むらさき@不登校研究

小中不登校で社会福祉士・精神保健福祉士で精神障害者🔻大学院博士課程で「不登校児の健康支…

むらさき@不登校研究

小中不登校で社会福祉士・精神保健福祉士で精神障害者🔻大学院博士課程で「不登校児の健康支援」を研究中🔻兄:元不登校・自閉症、弟:中度知的障害🔻LGBT(Q) 性別ない系ノンバイナリー。三枝まり、旧姓石田まり。

最近の記事

自己紹介-第二版

第一版 この自己紹介を書いてから4年以上経過したので、改めて近況を含めた自己紹介を書きます。 現在29歳、社会福祉士・精神保健福祉士、非常勤講師、個人事業主。 29歳まで生き延びてしまったのがびっくりだぜ。 大きな変化としては 不登校支援活動を事業化した 博士課程に入院した 精神障害者手帳を取得し障害年金の受給を開始した 結婚した 地元・福岡県に戻ってきた あたりだろうか。 不登校支援活動を事業化した2019年~後輩たちとのシェアハウス(一軒家)を活用して

    • 【悪手で逆効果】車椅子ユーザーの映画館利用炎上について【対話の重要性・理想と現実】

      久々にnoteを書きます、社会福祉士で精神障害者のむらさきです。 車椅子インフルエンサー・中嶋涼子さんのポストが発端となった炎上・バッシング。 私の意見を書きます。 結論から書くと、インフルエンサーを自認する中嶋さんが「該当映画館との対話を経ずに」「SNSに店名を晒したこと」は、悪手だなと思います。中嶋さんの理念や目的には賛同するけれども、やり方がよくない。 動画で観たい方はこちらからどうぞ。(内容はほぼ同じ) (福祉職者なんだから中嶋さんの味方をしろって? 私は「相手

      • トランス女性への「素朴な排除」「素朴な偏見」に向き合う:「女性の安全が脅かされる説」に思うこと

        最近、影響力の大きい芸能人からもこういった発信が相次いでいる。橋本愛さん、おかもとまりさんなど。 過激な反トランス思想とまではいかない。「反トランス」「思想」とまではいかない。 「ほんのりとした排除」「ほんのりとした偏見」。 こういった意見を、私はすごく「素朴」だと感じる。 トランスジェンダーの人々が、日々どれだけ苦悩し、工夫し、シスジェンダーの人々に気を遣い、生活しているのか。 どれだけの時間を多目的トイレの待ち時間に費やし、内風呂のある宿を探し求めているか。 どんな風

        • 【精神科】自力で障害年金を請求するポイント【診断書】【遡及請求】

          前回の記事では、未成年のお子さんがメンタル面の不調で病院にかかる場合の、将来に向けて備えるべきポイントについて解説しました。 この記事では、いよいよ障害年金を請求する方へ向けて、自力申請で審査を通すコツをお伝えします。 その前に、そもそもどのような人が精神疾患で障害年金を受給できるかというと… がっつり継続的に働くことができない 1人暮らしができない(家事などがままならない) 外出することが難しい 対人関係が不安定 このような状況にある場合、障害年金(基礎年金2

          ¥1,000

          お金で損しない!「子どもがメンタル不調で病院に」将来に備えた3つのポイント【障害年金】

          20歳未満の未成年のお子さんが、メンタルの不調によって病院にかかる場合、将来損しないために絶対に押さえて欲しいポイントをご紹介します。 「子ども時代の体調不良が長引き、大人になって精神障害の障害年金を請求することになった」ときに備えるためのポイントです。 今は軽症でも、大人になって労働や日常生活が困難になり、障害年金を請求する可能性は誰にでもあります。 障害年金は、生活費の足しになる重要な収入源です。 この記事では、子ども時代に発病した人を対象とする「障害基礎年金」の申請

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          おうちで過ごす不登校におすすめのアプリ・ガジェット3選

          不登校の子どもにおすすめのアプリ・ガジェットを紹介します! 感情日記と共感のセルフケアアプリ「Feelyou」 体調や気分の波を記録できる、Twitter風アプリです。 7段階の調子(最低・ひどい・よくない・まあまあ・いい感じ・すばしい・最高)を選択して、その時の気持ちなどを入力して投稿します。 自分の投稿は公開することもでき、いいねやコメント機能もあります。 ログを見ると「ポジティブな日数」「平常な日数」「ポジティブな日数」が自動でカウントされているので、自分の調子の

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          精神科訪問看護のススメ~特徴と利用開始手続きの流れ~

          精神科訪問看護って、マイナーで、あまりなじみがないですよね。 実際に訪問看護を受けている双極性障害の筆者が、精神科訪問看護について解説します。 精神科訪問看護とは? 精神科訪問看護は、最大週3回、看護師さんが自宅まで来てくれる医療サービスです! 訪問の頻度は、自分の希望で決められますし、看護師さんと相談して決めることも可能です♪ 看護師さんは何をしてくれるの? 主に ・血圧、体温、血中酸素飽和濃度の測定 ・体調の確認 (服薬状況、睡眠、メンタルについてなど) ・

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          【どうしよう??知的障害者のワクチン接種と自己決定】

          弟は体重20kg台しかない、いわゆる小人症。中度知的障害がある。 姉なりにコロナワクチンと小人症や低体重に関する海外文献を読んだり相談窓口に電話したりして、現時点では安全性を確認できるデータが無い、という結論に達した。 ワクチン接種のタイミングは、弟本人に訊くと「どうでもいい🥱」 では「小人症や子どもの治験結果が出るまで、ワクチン接種は見送ろう」ということで、弟と同意…… のはずが、「作業所から集団接種のお知らせが来たよ。どうしよう?」と弟からLINE。 ビデオ通話をし

