【AIR】「ハラカド」が試みる商業施設の新たなリーシングと稼ぎ方
東京都心でも注目の商業施設が今年4月に誕生しました。場所は都心の一等地である表参道と明治通りが交差する神宮前交差点です。東急不動産と東京地下鉄が共同事業者として再開発を手掛け開業したのがプラザ原宿「ハラカド」です。そろそろオープンから落ち着いた頃だろうと思い訪れてみました。
・東急プラザ原宿「ハラカド」4 月 17 日に開業決定
https://www.tokyu-land.co.jp/news/uploads/bf4751737eea147feff723b8d63ee7516a1cae1e.pdf
建築設計は日建設計、施工は清水建設が担当し、ガラスのオブジェのような外装の間から緑が覗く特徴的なデザインを建築家の平田晃久氏が担当。地上7階・地下1階、延床面積約1.994万㎡に75店舗が集まっています。
しかも地下1階には高円寺にある老舗銭湯「小杉湯」が入っており、施設開業に向けて取り組む模様がTV番組の「ガイアの夜明け」で取り上げられたことでも注目が集まっています。
建物が立地する原宿・神宮前交差点には、かつて1960年代に「原宿セントラルアパート」があり、カメラマン、デザイナー、コピーライター等、当時を代表するクリエイターたちが集まる拠点のようになっていたという逸話があります。こうした新しいモノ・コトを創造し、今も生み出し続けてきているという原宿・神宮前エリアがもつ場所のストーリー性を商業施設のコンセプトに据え、「新しい体験価値を享受できる場所「創造施設」」として打ち出しています。
「創造施設」としての「ハラカド」の中心的位置づけとなっているフロアーが 3 階で「クリエイターズプラットフォー ム」というテーマのもとリーシングがされていました。
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