村瀬正尊/MasatakaMurase

1981年生。(一社)エリア・イノベーション・アライアンス 理事、(株)マチヅクリ・ラ…

村瀬正尊/MasatakaMurase

1981年生。(一社)エリア・イノベーション・アライアンス 理事、(株)マチヅクリ・ラボラトリー 代表を務める。東京と栃木を往来しながら仕事をしています。毎週1本『AreaInnovationReview』に執筆記事をアップ中。

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  • AreaInnovationReview

    2012年7月にメールマガジンとして創刊した『AreaInnovationReview』。待望のnote版マガジンとなります。 全国各地のまち会社によるアライアンス団体である当社だからこそできる、現場発信の最新まちづくり情報、まちづくりニュースをピックアップした解説記事、経済分析、ケース紹介等旬なまちづくりトピックをお届けします。

最近の記事

【AIR】「労働供給制約社会」の到来を理解するためにレポート『未来予測2040 労働供給制約社会がやってくる』を読んでみよう

年々深刻化している「人手不足問題」。運転手不足が原因で路線バスが減便・廃止されたり、能登地震の現場では建設業界の人手不足で解体作業が進まなかったり、その影響はさまざまな業種で広がりを見せています。 ・バス運転手は「割に合わない」、人手不足で減便・廃止相次ぐ…残業規制が拍車 https://www.yomiuri.co.jp/national/20240416-OYT1T50227/ ・被災家屋、解体作業進まず 二次被害懸念、背景に人手不足―識者「工夫が必要」・能登地震 h

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    • 【AIR】地域資源を活かしたアドベンチャーツーリズムの可能性

      観光庁の「訪日外国人の消費動向 2023年次報告書」によると、訪日外国人旅行者が訪日前に最も期待していたことに関する調査結果を見ると、1位の日本食を食べ ること(36.0%)、に次いで自然・景勝地観光(11.5%)が2位となっています。 ・観光庁 訪日外国人の消費動向 https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001742979.pdf 私たち日本人も海外に行く際に、世界的に有名な観光地として各国を代表する都市を訪れる他に、自然観光地

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      • 【AIR】物を大切に使い続ける文化を醸成する「リペアカフェ」で地域コミュニティも育む

        皆さん、「リペアカフェ」ってご存知でしょうか?「リペアカフェ」の発祥と言われているのがオランダのようでして、壊れたモノを修理したい人、修理技術を学びたい人が集い、修理の技術を楽しみながら共有していこうという地域内のコミュニティです。 ・REPAIR CAFE https://www.repaircafe.org/ 始まりのルーツは、オランダ在住で環境ジャーナリストをしている女性が、モノを作って、使って、捨てる、という大量生産・大量消費型の社会のあり方に対する代替案として、

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        • 【AIR】再熱したライドシェア議論その後、4月より日本版ライドシェア開始に

          コロナ禍も落ち着き、通勤通学等日常生活での移動やインバウンドの急激な回復での需要増大、観光地・地方でのタクシー運転手不足等を背景にした供給不足。この需給ギャップが非常に顕著となったことから昨年より議論が再熱し始めた「ライドシェア」。 そして昨年12月20日に開催された政府の「デジタル行財政改革会議」にて中間のとりまとめ案が出され、その中でライドシェアに関して大きく取り上げられたことから日本でも海外のようなライドシェアへと大きく進むかと思われました。 しかし蓋を開けてみると

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          【AIR】国境を越えたワーケーションの後押しになるか日本でも「デジタルノマドビザ」開始

          スマホやタブレット端末、ノートパソコン等を使いながら、ネット環境さえ整っていれば特定の場所に拘束されることなく、世界中どこからでも仕事ができる人々を「デジタルノマドワーカー」としてメディア等が特集するようになったのが確か2010年頃からだったと思います。当時、そんな新しい働き方をするアイコン的存在として高城剛氏や安藤美冬氏が紹介されていた記憶があります。 2010年から14年が経過し、その間にコロナ禍があったことで全世界的にリモートワークを含めた多様な働き方を社会的に許容す