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          精神科入院って実際どうなん?:精神保健福祉士が精神科に入院してみた

          1.はじめに「精神保健福祉士」とは、精神障害を持つ人々への福祉的支援を専門とする国家資格です。 ちなみに筆者は、より広範的な福祉資格である「社会福祉士」も持ってます。 なんなら社会福祉学の修士号を持っており、博士号を取得予定です。 研究テーマは「不登校の子ども達への健康支援」であり、精神保健領域を含みます。 そんな福祉界ずぶずぶな筆者(26)が、このたび〈患者として〉精神科に任意入院いたしました。 ので、知識と実体験に基づいたレポを書いてみよう~という次第です。 ぶっちゃ

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          精神科入院にはコレを持って行け!入院経験者の持ちものリスト

          初めての精神科入院…不安なことがたくさんありますよね。 精神病院というとなんだか身構えてしまうかもしれませんが、多くの場合 ●持ち込み不可なものがある ●入院環境や入院期間が入院するまで明確に分からない ●点滴や手術はないので動き回れる という点以外は、一般的な入院準備と大きくは変わらないと考えてください。 この記事では、精神科病院の入院に必要な持ちものなどを紹介します(*^^*) 精神科でなく一般病棟に入院される精神疾患・障害のある方も、ぜひ参考にされてください。 1

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          精神科入院のポイント【準備~退院】:精神保健福祉士が精神科に入院してみた

          精神科入院が初めての方に向けて、入院前~退院のポイントをまとめました。●入院前の準備編 …どれも必須ではありません、できればで大丈夫です(*^^*) ・絶対に必要なもの(お薬手帳など)と持込不可物品を、病院のホームページや電話で確認しておく *持ちものはこちらのリストも参考にされてください^^ https://note.com/murasakinote/n/nc07295895857 ・通っている病院や最近受けた身体検査を、入院先へすべて伝える(精神科以外も含む) …自

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          日記後編:精神保健福祉士が精神科に入院してみた

          5.呪縛と解放の入院生活 前回の件は、その後勇気を出して看護師さんに率直な気持ちを伝え、もやもやを引きずらずに済んだ。ありがたや。 最初の3日ほどは相部屋がしんどすぎて「差額料を払ってでも個室に移りたい(;_;)」と泣いていたけれど、入院して4日ほど経つと、入院生活にもだいぶん慣れて心も落ち着いてきた。 環境の変化に弱いと思っていたが、意外と順応性あるじゃん、自分。 (とは言え、やはりいろいろあって部屋は変えてもらった。) 病院では、なるべくスマホを触らないように気をつ

          日記後編:精神保健福祉士が精神科に入院してみた

          日記前編:精神保健福祉士が精神科に入院してみた

          「精神保健福祉士」とは、精神障害を持つ人々への福祉的支援を専門とする国家資格です。 ちなみに筆者は、より広範的な福祉資格である「社会福祉士」も持ってます。 なんなら社会福祉学の修士号を持っており、博士号を取得予定です。 研究テーマは「不登校の子ども達への健康支援」であり、精神保健領域を含みます。 そんな福祉界ずぶずぶな筆者(26)が、このたび〈患者として〉精神科急性期病棟に入院いたしました。 ので、日記的レポを書いてみようという次第です。 *もちろん、他の患者さんのプラバシ

          日記前編:精神保健福祉士が精神科に入院してみた

          元不登校、不登校症状に悩まされるの巻〜心因性発熱・腹痛

          微熱が続く。お腹が痛い。頭も痛い。体がだるい。 お風呂に入るのもめんどくさい。 一日中パジャマで、一日中寝ている。 子どもの話じゃないです。 26歳、成人、自分の話です。 不登校開始(9歳)から17年。 不登校終了(16歳)から10年。 現在は、、 大学院の博士課程に在学中 兼、所属研究室の非常勤研究員(週3勤務) 兼、不登校専門家庭教師 めざすは、不登校を専門とする研究者。 幸い研究支援金も支給されることが決まり、研究活動に邁進して… 邁進して…まいしん… 研究室

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          『不登校経験者』として取材を受け語ることについて:求められる「わかりやすい成功者」、描かれる「逆転成功物語」

          「学校のせいで」 不登校を経験せざるを得なかった 「にも関わらず」 逆境に負けず、のし上がり、 大学・大学院に進学した 「逆転成功物語」 時折マスメディアの方に取材をしていただくことがあります。 その際、上記のような、わかりやすくキャッチ―なサクセスストーリーを求められることがあります。 僕は上記のようなストーリーに非常に違和感・抵抗感があるのですが、 (学校など特定の何かを「悪者扱い」にする違和感、世間に納得される「不登校の原因」を語らなければならない違和感、不登校時代

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          多重人格者と同居した話

          シェアハウスの同居人が多重人格(解離性同一性障害)だった話を書きます。 解離(カイリ)は、精神医学的に認められている現象ですが、 「多重人格なんて、どうせ演技でしょ。」 と信じてもらえず、理解を得づらい現状があります。 少しでも理解の助けになればと思い、可能な範囲で体験を書き残しておきます。 ~~~~~~~~~~~~ 前触れはあった。 よく"倒れる"子だった。 リビングで、キッチンで、突然バタンと倒れる。 声をかけても、応答がない。 目は開いているものの、まった

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