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「ものかき」はなぜ今、歌い始めたのか。



 お久しぶりです、狭井悠(Sai Haruka)です。

 突然ですが、ハードコアラップ、始めました。

 今回のコラムでは「なぜ今、歌い始めたのか」というお話と、3曲の楽曲をお届けしようと思います。

 わざわざこんな説明などしなくても、勝手に聴いてもらうのが音楽の自由さなのかもしれませんが、僕はこれまで長らく「ものかき」を自称してきたため、ものかきとしての僕を知る方は「そもそも音楽やってたの?」「なんで今になってラップ?」「ハードコアってどういうこと?」など、きっと疑問を持っているだろうなと。

 ちょっと自分の中での整理の意味も込めて、順を追って書いていきます。

 実は、僕の人生の中で、長く眠らせていた「音楽」の文脈があったのです。


ハードコアバンドに明け暮れ、音楽が好きだった過去


 僕は高校生の頃から大学生にかけて、ギターを弾いていました。本当にギターが好きで、当初はB'zの松本孝弘に憧れてギターを始めたのですが、イングヴェイ・マルムスティーンをYOUNG GUITARという雑誌の付録で聴いてから速弾きにはまってしまい、その後、パンテラスリップノットに出会い、ヘヴィミュージックの沼に足を踏み入れることになります。

 そして、僕が高校生の当時(2000年〜2002年くらい)は大阪でギャングスタなハードコアバンドが全盛期を迎えていました。

 STRAIGHT SAVAGE STYLEatmosfearEDGE OF SPIRITImmortalityなど、とにかく大阪にはタフガイで怖くていかついバンドがたくさんいました。ちなみに、今では大阪ハードコアの重鎮となっているSANDも、僕が高校生だった当時はまだ新しいバンドだったと記憶しています。

 名古屋・東海ではヒップホップも含めたギャングスタ文化があり、CARUSARIのようなラッパーも在籍している異色のハードコアバンドや、DYING RACEDEAD-REFORCEBEYOND HATEといったマッチョなハードコアバンドまで多彩でした。

 東京にもNUMBSTATE CRAFTなどのニューヨークスタイルハードコアからニュースクールハードコアまでいろいろな種類のバンドがいて、それぞれが共存しているというよりも、どちらかといえば敵対し合いながら存在しているような、特殊な音楽シーンがあったのです。

 僕自身も当時はそのシーンの中にどっぷりとはまり、スキンヘッドにしてハードコアバンドのギターを弾いていた時期がありました。三重県の片田舎で、いかつい先輩たちの影に隠れながら、ゴリゴリとギターを弾いていました。ずいぶんと粋がっていた時代でもあります。幸いなことに喧嘩はほとんどありませんでしたが、飲酒、喫煙、その他(書けません笑)、一通り悪いことを覚えた時期でした。

 学校はいい加減に通いながら、大阪などにも遠征でライブをしに行ったり、サポートギターで参加した地元のバンドではEDGE OF SPIRITやImmortalityなどの有名なバンドと対バンさせていただいたり、とにかく毎日が楽しかったです。


高校生から大学、デスメタルにはまり、そして挫折する


 これ、初めて文面にするのですが、「デスメタルにはまり、そして挫折する」って、まるでデトロイト・メタル・シティの見出しみたいでなんか面白いですね(笑)。

 しかし、現実はそんなに面白いものではありませんでした。

 高校生で華々しいハードコアバンド活動を行い、京都の立命館大学へ進学。かなり音楽に入れ込んでいました。ただ、バンド内での音楽性の違いもその頃に激しいものになってきており、当時活動していた地元の先輩方と組んでいたバンドは解散することになります。

 そこから、立命館大学のサークル「ニューミュージック研究会」に入部して、いろいろとバンド活動をするのですが、そのあたりから自分のやりたい音楽が何なのかさっぱりわからなくなっていまいました。当時は完全にテクニカル思考になっており、プログレッシブデスメタル、メロディックデスメタル、ブルータルデスメタル、シンフォニックブラックメタルなど、とにかく速くて激しくて複雑で重たくて難しい音楽に憧れていました。気づけば、ジャンル名もどんどん長くなっていっていますね(笑)。

 この当時、聴いていたのは、DYING FETUSCRYPTOPSYemperorAnaal NathrakhNILEDEVOURMENTDISGORGE(Mexico)など(※youtubeにリンクしてありますが、DEVOURMENT、DISGORGEのジャケットは特にえぐいので閲覧注意)およそ人が日常的に長時間聴くような音楽ではないものも含めて好んでいました。今思うと、その頃からちょっとマトモな状態ではなかったのかもしれません。

