世界のGDPランキングと治安ランキング
自民党総裁選で賑わう昨今
誰が次の総理になるのか目が離せないところですね
立候補者の一人である小泉進次郎議員の経済政策
「解雇規制緩和」が先日に話題になっていました
これにより企業が経営をしやすくなると見込まれ
GDPの上昇が期待できるとのことのようですが
失業者の増加や不安定な生活による治安の悪化が懸念されるところではないでしょうか
以下は左の国名がIMF発表のGDP上位15ヶ国順で
右の数値はIEP発表の治安ランキングの順位です
アメリカ 86
中国 46
ドイツ 22
日本 2
インド 70
イギリス28
フランス38
ブラジル151
イタリア40
カナダ 15
ロシア 128
メキシコ146
オーストラリア20
韓国 10
スペイン34
GDPの上昇は治安の回復と正の相関関係があるといわれていますが
これを見るかぎり国と国の相対的な話ではなく
一国内での話のように思えます
そして、日本はGDPが上位であり治安でも上位であるという
相当に稀有な存在であるようにも見えます
以下はOECD発表の解雇規制の強さランキングから
G7の順位を抜粋したものです
イタリア 5
フランス 9
ドイツ 21
日本 28
イギリス 33
カナダ 38
アメリカ 40
両者を見合わせてみると
GDPと解雇規制はそれほど相関していないのではないかという印象を抱きます
現状では解雇規制緩和といっても
何をどう緩和するのか具体的には不明のようですが
日本の経済成長を妨げているものは解雇規制とは無関係であり
日本の治安が守られている一因は解雇規制にもあるのではないかと思うところです
今回もお読みくださりありがとうございました
少しでもお役に立てていられれば嬉しく思います
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