら一緒にいるべきだ。まだ狭すぎる。離れるならもう少し広げてからだ。初めからうまくいくなんて思っていないし、もっと恥をかいていこうと思ったはずなのに、まだ自意識が主張をやめてくれない。シンプルに目の前のことだけやってみればいいだけなのに、その先のことを考えてしまって不安になるんだ。相手の気持ちなんて打ち込んだ文字の語尾なんかじゃ伝わらない。勝手に想像するから嫌になるんだ。信じなくていいから、自分で乗り込んだ舟の仲間くらい疑うのをやめたい。本音を言えば信じていたい。信頼してもらえるように、自分も相手のことを信じる、そんな簡単なことなのに素直に出来ない。足りないはずの想像力でも、こんなにも厄介に絡みついてくるなんて大人になってやっと分かった。

長くなってしまった。いつもは別のところに書くだろうけれど、このくらいならいいや。まだ思いが巡り続けたらそのときは別のことを書こう。

それにこんな暗がっているのは誰かのせいじゃない。この肉体と天気と思考のせいだ。分かっていても不安になるけれど、分からないよりは安心できる。何かのせいにしてしまえば自分は悪くないって思えるから楽だ。諦めていれば期待しなくていいから楽だ。もっとみんな気楽でいるべきなんだ。みんな同じウイニングランなんだから比べたって意味がないよ。どれだけ楽しめているか昨日の自分と競い合えばいいのに。

自分は昨日より良い日だった。昨日は存在していただけだった。だから、明日の食糧を買ってきて、明後日使うものの配達を待っている今日の方が絶対に充実している。昨日は結局本も読まなかったし、楽しみだった番組はつまらなかったし、なんか食べ過ぎたし、寝つきが悪かったし、だめだめだったな。

外に出た服の自分はこの部屋で居場所がない。唯一の居場所である床に寝ると、汚れていることに気づいた。この間掃除をしたのにもうこんなになっている。溜まった埃と添い寝している。この部屋の埃と、この社会の自分は同じような感じかもしれないと少し笑ってしまった。その程度の価値でも生きているんだからそんなに無理しないでいいやと思った。

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