 そして、超絶テクニカルな技巧を持つドラマーの方とバンドを組むことになるのですが、この時に徹底的に挫折することになります。

 この方は、ドラマーの腕が半端ないだけでなく、ギターも超絶技巧の方で、到底太刀打ちできないテクニックを持っていました。猛烈に難しい曲を作曲して持ち込んでくるため、自分のバンドの曲なのに弾けないという、それまでの自分では考えられない事態が起こり、僕は精神的に完全に参って、実質的にギターを投げ出し、バンドもクビになってしまいます。まさに、デスメタルにはまり、そして挫折したのです。

 僕の人生から、音楽を演奏するという楽しみが消えた瞬間でした。


 大学留年、就職、挫折の中で「ものかき」を始める

 
 その後の詳しい流れは割愛しますが、とにかく挫折の連続でした。

 雀荘と裏ビデオ屋のバイトばかりして、好きだった彼女とも別れ、大学に通わなかったために3年留年し(こうやって書くとほんまにいいことないな笑)、なんとか東京で就職をしたものの、就職先での人間関係がうまくいかずに2年半ほどで仕事をやめ、渋谷の円山町界隈で半年ほどブラブラしていた時期があります。

 その頃に、ふと「ものかき」を始めたのです。

 小さな、本当に小さな世界の物語を書き始めました。

 自分の身の回りのことや、自分が大切に思っている人たちのことを考えながら短編小説を十数本ほど書きました。すると、何者でもない僕のことを、認めてくれる人たちが現れたのです。何人かの人は、熱心に僕の文章を読んでくれ、僕はそこに生きる意味を見出していきました。その頃、長編にも挑戦し、読者になってくれる仲間とともに、初めて本腰を入れて「ものかき」をやりました。

 僕がその頃に出入りしていたのは、渋谷にあるバーを中心としたコミュニティでした。何人かの絵描きや歌うたいや表現者が集まり、互いのものつくりについて熱心に議論していました。そうした時間を通して、僕は少しずつ、「ものかき」としてのアイデンティティーを自分の中に持っていきます。

 しかし、僕の中には葛藤がありました。

 それは、自分が本当に好きなのは音楽なんだ、という葛藤です。

 周りは僕のことを「ものかき」だと思っているけれど、僕は本当は誰よりも音楽が好きなギタリストだったんだという想いが、ずっとありました。

 そんな葛藤があり、その他にもさまざまな葛藤が重なる苦しい時期でもありました。定職にもつかず、ブラブラと渋谷の円山町を歩いている自分には、本当に何もないなと思いました。仲間からの励ましの言葉も、自分の身を切られるようで苦しかったことを覚えています。

 誰も、自分の本当の苦しみをわかってはくれない。

 胸のうちには、吐き出したい想いがどんどん溜まっていく。

 僕は結局、誰にも本当の自分を認めてもらうことはできていないのだ。

 そして、そんな様々な葛藤が爆発するように、コミュニティにいる仲間と仲違いをしてしまいます。僕は今でも、当時のことを後悔しています。この頃のことを思い出すと、未だに胸が痛いです。

 仲違いをした人は、僕の書く「ものかき」をとても大事にしてくれた友人でした。

 相手は、今も僕のことをきっと許してはいないのだろうと思います。

 あるいは、もう覚えていないのかもしれない。わかりません。

 ただひとつだけ言えることは、僕はこの時に一生ものの大切な友人を失くしたということです。

 これからも「ものかき」として生き残っていくために、その事実だけは、目をそらさずに、ここに書き残しておきたい。


 時を経て、2社の転職、そしてフリーランスの仕事へ


 そのようなことが起こった後、僕は再就職し、2社の転職を繰り返します。

 1社目はライターの仕事でしたが、死ぬほど原稿を書かなければならない環境でした。占いサイトの記事を片っ端から更新しまくる仕事で、月に300時間ほど働くような異様な状態を2年半ほど続けました。

 そして、このままでは身体がもたないと思い、不思議なご縁で出会ったいかつい方にお世話になって、僕は会社をやめることになります。

 そこからしばらく、六本木から銀座の界隈で、かばんもち生活を半年ほど経験しました。

 この頃のことは、別途エッセイにまとめなければいけないと思っています。一言で語るにはサイドストーリーが多すぎるため、ここでは割愛します。(なんだか、さらさらと書いていると、本当にわけのわからない人生だなと我ながら思います。何が起こっているのか、さっぱりわからない笑)

