第6回日本オープンイノベーション大賞選考委員会特別賞を受賞しました
日本オープンイノベーション大賞とは(内閣府ホームページより)
イノベーションの創出を巡る国際的な競争が激化する中で、研究開発等の成果を迅速に社会実装し、社会的ニーズの解決や新たな価値の創造につなげることが大きな課題となっています。そのための方法として、組織の壁を越えて知識や技術、経営資源を組み合わせ新しい取組を推進するオープンイノベーションが注目されています。
こうした状況を踏まえ、我が国のオープンイノベーションをさらに推進するために、今後のロールモデルとして期待される先導性や独創性の高い取組を「日本オープンイノベーション大賞」として称えることとしました。
本表彰では、オープンイノベーションの取組で、模範となるようなもの、社会インパクトの大きいもの、持続可能性のあるものについて、担当分野ごとの大臣賞、長官賞、経済団体、学術団体の会長賞等の表彰をするとともに、各賞の中で最も優れたものを内閣総理大臣賞として表彰します。
表彰の種類
内閣総理大臣賞、科学技術政策担当大臣賞、総務大臣賞、文部科学大臣賞、厚生労働大臣賞、農林水産大臣賞、経済産業大臣賞、国土交通大臣賞、環境大臣賞、スポーツ庁長官賞、日本経済団体連合会会長賞、日本学術会議会長賞、選考委員会特別賞
(内閣府ホームページより)
選考委員会特別賞
(大学の知の社会実装に向けて産学官等を繋ぐ人材・組織の取り組みへの表彰)
人に焦点をあてた交通科学への取り組み
新潟県警との連携は2016年からになります。
私たちの研究室は応用健康科学を基礎として、地域デザインに発展することを取り組みとしています。
応用健康科学の分野では、筋電図や動作解析から動きについて考えています。
また、研究で終わらせないために成果を社会に還元していくことをパッケージとしています。
それが社会デザインです。
人に焦点をあてて研究成果を地域に還元していくという私たちのポリシーを、新潟県警の皆さんからはよく理解してもらっての連携が始まりました。
健康教室と交通安全教室の同時開催
高齢者の交通死亡事故が多いことを社会課題として、連携することとなりました。
その当時のアイデアです。
同じ高齢者を対象として、健康教室があったり交通安全教室があったりしました。
どうせ同じ人を対象にするのなら、健康教室と交通安全教室を一緒に開催したら良いというのが、私たちの提案でした。私たちの提案を受け止めてもらった新潟県警交通安全企画課のみなさんとの活動が始まりました。
科学のチカラで交通事故を防ぐ
新潟県田上町の交差点
ここは見通しが良いにも関わらず交通事故の多い交差点です。どこを見てドライバーが運転をしているのかを視線カメラを用いて分析しました。
事故の多い交差点での特徴的な視線を捉えることができ、分析結果を県警と共有することぎできました。
その結果を基にして、県警からは対策を講じてもらい、前年度は9件だった事故が、0件となっています。
9年目となる活動
2024年5月10日、新潟県警察本部にて交通安全サポーターの任命式が催されました。
これで9年目となる取り組みです。
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