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          【AIR】「まち・ひと・しごと創生法」施行から10年、「二地域居住促進法」が成立

          地方が直面している人口の急激な減少、超高齢化社会への突入という大きな課題に対して東京一極集中を是正し地方の活性化を図ろうと2014年に「まち・ひと・しごと創生法」が施行され、官民問わず様々なセクターで地方創生が謳われるようになってから10年が経過しました。 その中で地域振興策の一つとして再び注目を集めるようになったのが「二拠点生活」や「多拠点生活」ですよね。 もともと仕事は東京、オフは地方に滞在し自然豊かな環境で長期休暇を過ごすといった似たようなライフスタイル自体は昭和の

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          【AIR】芳賀宇都宮LRT、総利用者数が早くも300万人突破

          昨年8月に全国初で全線新設として開業した芳賀・宇都宮LRT(以下「LRT」)は、開業から8ヶ月経過し当初の需要予測を上回り順調に利用者数を伸ばしてきており、地元紙の下野新聞では1ヶ月あたりの利用者数が直近の4月に最多を記録したと報じられています。 ・LRT利用者が月別最多を記録 4月に42万1613人、開業直後の特需超え 「新生活」需要か https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/895401 また下記の日本経済新聞の記事では、開業か

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          【AIR】芳賀宇都宮LRT、総利用者数が早くも300万人突破

          【AIR】単月での訪日客数初の300万人台突破、円安追い風に観光消費額増にも結びつく

          ゴールデウィーク各地へお出かけの途中のターミナル駅で訪日外国人旅行者の姿を目にし、コロナ禍前よりもその数が増えたのではと感じられている方もいらっしゃるかと思います。 その感覚は正しいようで、先月17日に日本政府観光局が2024年3月の訪日外国人数(推計値)を発表しました。発表によると、3月の訪日外国人数は、3,081,600人となり、前年同月比では 69.5%増、2019 年同月比では 11.6%増となったそう。 単月で300万人台を突破するのは初めてだそうで、1ヶ月あた

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          【AIR】厚生労働省がサウナに関する許可事務の運用状況通知を発出〜アウトドアサウナ促進の後押しにも期待〜

          いよいよ今年のゴールデンウィーク前半がスタートし、天候に恵まれたのも相まってキャンプにお出かけされた方も多いのではないでしょうか。最近では昨今のサウナ人気を受けキャンプ場やグランピング施設、川や湖等の水辺といった屋外でもサウナを楽しめる「アウトドアサウナ」も増えてきています。 ・湖が水風呂のサウナ施設・キャンプ場一覧 https://sauna-ikitai.com/has_lake ・「川床」にサウナ完成でお披露目 長門湯本温泉 https://www3.nhk.or.

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          【AIR】九州地方の注目再開発情報(4)

          2024年の注目再開発情報をテーマに日本列島縦断的に連載してきておりましたがいよいよ今回で最終回です。最後にピックアップするのは、九州地方の鹿児島、沖縄です。再開発にご関心のある方向けにの参考になれば幸いです。 7.鹿児島【鹿児島】JR鹿児島中央駅西口周辺 鹿児島市において鹿児島中央駅前周辺は重点的に再開発が推進されているエリアの1つです。2021年にはJR鹿児島中央駅東口側に地上24階・地下1階建ての「鹿児島中央タワー」が開業。2023年には西口側に「JR鹿児島中央ビル

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          【AIR】九州地方の注目再開発情報(4)

          【AIR】九州地方の注目再開発情報(3)