 その後、かばんもちを卒業して表参道にある会社に入ります。そこからフリーランスライターになるまでの流れは、Storys.jpに書いた記事を読んでいただいたほうがわかりやすいかと思いますので、ここも割愛します。最後の転職先では、2年ほど勤めた後に会社をやめて、フリーランスライターになります。

 この頃に起きた出来事を端的に説明すると、身内の死を目の当たりにするという青天の霹靂があり、身体を壊して自分の人生を省みたときに、会社で組織人として生きるよりも、「ものかき」としての使命感を選ぶことにしたということです。

 そして、この後に僕は「ものかき」をやりつつ、「ハードコアラップ」を始めることを決意します。


言いたいことをいい加減、言わしてもらうぞということ


 僕が「ハードコアラップ」を始めたきっかけは、「言いたいことをいい加減、言わしてもらうぞ」と思ったからです。

 僕の人生はこれまで、負けっぱなしでした。

 とにかく思うようにいかず、自分の中に消化できない想いを抱え、馬鹿にされたり、からかわれたりしながら、なんとかここまで生きてきました。

 それは、当時の自分に経験がなく、スキルがなく、腕力がなく、自信がなかったからです。

 しかし、今は違う。

 今の僕は僕なりに生きていて、それを応援してくださる方々にも恵まれ、僕個人を指名してもらって仕事をいただき、心身を鍛えながらフリーランスライターとして生活をしています。

 僕はもう、誰かにコキ使われるような人間ではないし、仕事をしたいと思える人たちと仕事をし、自分の意志で人生の道を切り開いていこうとする人間です。

 そんな尖った想いを、どうすれば気持ちよくかたちにできるかと思案した末にたどり着いたのが、「ハードコアラップ」だったということです。僕の中で今まで挫折のシンボルでしかなかった音楽というツールが「ものかき」という新しいツールと化学反応を起こして生まれたのが、今の僕の音楽だと思っています。

 僕がやろうとしている音楽は、過去にやっていたどの音楽とも形式が違います。今、僕がやろうとしているのは、厳密には音楽ではなく、「言霊を飛ばすこと」です。トラックなんて、別になんだっていい。水の音や、風の音だってかまわない。僕がここにいて、いかに生き、そして考えているかということを、世の中に解らすために、今の音楽はあります。

 曲中で歌っていることは、仮想敵に対して、実生活で僕が感じたことです。

 ただ、曲中で歌っているようなことは、「ものかき」だけでは昇華しにくい内容でもあります。怒りや憤りといった、ネガティヴな力を持つ負の感情のエネルギーを「ものかき」で表現した場合、どうしようもなく扱いにくい、ネットリとしたゲテモノになります。そんなものは誰も読もうとはしない。僕はそれを避けたかったのです。

 そして、試行錯誤した結果、音楽に乗せることで、メッセージのアクみたいなものが取れて、さっぱり気持ちよく聴けるようになるという、目から鱗の発見がありました。

 僕にそれを教えてくれたのは、名古屋の伝説的なラッパー、TOKONA-Xの音源でした。奇しくも、TOKONA-Xは僕が高校生の頃、ハードコアバンドに夢中になっていた時に名古屋のスターダムにのし上がっていました。しかし、当時の僕はハードコアに夢中で、ラップなんて目もくれていませんでした。TOKONA-Xが26歳で死んで、13年も経ってから、そのメッセージは33歳の僕に届き、こんな表現方法もあるぜと教えてくれたのです。

 僕が尊敬しているラッパーにもう一人、THA BLUE HERBのBOSSがいます。この人のラップは大学生のときに聴いて衝撃を受けました。叙情的かつ哲学的で、まさに「ものかき」的な音楽だと思ったからです。ラップ文化から遠く離れたハードコアやデスメタルのような音楽をやっていた僕の耳と心と感性に、THA BLUE HERBのBOSSは現在までにつながる確かな伏線を張っていてくれたように感じています。

 いずれにせよ、僕は今、二本足で立ち、そして先達の轍を踏みながら、新たな表現を始めていこうとしています。

 3曲、紹介します。

 一曲ずつ解説のような文章をつけようと思っていましたが、ここまでのバックグラウンドを書けば、もう十分だということがなんとなくわかりました。渾身の3曲です。聴いてください。とにかく、ブチ上がってます。(※以下、画像をクリックしていただければyoutubeが立ち上がります。)


“FUCK THA PUPPET”

All song creative by Yusuke Murata a.k.a Sai Haruka

I’m a Japanese freelance writer, guitarist, track maker & rapper.
Represent Japan, Mie , Tsu-city

《lyrics》

This is Sai Haruka
現代の役優婆塞
てめえらの嘘を全部暴いてやるよ
はじめるぞ?

