新潟大学村山研究室

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最近の記事

村山研究室が取り組むSDGs

村山研究室が考えるSDGsとは 持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。 17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。 SDGsは発展途上国のみならず、

    • 新潟県警察との交通安全活動を振り返る

      これまでに警察庁長官賞や内閣府オープンイノベーション大賞審査員特別賞など、外部からも高い評価を受けてきた新潟県警察と村山研究室の取り組みです。 どのような出会いがあり、どのような取り組みをしてきて、そしてこれからどのようなビジョンがあるかを振り返りながらまとめていきたいと思います。 2015年の出会い 新潟県警と交通安全活動に取り組むことになったのは2015年のことです。 高齢者の交通事故が減らないということで研究室に相談がありました。 運動機能やなどを研究テーマに取り組

      • ハンドルぐるぐる体操で交通安全

        学生が考えた『体操で交通安全』のカタチ ハンドルぐるぐる体操は新潟大学村山研究室の学生たちによって開発された体操です。 子どもから高齢者まで、みんなで一緒にできる体操を目的にしたものです。 主に高齢ドライバーが日々の生活の中で運動習慣をつけることで、筋力と認知力を高めて安全走行できるよう支援します。 日産と新潟大学村山研究室は、2018年に、まち・生活・交通を結び、安全な未来を目指す交通安全プロジェクト「トリトン・セーフティ・イニシアティブ」を立ち上げ、高齢者の運動・運転機

        • 第12回健康寿命をのばそう!アワード厚生労働省健康生活衛生局長優良賞を受賞しました

          厚生労働省健康生活衛生局長優良賞受賞 2023年11月27日、厚生労働省とスポーツ庁が主催する「第12回健康寿命をのばそう!アワード」にて、厚生労働省健康生活局長優良賞を受賞しました。 「健康寿命を延ばそうアワード」は、生活習慣病予防の啓発活動及び健康寿命を延ばすことを目的に、優れた取組を行っている企業・団体・自治体を対象とした全国的な賞です。 私たちの研究室が取り組む「Party体操プロジェクト」が、厚生労働省健康生活局長優良賞に選ばれました。 新型コロナウイルスの影響に

        村山研究室が取り組むSDGs

          NEXCO東日本との取り組み

          学生たちが作成した交通安全ポスターを新潟県内全域のサービスエリアに掲載 交通安全ポスターを学生たちが作成し、それを新潟県内全サービスエリアに掲示することは交通安全への取り組みを始めた頃からの目標でした。 これまで一緒に取り組んできている新潟県警がご縁となり、この目標が実現することになりました。

          NEXCO東日本との取り組み

          交通安全サポーター任命式

          2024年6月10日、新潟県警察本部にて交通安全サポーター任命式が催されました。 今年で8年目の取り組みの学生サポーターの活動です。新しく8名の学生が任命されました。 NUTSとは NUTS(ナッツ)は新潟大学交通安全サポーター(Niigata University Traffic Supporter)の略です。 新潟大学の学生で組織する交通事故の抑止を目的とした取り組みをするチームです。 NUTSという名称は、発足当時の新潟県警察本部の工藤さんから名付けてもらったものでし

          交通安全サポーター任命式

          研究室ホームページに観光案内を載せるワケ

          新潟県には魅力がたくさん! 研究室の活動で地域に出向くことが多い私たちですが、そのたびに新潟県内の魅力に触れます。 海、山、雪、そして美味しいものもたくさん。 この魅力をどうにかして伝えたいという想いをホームページへの掲載という形で表現しました。 研究室に訪れたお客様に新潟の魅力を紹介したい! わざわざ遠くから研究室を訪れたみなさんに、せっかくならばと美味しいお店や楽しい場所を紹介しています。 大学からちょっと足を伸ばして妙高に行くプラン、阿賀町の温泉も良いです。 そして新

