【AIR】芳賀・宇都宮LRT、開業初年度から黒字を達成
路面電車としては75年ぶり、全線新設LRTとしては国内初となる「芳賀・宇都宮LRT」が昨年8月26日に開業。来月には開業1周年を迎えます。そして先日、運行を担っている宇都宮ライトレール株式会社の開業初年度の決算について報じられていました。
・宇都宮ライトレール 初年度黒字5700万円 23年度決算 開業7カ月で想定の3倍
https://www.tokyo-np.co.jp/article/332074
上記の東京新聞の記事の情報源になっている宇都宮ライトレール株式会社が公表している2023年度決算の概要を見ると次の通りです。
・宇都宮ライトレール株式会社 2023年度決算(概要)について
https://www.miyarail.co.jp/cms/wp-content/themes/miyarail/pdf/report_2024.pdf?202406
【2023年度決算概要】
・運賃収入等による鉄道事業収益:7億3916万円
・広告事業や公式グッズ販売等の運輸事業外収益:5534万円
(収益合計)7億9451万円
(経常利益)8,361万円
(当期純利益)5,697万円
開業前の当初計画は5億円程の鉄道事業収益を得て、約1,900万円程の黒字という計画からすると、想定の3倍かつ開業初年度からの黒字達成ということになります。
開業前の計画からの上伸び要因でやはり大きいのが昨年の開業から順調に利用者数を積み重ねてきていることです。2023年度は計画の想定から利用者数が2割程上回り運賃収入の好調に繋がっています。全国から鉄道ファンが訪れていたり、宇都宮を訪れた際のついで乗車等、やはり開業ボーナス期の話題性は大きく運賃収入の伸びに寄与しているようです。
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