YO

お前らに言いたいことがあるよ
いい加減我慢ならねえから聞きな
時代は共感?嘘くせえ奴ら
しゃらくせえから黙れよfuck off HA?

徒党組んでクリエーター気取り
女みてえに女々しい野郎ども
嫁さんいるのに抱いてる女
部室で喋ってろ下世話なトーク

ドープなノリなどひとつもなく
吐き気 催すほどセルアウト
いい歳こいて気にしてる見た目
豚足みてえな顔しやがって

いきがって金持ってくるな言うくせに
あとあと換算 銭勘定
だからおめえみてえなおっさんには
借りは作らねえ主義なんだ わかったか?
YOU KNOW

テメーのことだよ メディアパペット
あっちこっち踊らされペコペコヘコヘコ
本当は持ってるちっちぇ魂
殺されてチヤホヤされてろBITCH

テメーのことだよメディアパペット
あっちこっちケツばっか追いかけシコシコ
家でひとりでオナッてろ
また殺しちまうぜ?にぎりつぶす閑古鳥

お前らに言いたいことがあるよ
いい加減我慢ならねえから聞きな
ひとりで戦う?啖呵切る癖に
昔の代紋 未だに飯の種

昔勤めてたドコソコ
そこのネタ乗っかってコソコソ
てめーの売名のためにダシ取り
あげくものつくり?HA ふてえ野郎だな

部活みてえにまた同じ店
集まってグダグダくだまき
ガキみてえに演説息まき
てめえの人生マジで興味ねえ HA

てめえは腑抜け ふてえ野郎
てめえだけ不貞が許される?あ?まるでテッド・バンディ
いい加減 鞘に 収めろやその粗チン
脳たりん 気づけこのクソモラルハザードが

テメーのことだよ メディアパペット
あっちこっち踊らされペコペコヘコヘコ
本当は持ってるちっちぇ魂
殺されてチヤホヤされてろBITCH

テメーのことだよ メディアパペット
あっちこっちケツばっか追いかけシコシコ
家でひとりでオナッてろ
また殺しちまうぜ?にぎりつぶす閑古鳥

テメーのことだよ メディアパペット
あっちこっち踊らされペコペコヘコヘコ
本当は持ってるちっちぇ魂
殺されてチヤホヤされてろBITCH

テメーのことだよ メディアパペット
あっちこっちケツばっか追いかけシコシコ
家でひとりでオナッてろ
また殺しちまうぜ?にぎりつぶす閑古鳥

おう最後に言っとくぜ
この世は因果応報 てめえの黒い腹は
遅かれ早かれバレる きっとあのひとも気づいてるぜ
今のうちにたっぷり肥えときな

こっちは言葉の刀
研いで今向かってるからな
おう 覚悟しとけ BITCH
きっちり落とし前をつけてやる

fuck

(C) 2017 Sai Haruka


“It’s myself, It’s yourself”

All song creative by Yusuke Murata a.k.a Sai Haruka

I’m a Japanese freelance writer, guitarist, track maker & rapper.
Represent Japan, Mie , Tsu-city


《lyrics》

It’s myself
It’s yourself
It’s myself
It’s yourself

いつだって勝手
生きてりゃそうだ
やりたくねえこた
やらねえもんだ

信じていること
それだけしてたい
そうだよ
それのどこが悪い?HA

いつだって前には腹たつ奴ら
ペコペコ媚び売る必要はねーや
先輩ズラ?カッコつけがうるせえ
こっちは言霊紡ぐだけだYOU KNOW?