          研究室ホームページに観光案内を載せるワケ

          研究室ホームページに『集合写真』を載せるワケ

          村山研究室のホームページには集合写真というコーナーがあります。 研究活動やプロジェクトには、企業や地域の方々などたくさんのみなさんからの協力は欠かせません。そして学生たちは皆さまと関わらせていただくことで学び成長しています。 みなさんからのご協力を得て様々なプロジェクトが進められていることに心から感謝しています。 その感謝の気持ちを集合写真の掲載という形で伝えていこうと考えています。 研究室ホームページの集合写真にはお世話になったみなさんとの思い出がたくさんです 長きに渡

          研究室ホームページに『集合写真』を載せるワケ

          研究室のホームページに『思い出の味』を載せるワケ

          研究室のホームページには『思い出の味』コーナーがあります。 私たちは学会や地域活動などで全国各地に出向くのですが、そこでの楽しみの一つが食事です。 さまざまな地域で食べた味は思い出となって残ります。 卒業生や関わっていただいた皆さんからも写真を見返してもらいながら、その時の場面や気持ちを思い出してもらいたいというのが一番のワケです。 みなさんにとっての思い出の味はなんですか? 研究室のメンバーで思い出を語るときに必ず話題になるのは、その土地で食べたものについてです。 どこで

          研究室のホームページに『思い出の味』を載せるワケ

          学生たちが呼びかける早めのヘッドライト点灯

          新潟県のヘッドライト点灯率の低さ 2014年のJAFによる調査では、新潟県の点灯率の低さが分かります。 日の入りからの5分間での点灯率は全国最下位となってしまいました。 新潟プロジェクト交通安全サポーターの結成と学生たちの取り組み 2016年に新潟県警との新潟プロジェクトが立ち上がりました。プロジェクトの目玉は学生たちによる交通安全サポーター(通称nuts)の結成です。 学生たちが地域に出向いて地域の人たちと一緒に取り組む交通安全活動がスタートしました。 新潟県警のみなさん

          学生たちが呼びかける早めのヘッドライト点灯

          第6回日本オープンイノベーション大賞選考委員会特別賞を受賞しました

          日本オープンイノベーション大賞とは(内閣府ホームページより) イノベーションの創出を巡る国際的な競争が激化する中で、研究開発等の成果を迅速に社会実装し、社会的ニーズの解決や新たな価値の創造につなげることが大きな課題となっています。そのための方法として、組織の壁を越えて知識や技術、経営資源を組み合わせ新しい取組を推進するオープンイノベーションが注目されています。 こうした状況を踏まえ、我が国のオープンイノベーションをさらに推進するために、今後のロールモデルとして期待される先導

          第6回日本オープンイノベーション大賞選考委員会特別賞を受賞しました

          出雲崎高校でのブランチキャンパス-STEAMを学ぶ-

          ブランチキャンパスとは ブランチ(branch)とは、枝、支店、支流、分岐、部門の意味をもち、キャンパス(campus)は、大学の構内のことです。 つまりブランチキャンパスとは『大学の分校』を指します。 新潟大学の学生が大学を飛び出し違う環境で学びを得るということで、ブランチキャンパスとし、2020年からスタートしました。 今では学生だけが学ぶのではなく、出雲崎町の中学生や高校生も一緒に学ぶという交流型の授業スタイルに進化しています。 アート思考で楽しく学ぶ『創造する力』

          出雲崎高校でのブランチキャンパス-STEAMを学ぶ-

          南アフリカと日本の子どもたちのオンライン交流会

          オンライン運動会 2019年、コロナ禍によって子どもたちの運動不足や体験不足が社会課題となったとき、私たち村山研究室ではオンラインを活用して、まだあったことのない地域の子どもたちと運動会で交流する仕組みをつくることにしました。 当初は慣れないオンラインの仕組みと不慣れな運営、不安定な通信環境に苦労しました。 何度もリハーサルして、それでも当日は失敗の繰り返しでしたが、少しずつ良い運営ができるようになってきました。 その活動はNHKや新聞などメディアにも多く取り上げられ、取り組

          南アフリカと日本の子どもたちのオンライン交流会