見出し画像

【女神たち】 #004 向こう5年間の生き方

今週も1週間お疲れさまです。
私が暮らすフランスは
雨の日が続き肌寒い気温になりました。
(とはいえ、大雨のあとすぐに青空が広がるのがヨーロッパの夏)

日本は夏真っ盛り、
フルーツたっぷりのサングリアとともに
あなたさまの心をほぐせますように…


カナダ留学中の女神のお話


「2年前ランチしてた時とは
状況が大きく変わったよね!
えりはフランスで私はカナダ。
なんか私たち成長しているね!」

はつらつとした表情で話す彼女は、
社会人でカナダ留学の夢を叶えた女神だ。

彼女は私が以前勤めていた会社の元同僚だ。
部署は別だったものの
日夜業務に追われていた私たち。
共に励まし高めあっていたいわば戦友だ。

忙しない日々のたまの息抜きに
二人で午前休を使いランチへ行った
懐かし思い出を思い出しじーんとなった。

「25歳を迎えた時、
大きい挑戦していないのに
このままの状態で結婚して家庭をつくることに
違和感があったんだよ。
同時に30歳(節目)になるまで、
後5年もあるじゃんって。
この5年間をどう生きるかって考えた時、
もともと英語好きだし、
キャリアチェンジもキャリアアップもしたくて
留学しようって決めたんだよね」

明け方まで働きながらも
将来を見据え、
大きく動ける彼女は逞しい。

とはいえ、周囲の反応は否定的だったという。
当時付き合っていた恋人とは”留学”に対する
価値観の不一致により破局。
周囲からは
「今留学したら婚期逃すんじゃない?
子どもはいつ産むの?」
と言われた。

しかし、将来を見据えていた彼女に
否定的な言葉は響かなかった。

「私は”留学”をポジティブな経験だと思っているのよ。
経験を積んでキャリアを形成できるし。
社会人で留学すると終わりがないというか、
次へ次へとキャリアアップや挑戦できるからさ。
だからネガティヴな意見をもらっても、
流せたのよ」

と彼女は軽やかな笑顔で話す。

留学すると決めてからは
コロナ化にも関わらず物事がスムーズに進んだ。
資金を貯めるため、
休日にアルバイトを始めた。
Instagramにて英語で日記を書いたり、
英会話アプリのCamblyを使うなど、
隙間時間で語学力向上にも努めた。

時に朝まで業務に追われる日々を送っていた中、
やると決めた彼女の行動力とバイタリティーに
近くでみていて心動かされるものがあった。

そして掴んだカナダへの切符だが、
困難はたくさんあった。
特に自分の感情との向き合い方が難しくなったそうだ。

「バンクーバーって多国籍で
カナダ人よりも外国人が多かったりするの。
だから価値観やSNSの使い方など
影響を受けるところ多くて。
何が幸せか、
何で(自分は)満たされるのか、
何を目指しているのかを
見失いまくっていたのよ。
ただ毎日を生きているような。
周りからは凄いねって言われるけど、
私はただその日を生きている感覚で。
周りから見えている自分と
本当の自分(の生活)とのギャップに
プレッシャーを感じちゃってたんだよね。」

”留学”というのは確かに大きなチャレンジだ。
行動力と覚悟と勇気が必要になる。
だけど、いざ留学すると
そこで待っているのは、
日本で暮らすのと同じ”日常”なのだ。

「この気持ちが下がっていた時期に、
自分を知るきっかけになったの。
それこそMBTIをして自分が外交的ってわかって。
人を交えた方がストレス発散になることがわかったの。
人の話を聞いたり、
自分の話をしている時に
(気持ちを)整理しているんだって。
自己理解が深まった時に、
自分の幸せな状態を理解できるようになった
んだよね」

留学をしたら幸せになれる、
(自分が)変われるかというと
必ずしもそうではない。
確かに日本とは違う環境で
たくさん刺激を受けことはある。
しかし、大事なのは
自分自身と向き合い
自分の弱さを受け入れどう対処するかなのだ。
留学するとその時間がいやでもやってくる。
苦しい時間を乗り越えた人こそが、
今活躍している人なのだと思う。

彼女は自分の幸せの基準をみつけ、
向こう5年の人生のために新たな旅にでるそうだ。

TIPS:女神のリセット方法

1.自転車
今はね自転車に乗ることにハマっている!
最長70キロ走った!笑

2.料理
ダラダラ頭の中空っぽで料理するのも
リフレッシュできる!

・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・

アーカイブ作品
▼1つ前の記事

▼留学関連記事


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?