天に問う解
手に取る剣
天上に誓い
全知全能の神
許されることはひとつ

天に問う解
手に取る剣
天上に誓い
全知全能の神
てめえの命を生きろ

天に問う解
手に取る剣
天上に誓い
全知全能の神
己の使命を知れ

天に問う解
手に取る剣
天上に誓い
全知全能の神
目覚めるならば今

It’s myself
It’s yourself
It’s myself
It’s yourself

つまんねえからそこどけ
嘘つきはのさばらせねえ
七転び八起きの人生
輪廻転生の成果を見せる

いつまでも黙ってると思ってんじゃねえぞ
てめえのことはいつでもどこでもこっちはみてるぞ
本気も出さずにのうのうと生きていけるなんて思うな
明日が当然のことのようにあるわけがねえんだ

信じているものなんてあっという間に裏切る
期待なんて振り切れ それはお前のものじゃねえ
重要なのはお前がどう生きたいかっていうこと
他人なんて関係ねえ お前の意志を神は問うんだ

昨日も今日も明日もない そうこの瞬間だけがReal
自由も苦痛も焦りもない そうこの宇宙だけは続いていく
治療も持病も寿命もない そうこの魂だけが本物
粋がっていけ 生き抜いていけ 生き残っていけ いけしゃあしゃあと

It’s myself
It’s yourself
It’s myself
It’s yourself

(C) 2017 Sai Haruka


“what is your name?”

All song creative by Sai Haruka

I’m a Japanese freelance writer, guitarist, track maker & rapper.
Represent Japan, Mie , Tsu-city

 《lyrics》

This is Sai Haruka なんか文句あるか

いつまでも常識人ぶってんじゃねえぞ Motherfuckers
てめえがつまんねえのはわかってんだからな You know?

どえらい調子こいた物言い垂れとるみたいやなお前 Fuck You
心の奥底で誰かの不幸を笑う お前のクソみたいな顔が俺にははっきり見えるぞ

てめえ何様 わかったふり
器量度量ある? ほらまた吹くホラ

良い人ぶって 待ってる見返り
卑しさ全開 見えてるぞ魂胆

そんなん続けて 何が楽しい?
遭難続きで全身凍傷

そのうち朽ちてく儚い五体満足なうちにてめえやることあんだろ?

てめえで決めろ 肚から決めろ 誰にも媚びずに 自分で決めろ
てめえで決めろ 肚から決めろ 何処にも逃げずに 自分で選べ
てめえで決めろ 肚から決めろ いつでも見てるぞ 自分は自分
てめえで決めろ 肚から決めろ お前は誰だ? 自分で叫べ

what is your name?
名乗れ
what is your name?
名乗らんかいや
what is your name?
名乗れ
what is your name?
Motherfuckers!!

This is Sai Haruka なんか文句あるか

いい加減我慢の限界だこっちもよ Motherfuckers
てめえが裏で糸引いてんのは見え見えだ馬鹿 You know?

俺に何も伝えんちゅうのは一体どういうつもりだてめえは Fuck You
心の奥底でてめえのことだけ考える お前のクソみたいな顔が俺にははっきり見えるぞ

てめえ何様 あきらめ上手
昨日今日明日 ほらまた消えてく

良い人いない? 待ってるお見合い
腐ってる性根 消えてくぞ根性

そんなん続けて 何が楽しい?
そっぽ向かれて ぼっちの人生

そのうちなくなる儚い五体満足なうちにてめえやることあんだろ?

てめえで決めろ 肚から決めろ 誰にも媚びずに 自分で決めろ
てめえで決めろ 肚から決めろ 何処にも逃げずに 自分で選べ
てめえで決めろ 肚から決めろ いつでも見てるぞ 自分は自分
てめえで決めろ 肚から決めろ お前は誰だ? 自分で叫べ

what is your name?
名乗れ
what is your name?
名乗らんかいや
what is your name?
名乗れ
what is your name?
Motherfuckers!!

(C) 2017 Sai Haruka

 

 最後までチェックしていただき、ありがとうございました。


 ちなみに、以下のようなゆるい感じの動画配信もぼちぼちやっていこうと思っているので、こちらは生暖かい目で見守ってください。


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狭井悠(Sai Haruka)profile


三重県出身、立命館大学法学部卒。二十代後半から作家を目指して執筆活動を開始。現在、フリーランスライターを行いながら作家・日本語ラッパーとしての活動を行う。

STORYS.JPに掲載した記事

『突然の望まない「さよなら」から、あなたを守ることができるように。』

が「話題のSTORY」に選出。Yahoo!ニュースに掲載される。

▼Contact me
Twitter:https://twitter.com/muratassu
Portfolio:https://www.harukamurata.com/


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