          2024年の注目再開発情報をテーマに連載してきております。今回は九州地方の熊本、大分、宮崎からピックアップしてまいります。再開発にご関心のある方向けにの参考になれば幸いです。 4.熊本【熊本】熊本市役所本庁舎建て替え 2016年に発生した熊本地震後、耐震不足が指摘されていた熊本市役所本庁舎ですが、いよいよ建て替えの動きが本格化してきています。 建設・設計費、解体費を合わせた事業費は、概算で470億円。建て替え先の候補地として、現在の本庁舎がある手取本町、日本郵便九州支社

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          【AIR】九州地方の注目再開発情報(3)

          【AIR】九州地方の注目再開発情報(2)

          2024年の注目再開発情報をテーマに連載してきております。今回は九州地方の佐賀、長崎からピックアップしてまいります。再開発にご関心のある方向けにの参考になれば幸いです。 2.佐賀【佐賀】百貨店「佐賀玉屋」本館建て替え 佐賀市の中心部にある老舗百貨店「佐賀玉屋」。経営不振から昨年12月に京都府の不動産事業等を展開する株式会社さくらがスポンサー企業となり事業を承継しました。 その後、今年に入り、本館を建て替えし、1〜4階は佐賀玉屋の百貨店、5階以上はホテル、テナントで構成す

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          【AIR】九州地方の注目再開発情報(2)

          【AIR】九州地方の注目再開発情報(1)

          2024年の注目再開発情報をテーマに連載してきております。今回は九州地方で再開発情報満載の福岡からピックアップしてまいります。再開発にご関心のある方向けにの参考になれば幸いです。 1.福岡【福岡】(仮称)天神1-7計画 福岡市は2015年から「天神ビッグバン」構想を掲げ、航空法の高さ制限緩和や市独自の容積率緩和制度を設け、福岡の中心部、天神エリアの都市機能を大きくアップデートすべく官民挙げて投資が進んできています。 「(仮称)天神1-7計画」もその「天神ビッグバン」の中

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          【AIR】九州地方の注目再開発情報(1)

          【AIR】中国・四国地方の注目再開発情報(2)

          2024年の注目再開発情報をテーマに連載してきております。今回は中国・四国地方の山口、香川、徳島、愛媛、高知からピックアップしてまいります。再開発にご関心のある方向けにの参考になれば幸いです。 5.山口【山口】新山口駅北地区市街地再開発事業 山口市が再整備や再開発に力を注いできているJR新山口駅北地区。2021年に約110億円をかけ山口市産業交流拠点施設「KDDI維新ホール」を整備しオープンしました。 そして現在、同地区では昨年より新山口駅北地区市街地再開発事業の工事が

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          【AIR】中国・四国地方の注目再開発情報(2)

          【AIR】中国・四国地方の注目再開発情報(1)

          2024年の注目再開発情報をテーマに連載してきております。今回は中国・四国地方の岡山、広島、鳥取、島根からピックアップしてまいります。再開発にご関心のある方向けにの参考になれば幸いです。 1.岡山【岡山】岡山市駅前町一丁目2番3番4番地区市街地再開発事業 岡山の玄関口であるJR岡山駅の東口では「岡山市駅前町一丁目2番3番4番地区市街地再開発事業」が、野村不動産とJR西日本不動産開発が参加組合員となり進められています。 ・岡山市駅前町一丁目2番3番4番地区第一種市街地再開

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          【AIR】中国・四国地方の注目再開発情報(1)

          【AIR】関西の注目再開発情報(2)

          2024年の注目再開発情報をテーマに連載してきております。今回は関西の京都、兵庫、滋賀の3県からピックアップしてまいります。再開発にご関心のある方向けにの参考になれば幸いです。 4.京都【京都】京都中央郵便局建て替え 日本郵便とJR西日本グループの京都駅ビル開発が、JR京都駅前の京都中央郵便局の建て替えを検討していると2021年に報じられています。 ・京都中央郵便局の建て替え検討 14階建て複合ビルに https://www.sankei.com/article/202

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          【AIR】関西の注目再開発情報(2)